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銅版画制作の日々

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殺人犯(2009)*MURDERER

2010-07-18 | 映画:ミニシアター

 容疑者は自分自身。

インセプションが観る予定でしたが、先行上映はポイントが使えないそうで、1800円で鑑賞することしかできないということです。したがって今回は断念、23日までお預けすることになりました(涙)

ということで京都シネマにて本日から上映開始となった、「殺人犯」を鑑賞。香港映画は最近になって鑑賞するようになったので、主人公を演じるア―ロン・クォックが香港映画界の四天王の一人ということもまったく知りませんでした。どちらかと言えば、アジア系の俳優さんという感じではないような気もする方ですね。
このチラシに何か妙に惹きつけられました。面白そうな雰囲気がプンプンします。


冒頭からドスンと血まみれの男性が上から落下するシーンにはちょっとびっくりしました。そんな感じで幕が開くのでかなり期待度満々なわけです。ア―ロン演じるレンは警部、連続猟奇殺人事件を追っていたのですが、通報を受けたビルで何者かに襲われて気絶、、、、、。目覚めた時には襲われた以前の記憶を失っているという状態。

 


タイ警部の背中にはこれまでの殺人事件の被害者同様、背中に無数のドリルで開けた傷の穴があり、その穴から血を抜くというおぞましいものだ。

ストーリー

香港警察特捜班主席警部のレン・クォン(アーロン・クォック)は、出世も間近に控え、美しい妻のヘイオイ(チャン・チュンニン)と息子のチャイチャイ(タン・チェンヤッ)と幸せな生活を送っていた。彼は連続猟奇殺人事件を追っていたが、通報を受けて向かった高層アパートで何者かに襲われて気絶し、病院のベッドの上で意識を取り戻した時、数日間の記憶が抜け落ち、状況を理解できなくなっていた。彼に知らされたのは、一緒に向かった同僚のタイ警部(チェン・クアンタイ)が血まみれの姿で発見され、意識不明の重体だということだった。不審人物の目撃証言もなく、争った形跡と、タイの爪にレンの服の繊維が残っていたため、警察内部ではレンが犯人ではないかという声が上がる。

記憶の戻らないレンは捜査チームから外されるが、同僚で親友のクァイ(チョン・シウファイ)と事件を追い始める。自分が襲われた事件現場では浮浪者らしき男の記憶が僅かによみがえり、そして異臭のするポンプ室にたどり着く。そこには猿の死骸と血の付いた電気ドリルが放置され、鑑識の結果、そのドリルにはタイ警部の血痕が付着していた。
(このドリルが何とレンの使っているものと似ていることに気づくレン)

同時に、これまでの犯行現場はいずれもレンの自宅近くの破辺洲で、しかもレンの休みの日に起きていることもわかる。重要証拠が揃っていく中、やがて警察はレンを極めて怪しい人物としてクァイを監視役に任命する。マスコミはレンのことを書き立て、レンは記憶が戻らないことで自分が犯人ではないかと次第に疑心暗鬼に陥り、自宅で療養することになった。


異臭のする部屋に監禁されていた謎の女性は部屋を脱出した直後、トラックに引かれてしまう。彼女の背中にも同じようにドリルあけられた無数の穴が。そしてこの場所もレンの自宅から近い、、、、、。

まるでレンが犯人だと決まっているような状況証拠が次々と出てくるのがある意味、何か裏がありそうな?というのは見え見えなのだが。


わざわざレンの昔の写真を見せて、事件との関連性があるのだと教えるところも。ある意味面白い話かもしれませんね。
これで同僚クァイも益々レンを疑うわけである。


レンは自分ではなく、他に新犯人がいるということを目撃する。しかしそのことは、レンしかわからない。ある日、犯人を追いかけたら、息子に手をかけようとする薄汚い男を発見。息子を抱きしめる。
見ている私にはこの犯人らしき?男は本当に実在する人物なのか?と逆に疑ってしまう。それはレンが犯人に決まっているという勝手な私の観方かも。多分観客の人は皆そう思っているに違いないと。


ついに親友クァンにまで犯人扱いされる。2人はもみ合いとなる。

そして自宅でも事件と関係する証拠が残され、それに気づいたレンは混乱し、誰かの策略なのか、それとも自分の記憶の混乱なのか、そして家族にも危険が及ぶのではないかと、ノイローゼになっていく。そんな状況の中でまた新たな殺人事件が起こり、レンは狂気の淵へ追い込まれていく。犯人はレンなのか、それとも真犯人がいるのか?

まさにレンとともに見ている私たちも同じような観方になっていくのだろうね。

確かに衝撃的なクライマッスだが、、、、、。どうもあの息子が突然豹変して、声変りするのがどうもしっくりいかないんですよね。非常に違和感を感じてしまいました。
この物語の発想もなかなか良いですが。あの子供の声はせっかく衝撃的な結末が半減したと思います。まあ別の意味でびっくりな結末かもしれませんね。

解説(allcinemaさんより拝借)

連続猟奇殺人事件の捜査の過程で記憶を失い、いつしか無実を確信できないまま自分自身が容疑者となってしまう状況に追い込まれていく主人公の姿と、やがて明らかとなる驚愕の真相を描くサイコ・サスペンス。主演は「SPY_N」のアーロン・クォック。監督はこれがデビューのロイ・チョウ。

メディア 映画
上映時間 121分
製作国 香港
公開情報 劇場公開(ツイン)
初公開年月 2010/06/05
ジャンル サスペンス/犯罪/ミステリー
オフィシャル・サイト
http://www.murderer.jp/

 

 

 

Comments (3)
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