銅版画制作の日々

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インランド・エンパイア((+_+))ディヴィッド・リンチ

2007-09-02 | 映画:ミニシアター

  

わたしも、世界も、乱れていく。

 

9月になりました。暑さも一段落でしょうか?涼しくなりましたね。今月も色々な作品が公開されますね。書けていない8月の鑑賞作品があるので、引き続き書いていきたいと思います。

 

8月17日、京都シネマにて鑑賞。何と上映時間が3時間という超長い作品デヴィット・リンチ監督の「インランド・エンパイア」。正直なところ、かなり難しいです。ワケが分からなくなります映像や音楽を楽しむほうがいいのかな。かなり前衛的な要素の濃い映画だと思います。

 

彼の作品はいくつか鑑賞しています。「エレファント・マン」、「ツインピークス」、「ワイルド・アット・ハート」、「デューン/砂の惑星」等・・・・。気づいたら、わあ~結構観てるなと・・・・。この中で好きなのは「ワイルド・アット・ハート」かな。これにも、ローラ・ダーンが出ていた。魅力的なローラ・ダーンだったのが印象的

 

 

「ツイン・ピークス~ローラ・パーマーの最期の7日間」

 

デヴィット・リンチが監督・脚本・出演した人気テレビドラマの映画化。90年4月から91年の4月まで放映された。ゴールデン・グローブ賞を受賞した。しかし映画はいまひとつだったらしい。話題性のある映画だということで、鑑賞した。

 

ということで、横道にそれてしまいましたが。本題へ・・・・。

 

INTRODUCTION

 

ハリウッド⇔ポーランド、現実⇔映画、そして、ウサギ人間たち。

5つの世界が交差する。

 

 

何でも、リンチ・イヤーだとか・・・・。そういえば京都みなみ会館では、9月15日(土)に“朝までリンチnight”というインベント上映会が開催されるそうです。

23:15 マルホランド・ドライブ

02:00 ロスト・ハイウェイ

04:35 エレファント・マン   という予定で上映されます。

 

そんなリンチ・イヤーに放つ、蟲惑的な難解さに満ちた21世紀型映画。(本当に難解

「マルホランド・ドライブ」は未見だが、あらゆる映画的拘束から解放された妖艶なラブストーリーといわれている。2001年に公開されて、あれから5年待望のデヴィット・リンチ監督の最新作がこの「インランド・エンパイア」(06)。リンチ・ワールドの集大成にして、前人未到の境地に達したネクストレベルの映画(なるほどう~ん

77年の長編第1作 「イレイザー・ヘッド」から30年。アメリカでは全世界を熱狂させたTVドラマ「ツイン・ピークス」のDVDも発売!日本でもDVDのレンタルも秋には開始されるそうだ。またパリのカルティエ現代美術財団では「THE AIR IS ON FIRE」と題された新作を含む現代美術家リンチの一大回顧展が3月3日から5月27日まで開催された。会場は大いに賑わい、閉幕されたようだ。まさに今年は「リンチ・イヤー」と言っても過言ではない。

 

リンチの「内なる帝国」で進んで迷子になる者が続出

 

ハリウッド女優ニッキー・グレース(ローラ・ダーン)は未完のポーランド映画「47」のリメイク「暗い明日の空の上で」の主演で最起を狙うも、映画の展開とリンクするように、私生活でも相手役デヴォン・バーク(ジャスティン・セロー)と不倫をし、現実と映画の区別がつかなくなり、そして・・・・・。

 

「インランド・エンパイア」とは?南カルフォルニア州の地域名で、つまりハリウッドから見下ろす山道のことだそうだ。2001年の「マルホランド・ドライブ」とハリウッド・バビロンを再び描いたという意味でも、対となる作品のようだ。

 

女優ニッキーの世界、映画内映画「暗い明日の空の上で」のハリウッド、ロストガールの世界、映画内映画「47」のポーランドサイド、そして謎のウサギ人間たち。

5つの世界が3時間にわたって複雑に交差(@_@;)2つの世界がブルーボックスを支点にねじれた前作を凌ぐ、蟲惑的な難解さに満ちている。だけどリンチは本作を「A WOMAN IN TROBLE」としか語らない海外ではリンチが仕掛けた罠を必死で解こうとする人もあれば、あえて理解せず、スクリーンで浮遊しようとする人も・・・・・。またまたリンチの「内なる帝国」をもう一度というリピーターも多いようだ。そんな熱狂ぶりの人がサイトに訪れているらしい。

 

 

豪華キャスト・・・・・ローラ・ダーン(主役兼プロデューサー)

           ジェレミー・アイアンズ(映画監督役)

           ジャスティン・セロー(相手役)

           ナオミ・ワッツ(ウサギのスージー役)

           裕木奈江(ホームレス役)

           ハリー・ディーン・スタントン(フレディ役・助監督)

           カロリーナ・グルシュツカ(ロスト・ガール役)

最後に何とリンチは本作をすべて、ソニーのDVカムで撮影しているからです。

 

 

インランド・エンパイア 公式サイト

 

全ては、鑑賞する人がこの作品をどのように受けとめるか?だろう。最後まで謎を解く事が出来ない私だったし、さて楽しめたかどうかも、分からない。難解で複雑なリンチの世界を最後まで理解する頭はなかったと・・・・。しかし3時間は長いよね。疲れました裕木奈江さん、ちょい役かと思ったら、アップシーンで長々と話していました。リンチ監督に起用されて、凄いです

 

 

Comments (5)
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