銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

千年の愉楽(2012)※レビュー短め

2013-04-06 | 映画:シネコン

好き度:=60点

京都シネマにて鑑賞。記事アップするかどうか考えていたんですが、とりあえず書くことに、、、。若松監督最後の作品ということで気になっていたので観て来ました。

原作はあの中上健次の短編小説らしいです。寺島しのぶさん、高良健吾君、高岡蒼佑君、染谷将太君と顔ぶれは豪華。そうそう佐野史郎さんも登場。

う~んなかなか難しいなあ。若手3人が色男役で女性を取り込みその果てに散って行くという何だかさみしいお話です。時代的にいえば昭和初期くらいなのでしょうか?よくわからないけど、ちょっと時代考証が現代ぽいところもあったりして、、、、。

 高良健吾君は確かに美男。

結婚しているのに他の女性に手を出すという役どころ。結局は相手の男性に殺されてしまうという役で。何だか太宰治の頃の小説に出て来る典型的な破滅型な男性ですね。まあ彼だから似合っている。

 高岡君演じる三好は美男というよりやんちゃって感じかな。
彼は結婚していませんが、いろんな女性に手を出すという役どころ。服装からいくとチンピラやくざですね。


染谷君演じる達男は寺島さん演じるおりゅうと出来てしまう。ただ出番は一番少なかった。

あらすじ(Movie Walkerより)

紀州のとある路地。ここで産婆をしてきたオリュウノオバ(寺島しのぶ)は最期の時を迎えている。オバの脳裏には、オバが誕生から死まで見つめ続けた男たちの姿が浮かんでいた。美貌を持ちながらもその美貌を呪うかのように女たちに身を沈めていった半蔵(高良健吾)。刹那に生き、自らの命を焼き尽くした三好(高岡蒼佑)。路地を離れ北の大地で一旗揚げようとするも夢破れた達男(染谷将太)。オバは自らの手で取り上げた彼らを見つめながら、あるがままに生きよと切に祈り続けた。オバの祈りは時空を超え、路地を流れていく……。


佐野さんは寺島さん演じるおりゅうの旦那役

どうこの作品を捉えるのかちょっと難しい気もしました。


井浦新も最初に登場。血みれ状態で誰だか分からなかった(笑)

何処となく不思議な世界観とでも言いましょうか。神話的ワールドという表現もされていましたがそういえばそうかもしれません。とりあえず感覚的に捉える作品あのかもしれません。

それにしても若松監督、あまりにも早すぎた気がします。

  

解説(allcinemaより)

2012年10月、突然の事故で惜しまれつつこの世を去った反骨の映画作家・若松孝二監督の遺作となるドラマ。中上健次の同名短編集を基に、とある小さな集落で宿命を背負って生まれた男たちの美しくも儚い命の輝きを神話的スケールで見つめる。

メディア 映画
上映時間 118分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(スコーレ=若松プロダクション)
初公開年月 2013/03/09
ジャンル ドラマ

 

オフィシャル・サイト
http://www.wakamatsukoji.org/sennennoyuraku/
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする