想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

私のパチパチはん

2016-04-01 21:40:22 | 日記
我が家の片付けを続けている私の、今日の片付け物は、
長年、処分することができなかった私の宝物(?)達です。

私の今までの生活の中で、引っ越すこと8回…。
その都度、それなりの整理をし、処分もしてきましたが、
それでもできないものを『私の小物箱』と書いた段ボール箱に入れていました。

それらの宝物も、そろそろ整理しなければいけないかしら…と思っていましたので、
今日、開いてみました。

その中に、私が小学校4年生になる年に買ってもらったそろばんがありました。
そろばん塾に行くことになったからです。
忘れもしません。
4月2日(約半世紀前の明日)が塾の最初の日でした。

ドキドキしながら、塾の扉を入っていったことが思い出されます。
その塾では、割り算は、割り算九九を使っていましたので、それを覚えたりしました。
そろばんは、私にとっては思った以上に楽しくて、まもなく4級、3級に合格。
2級はパスして1級を受けると、これまた、一回で合格してしまいました。
小学6年生の時でしたので、その時に1級を受けている人の中では、最年少でした。
両親からは、塾に通うのは1級を取るまでという約束でしたので、
そこで辞めたのですが、塾の先生が我が家に来られて、
もう少し続けるといいですのに…と話しておられました。

私も未練がないわけではありませんでしたが、
子供ながらにも、塾へのお月謝が、当時の我が家の家計に響いているのを察することはできました。

それでも、塾に通わせてもらったおかげで、私は商業高校に進学し、
卒業後の就職も、経理関係のお仕事を多くしてくることができました。
もちろん、そろばんから電卓、そしてコンピューターへと時代が変わりましたが、
それなりに対応してくることができたのも、
そろばんが楽しかった時期があったからだと思っています。

今日の片付けでも、私のパチパチはんは処分できませんでした。
多くを処分して小さくした『私の小物箱』に、もう一度入れてしまったのです。
次の処分のタイミングまで、もうしばらく入れておくことにしましょう。

因みに、パチパチはんとは…、朝の連続テレビ小説『あさが来た』の中で、
そろばんのことをそう言っているのです。


 私のパチパチはんです。
 半世紀前、珠の動きがとても軽くて使いやすかったのですが、
 今日使ってみますと、その軽さを懐かしく思い出すことができました。
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