東宝シネマズ二条にて鑑賞。いやあフランシス・マクドーマンドがなんと言っても凄かった。個人的にはこのミルドレッド・ヘイズという女性は嫌なタイプでしたが。その役柄をマクドーマンド、見事に演じていましたね。
ミルドレッドの気持ちは確かによくわかるのだけれど、事件が解決しないことで腹が立ち。大きな看板に個人的な中傷するのはどうかと思う。
中傷されるのは署長のウィロビー。人間的にはとても良い人だけに・・・・。それゆえにミルドレッドが被害者なんだけど、分からちんの嫌なおばちゃんに見える。
ウィロビーにはウディ・ハレルソン ほんまに寛容で人格者やなあと。。。。こういうひとに限って持病があってお気の毒な運命に立たされる。
一方部下のディクソンは差別主義者でどうにもならない奴、その上にマザコンときている。
ディクソンにはサム・ロックウェル
広告の看板を請け負った会社のレッドをぼこぼこにしたり、もちろんミルドレッドにも暴言を吐いたりと。まあ気持ちはわからないわけではないけどね。暴力はいけません!
そんなディクソンのことを署長ウィロビーはいいところもあると唯一褒める。ほんまに良い人だわ!
あらすじ(allcinemaより)
アメリカ、ミズーリ州の田舎町エビング。ある日、道路脇に立つ3枚の立て看板に、地元警察への辛辣な抗議メッセージが出現する。それは、娘を殺されたミルドレッド・ヘイズが、7ヵ月たっても一向に進展しない捜査に業を煮やして掲げたものだった。名指しされた署長のウィロビーは困惑しながらも冷静に理解を得ようとする一方、部下のディクソン巡査はミルドレッドへの怒りを露わにする。さらに署長を敬愛する町の人々も広告に憤慨し、掲載を取り止めるようミルドレッドに忠告するのだったが…。
ミルドレッドはとにかく自分の身内に何か起こるとそれに対して怒りをあらわにするらしく、、、、。息子への学校でのいじめにも自ら立ち向かうという凄い家族愛の強い人間。気持ちは分かるけどちょっと異常かもしれないね。それゆえに娘をレイプされ殺されたことに対してはそりゃ凄い思いはあるのは理解できる。しかし怒りを行動に起こすのはいかがなものか?憎しみを憎しみで返すのはやはりちょっと行きすぎのようにも。
息子への嫌がらせにも暴力で・・・・。ダメ!それはいけないよ!
結局のところ、署長ウィロビーはこの事件を解決するまでに、患っている病気を苦に自殺。ミルドレッドが訴える事件は迷宮いり?のような感じに。とも思っていたら後半で思わぬ展開となる。苦虫をかみつぶしていたミルドレッドには唯一の希望が見えてくるんだけどね。
そのきっかけを作ったのが警察をクビとなったディクソン 後半のディクソンは中々良かった!火だるまになって大けがするという目にもあったけど。ミルドレッドの良き理解者となり彼女を助けるということに。
ラストのミルドレッドは嫌な女から、ごく普通の女に変貌していた。う~ん良かった。
解説(allcinemaより)
「ファーゴ」のフランシス・マクドーマンドが娘を殺された母親の怒りと悲しみを体現して絶賛された衝撃のサスペンス・ドラマ。アメリカの田舎町を舞台に、主人公がいつまでも犯人を捕まえられない警察に怒りの看板広告を掲げたことをきっかけに、町の住人それぞれが抱える怒りや葛藤が剥き出しになっていくさまを、ダークなユーモアを織り交ぜつつ、予測不能のストーリー展開でスリリングに描き出す。共演はウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル。監督は「ヒットマンズ・レクイエム」「セブン・サイコパス」のマーティン・マクドナー。
メディア | 映画 |
上映時間 | 116分 |
製作国 | イギリス/アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(FOX) |
初公開年月 | 2018/02/01 |
ジャンル | ドラマ/サスペンス/コメディ |
映倫 | G |
オフィシャル・サイト
http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards/