銅版画制作の日々

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渇き(2014)

2014-07-12 | 映画:シネコン

 愛する娘は、バケモノでした。

東宝シネマズ二条にて鑑賞。この監督作品、「嫌われ松子の一生」、「告白」が好きでかなり期待していました。もちろんえぐくて凄い作品だとは思ったんですけど、何だか今一つ意味が分からなくて・・・・。釈然としない感じで観終えました。

それぞれの役者さん、迫真の演技で素晴らしいとは思います。役所広司さんもかなりはじけてましたね。汚い役どころでぶっちゃけ無茶苦茶なキャラでした。
娘加奈子役の小松菜奈さんはモデル出身らしいです。この子がバケモノキャラらしいですが、あまりそういう雰囲気は醸しだしていなかったな。もう少し毒気があるといいのかも・・・・。脇役陣がかなり凄いので、ちょっと目立たないような気もします。

中島監督作品初登場の妻夫木聡君はなかなかファニーフェィスの悪役がぴたりとはまっていましたね。飴玉しゃぶっていつもへらへらしているキャラが何ともいえず。


役所さん演じる藤島を甚振っていた。もちろん負けじと藤島もやり返すところは面白いんだけど・・・・。


出番少ないんですが遠藤那美役の二階堂ふみちゃんもオーラが出ていてインパクトありましたね。

という感じでそれぞれの脇役陣の凄さでもっていた作品なのではと。。。。釈然としないと先ほど書きましたが、要するにストーリー、色々時間軸が変わるのもあるのですが、誰が何をどうしてこうなったのかが分かりにくい。大筋はなんとなく理解出来たのですがね。

あらすじ(allcinemaより)

妻・桐子の不倫相手に対して傷害沙汰を起こし警察を追われ、妻とも別れて自暴自棄になった男、藤島昭和。ある日、桐子から娘の加奈子が失踪したとの連絡が入る。成績優秀で容姿端麗な学園のカリスマだった高校3年生の加奈子。そんな彼女が、何日も帰っていないというのだ。自ら捜索に乗り出した藤島は、娘の交友関係を辿っていくうちに、優等生だとばかり思っていた加奈子の意外な一面が次々と暴かれていき、自分が娘のことを何一つ知らなかったことに愕然とする。おまけに行く先々で常軌を逸した狂った奴らに遭遇し、自身の暴走にも歯止めが掛からなくなっていく藤島だったが…。

娘がドラッグややくざとの交流があったというのは確かに驚きですよね。しかも高校生がそんなことに手を染めているというのはショッキングですが。色々な人物が登場しすぎて何がなんなのか分からない?混乱させられる作品に仕上がっているような?もう少しまとまらないものかと思うのです。

ネタばれですが、結局娘加奈子はある人物の手によって殺されていたというものです。そのいきさつもなかなか繋がらないような感じで、、、、。

期待していたのですが、ちょっと肩すかし食っちゃったような感じです。あ!オダギリジョーも登場しましたが、何だかもったいない感じでした。

解説(allcinemaより)

「嫌われ松子の一生」「告白」の中島哲也監督が、深町秋生の第3回このミステリーがすごい!大賞受賞作『果てしなき渇き』を映画化した戦慄のバイオレンス・エンタテインメント。失踪した娘の行方を追う元刑事のロクデナシ親父が、次第に明らかとなる娘の裏の顔と闇の交友関係に翻弄され、狂気と怒りで大暴走していくさまを、スタイリッシュかつ過激な映像表現満載に描く。出演は父親役に役所広司、その娘役にモデル出身で本作が本格スクリーン・デビューとなる小松菜奈。

メディア 映画
上映時間 118分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2014/06/27
ジャンル サスペンス/ミステリー
映倫 R15+

オフィシャル・サイト
http://kawaki.gaga.ne.jp/

 

 

 

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