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バンコク周辺仕入れの旅 3日目

2014年05月20日 23時11分32秒 | タイの観光・行楽・グルメ情報
仕入れの旅3日目の5月7日。朝5時に起きて前日に買ったパンで簡単に朝食。6時にはホテルを出る。ウドンタニへ帰る日だが、まだまだやりたい事が多い。(笑) 普段ならサナームルアン2市場で面白い物を探すところだが、今回は近くでタクシン派のデモをやっているので止めた。7日は水曜なので、火曜の夕方から木曜まで毎週開催されるチャトゥチャク市場(クリック)の園芸市も頭に浮かんだが、他にも行きたい場所があり、もう一泊しなければならなくなりそうなので諦めた。
最初に向かったのはいつもお世話になっている園芸資材店。ウドンタニには売ってない農薬や肥料があり、いつもは宅配便で送ってもらっているのだが、偶には顔を見せておきたいと妻が言う。人との繋がりは大切なのだ。資材を車に積んだら、次はパトムタニ県タークロンの役場へ納税に行く。バンコクの台所とも呼ばれる巨大青果市場タラートタイ(タイ市場)の近くに12年前に買った宅地の固定資産税だ。国道1号線へ渋滞無しで出られ、ドンムアン空港にも近く、渋滞する時間帯でなければバンコクの中心街まで高速道路で30分もあれば行けるので買ったのだが、結局住んだのはウドンタニで、パトムタニは荒地のまま放置してある。タイの固定資産税は地方税で住んでいる地域の役場で支払うのだが、1ガーン(400平米)の税金がたったの27バーツ(90円)。(笑)持つ者に都合が良い社会だ。
タラートタイの後ろにある園芸市場に寄った。それほど車も多くなく、一通りの物が手早く買えるので便利だが、小売店ばかりなので価格はやや高め。うちの農園の観葉植物も店に並んでいるのを見つけて妻はご機嫌。私と娘も面白そうな観葉植物をいくつか購入。
次の目的地はナコンナーヨック県のクロン15。クロンルアンのもう一つの園芸市場の横を通過して・・

9号線経由で車はランシット・ナコンナーヨック道路(国道305号線)へ。クロン12付近(クリック)から植木を扱う業者が所々にある。そしてもう少し先へ進むとクロン15(クリック)。リンク先の入り口から先数キロに造園業者向けの植木を扱う店が主に並んでいる。観葉植物や蘭を扱う店もいくつかある。観葉植物や花が欲しければ、入り口左の園芸市場が手っ取り早くて簡単。タイ人のお庭には欠かせない芝もこの周辺で作っているらしく、クロン15入り口からナコンナーヨック寄りの国道305号線沿いで売っている。

今回ここへ来たのは、左の写真のマムアンハーオマナーオホー(別名ナームデーン)という果樹が欲しくて。長い名前の「マムアンハーオマナーオホー」を直訳すると、「マンゴー はあくびをしてライムは歓びの声を上げる」だそうだ。学名 キョウチウトウ科カリッサ属カランダス Carissa carandas で、キョウチウトウ科と知って頭に思い浮かべたのは「毒草」なのだが、熟した実は食べられるそうだ。若い実は白く粘りのある汁があり苦いのだが(毒?)、黒っぽく熟した実を口に含むと苦味は控えめになっても大変「酸っぱ~い!!!」。二日目に訪問した蘭園へ植えてあって可愛かったので妻に何か尋ねたら、そう言えばお友達に頼まれてたと言うではないか。(思い出して良かったw)パトムタニの園芸市にもあったので、価格を尋ねると樹高1mにも満たないのに千バーツ。クロン15の店でも700バーツ。店に言わせると可愛いので人気があり、品薄なのだそうだ。実が可愛いだけでなく、鋭い棘もあるので生垣にも向いているらしい。うちにも欲しかったので業者を探し、ようやく自称栽培農家を見つけた。農園を見せろと言っても渋るし、大量に注文するなら事前に電話が欲しいと言うので、恐らくどこかの農園で買って卸していると思うが、それでも小売店と比べるとかなり安くなり、そこから妻が更に・・(笑)結局樹高40~50センチのを数株購入。業者は種から育てたと言っていたが、チェックを入れると間違いなく挿し木だった。こちらは農園と妻が言ったので警戒されたのかも知れないが、すぐ分かる嘘をつくのは哀れだ。
もう一つ私が探していたのが蘇鉄。タイでも日本の蘇鉄が流通しているのだが、少し珍しいのが欲しい私。日本の蘇鉄以外にザミアと呼ぶメキシコソテツはあったのだが、それ以外はクロン15周辺で見つけられなかった。残念。

