銅版画制作の日々

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ウォーター・ホース◎ケルト民族の伝説の生き物

2008-04-14 | 映画:シネコン

 世界に一匹しか存在しない?本当なのか・・・・・。

 

2月5日、「ヒトラーの贋札」鑑賞後、東宝シネマズ二条にて、この映画を鑑賞した。この日は連続鑑賞だったことをうっかり忘れていた。

 

ネッシー、ネス湖の謎の生き物は世界的にも有名なお話だが。ネス湖(ロッホ・ネス)はイギリスのスコットランド北部、ハイランド地方にあるイギリス最大の淡水湖。長さ約35km、幅約2kmの細長い湖。水深は最大230mという。凄い深い湖なんですね実際に目撃情報もあり(以下の5つです)

①1951年  背中の3つのコブを捉えた写真

②1955年  湖岸と比べて体長15mと推測される写真

③1960年  対岸に向かって泳ぐ写真

④1975年  ボストンの応用アカデミー研究チームが捉えた頭部の写真

⑤2007年  ジャンプしている映像

 

 

実はネッシーのことを、本当はウォーター・ホースと言うんですね。ネッシーは確か、随分後に名づけられたものですよね。日本の何処か忘れましたが、イッシーなんて呼ばれる生き物が湖にいるという話もありました。

それはケルト伝説に出て来る生き物。世界に一匹しか存在しないという。そしてこの世で最も珍しい生き物だと言われている。ウォーター・ホースは年老いると卵をひとつだけ産み、それが孵化する前に死んでしまう。だからウォーター・ホースの赤ちゃんは生まれたときからひとりぼっち

 

またこんな言い伝えも・・・・。昔、旅人が道に迷い途方に暮れて「これでもう最後だ~~」なんて言ったかどうかは知らないが。湖畔に現れた妖精“ウォーター・ホース”旅人はこの生き物が一夜にして成長することを知っていた。餌をやって、優しく言葉をかけて、「背中に乗せて湖を渡って欲しい」と頼んだ。そしてその後、旅人がどうなったか?それは誰も知らないーーー。

 

 

 

そんな伝説を元に、ディック・キング=スミスが作ったお話「おふろのなかからモンスター」原題:ウォーター・ホースがこの映画の原作本なのです。彼は映画「ベイブ」の原作者としても知られています。

 

お話

 

いつもひとりぼっちのアンガス(アレックス・エテル)、時は第二次世界大戦中、アンガスは戦地にいったまま音信不通の父の帰りを待っていた。スコットランドの村で母アン(エミリー・ワトソン)と姉カースティンの3人暮らし。大好きな父がいない寂しさは誰にも埋めることは出来ない

 

ある日、アンガスはネス湖で大きな石のような塊を見つけて、こっそり持ち帰る。

 

父との思い出の詰まった作業小屋で、丁寧に洗ってみると貝に覆われたその中身は青く光る不思議な卵ようだった。

そしてその卵は割れて、中から今まで見たことがない生き物が恐る恐るアンガスは手から食べ物を与える。優しく傷の手当をしたこともあってか?アンガスを親だと思っているようで、生き物はすぐになつく。

名前を「クルーソー」と名づけた。

 

次々と邪魔者が、アンガスの家にやって来るクルーソーだけではなく、今度はイギリス兵が押し寄せる

ハミルトン大尉(デヴィッド・モリッシー)をはじめとする将校たちの宿舎にするというのだというのも、ネス湖と通じる海にナチスの潜水艦が出没するのが目的らしい

 

クルーソーのことがばれないか?気が気でないアンガスそんなアンガスにとってもう一人の招かざる客、ルイス・モーブリー(ベン・チャプリン)がこの作業小屋に現れるアンガスの家に下働きとして雇われた男なのだが・・・・。経歴なども良く分からない?どこかわけありのような???

 

成長したクルーソー屋敷のなかを駆け回るカースティ、モーブリーに見つかってしまうアンガスは「僕はクルーソーの唯一の友だちなんだ!」と懸命に訴える。秘密は守ると、モーブリーは約束する。

 

お手伝いの犬と遭遇するクルーソー

モーブリーはクルーソーが何ものか?を知っていた。それはケルト人の伝説に出て来る“ウォーター・ホース”だというのだ孤独な生き物だと話すモーブリー、きっとひとりぼっちのアンガスとひとりぼっちのクルーソーと引き合わせてくれたのかもしれないと・・・・・。

 

湯ぶねの中で活き活きと泳ぐクルーソー

 

しかしクルーソーは水の中で生きる生き物だ。ネス湖に放すべきだとモーブリーは忠告

最初は離れることに拒否したアンガスも、一晩ごとに成長するクルーソーの姿を見て、渋々承諾する。

 

クルーソーはネス湖へ・・・・・。父であり、息子であり、友だちであるふたり。

 

大人たちの隙を見ては、ネス湖へとクルーソーに会いに行くアンガス。

今では巨大に成長してしまった。そしてアンガスを乗せてクルーソーは湖中を自由自在に泳ぎまわる

 

しかしこの楽しいひと時もそう長くは続かなかった。クルーソーを目撃した大人たちが捕獲しょうとする何とかクルーソーを守らなければ

 

別れの日がついに・・・・・。

 

運悪く、クルーソーは兵士たちが敵の潜水艦と間違え、砲撃命令をだしたのだ兵士と大人たちのダブル攻撃を受けるクルーソー何とか海にと、アンガスはクルーソーと海を目指す。アンガスを助けようとするモーブリー、クルーソーの姿に驚く母アンも息子を追いかける

 

アンガスの思いは?母とクルーソーの姿を追いかけることに。

 

 

アンとモーブリーの雰囲気も何か良さそうです。

 

感想:良くも悪くもないって感じでしょうかね。ネッシーの伝説が昔からあったとは知りませんでした。やはりスコットランドの伝統的なおとぎ話らしい感じなのでしょうか。もちろん伝説をベースに原作本も作られたようですが。時代背景とこの巨大恐竜ぽい生き物との組み合わせがとってつけたように思ったのです。原作本は面白いのでしょうか?映画の出来はう~んちょっと?って気もします。でもネッシー、本当にいるのかな?

 

ウォーター・ホース オフィシャルサイト

 

 

原題:
The Water Horse: Legend of the Deep
監督:
ジェイ・ラッセル
脚本:
ロバート・ネルソン・ジェイコブス
原作:
ディック・キング=スミス
撮影:
オリバー・ステイプルトン
音楽:
ジェームズ・ニュートン・ハワード
製作国:
2007年アメリカ映画
上映時間:
1時間52分
配給:
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
Comments (4)
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