想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

行き過ぎないで

2024-05-26 21:12:18 | 日記
今日の夕食のメインは、アジの開きのピカタにしました。
昨日は豚肉のしょうが焼きをしました。

我が家ではお魚が好きなこともあって、お魚とお肉ができるだけ交互になるよう、
夕食のメインを考えています。

そんな昨日、日本のある大学の研究がテレビで紹介されました。

キングサーモンの生殖幹細胞を、オスとメスのそれぞれのニジマスに移植し、
そのニジマスが、キングサーモンの卵と精子を生産したことを確認したというのです。
さらに、キングサーモンは一度しか産卵しないのですが、
移植されたニジマスは4年間にわたって、キングサーモンの卵と精子を生産したうえ、
これらの卵と精子を受精させることで、健常なキングサーモンが生まれたということでした。

キングサーモンは成熟するまでに3~4年かかるうえ、一度産卵すると死んでしまうのに対して、
ニジマスは1~2年で成熟するうえ、何回も産卵するらしいのです。
そのニジマスは、河川にずっと残留すると3~4年の寿命ですが、
海に出るものについては6~8年も生きるということですから、
キングサーモンがどんどんと生産されていくことになります。

こうなりますと、海という自然の中のお魚でありながら、
工場生産に近い感じになってしまいます。
お魚は好きですが、あまりに行き過ぎると食べたいと思わなるかもしれません。

お魚、お肉、野菜、果物…などは、昔とは違ってきました。
消費者の好みに合わせて、味やサイズ、時期などが作り変えられたり
生産者の人にとっては売れるものが作りたいとの思いもあって、
改良…と言う名のもとに、いろいろなものが作り変えられてきました。

そんなことを、日々のお食事の中に感じながら、
このまま改良(?)が進んでいくことへの不安を覚えます。

私たちは、何のために、何を求めて食べているのかしら?
求め続けることが、近い将来の自分たちを苦しめることになる…
かもしれないことを、どれだけ考えているかしら?
その方向に進む理由が、人にとって身勝手になっていないかしら?

自然からのしっぺ返しを、ふと考えてしまいました。


 ニセアカシアの花です。
 ニセ…と付いていますが、アカシアよりもむしろ藤の花に似ています。
 藤の花のように房状に咲きます。
コメント
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