探し物をしていたら時間は14時。ゆっくりしているとウドンへ帰るのが遅くなるので、セブンイレブンで買った海老バーガーを食べながら運転して車はナコンナーヨックへ向かう。川沿いの道で見通しが良く、遠くに山も見えて気持ちが良い。妻はこの辺に住みたいなんて言うのだ。近くに大学病院もあるし、老後は良いかもしれない。
ナコンナーヨックから車は国道33号線へ入って東へ。国道33号線はアジアンハイウェイの1号線で、カンボジアのプノンペンはベトナムのホーチミンへ繋がる道だ。プラチーンブリー県へ入ったこの辺(クリック)から東側に左の写真のような果樹の苗木や植木を扱う業者が並んでおり、仕入れに来た園芸店のトラックが多い。蘇鉄を諦めきれずに扱う店を探しながら車を走らせて、ようやく1軒みつけた。店の人に珍しいのはありませんかと尋ねて見せられたのは、葉が青っぽいタイの蘇鉄。とても美しいのだが、心配なのは価格。高いのを覚悟していたら、なんと500バーツ。もちろん即決。土から掘り出してもらうとタイの蘇鉄の特徴である根元の膨らみがなく、株分けした物だそうだ。種を植えておられたのを欲しがると、青い葉の子を売ってもらった。これも20本で100バーツと激安。回り道して帰って良かったのだ。

国道304号線へ入って峠越えをしてナコンラチャシマへ。そこから国道2号線へ入って途中イサーンソーセージと蒸した餅米で夕食。コンケン通過が20時半。ここまでは順調だったのだが、県境を越えてウドンタニへ入ってから気が緩んだのか強烈な睡魔に襲われた。夜に路上へ停めたいくないし、安全な駐車場所もない。意識はあるのだが、どこを走っているか判らない状態でウドンの手前のクンパワピーの入り口まで来た。ここで街灯がある側道へ停止。車から降りて深呼吸をしたら目が完全に覚めた。自宅到着は22時半。眠くてノロノロ運転をして30分のロスだった。
普通ならここでお疲れ様なのだが、ここで問題が発生。留守番の息子が家の内側だけの鍵を掛けて寝てしまい。家へ入れないのだ。車のクラクションも電話も起きない。以前も一度やられたので、今回は寝室の窓を一つ施錠するなと言っておいたがと確認しに行くと、しめしめ開いてる。窓を開けて寝ている息子へ声を掛けると、寝ぼけたのかこちらを指差して「ワッ!」と驚いたので、両腕を挙げて「ガオー!」と驚かしたら、「ギャー」と言いながら腰を抜かしてベッドへ座り込んでしまった。大きな体なのにまだまだ子供である。もう笑いが止まらない私。ビデオに撮れば良かった。
翌日はゆっくりしたいところだが、生き物相手の商売はそうもできない。ドラえもんのポケットのように車へ詰め込んだ植物を取り出して農園へ並べなければならない。鉢から外して持ち帰った物も多いので、植え直さなくてはならないのもある。妻と従業員二人で全て農園へ入れるのに3日。それから消毒をしてとりあえず完了である。もちろんそのまま売ると利益は少ないので株分けしたり挿したりで殖やすのだ。次の乾季には面白い商品が店へ並ぶだろう。

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