大佗坊の在目在口

見たり、聞いたり、食べたり、つれづれなるままに!!

「スーパーはくと」の出来事

2017-07-13 | その他

小田原から鳥取まで、新幹線で京都乗換え、「スーパーはくと」で鳥取に向った。特急「スーパーはくと」に乗るのは初めてだった。
 
 
アナウンスを聞いていると、東海道線、山陽本線、智頭急行智頭線、因美線、山陰本線と乗り継いで400円がどうのこうのと云っていた。1列車で五本の路線を乗り継ぐのは何か徳をしたように感じる。京都から5両編成の指定5号車は六名の乗客を乗せて出発した。大阪駅で外国人二名が下車したと思ったら、東南アジア系みたいな二人が乗ってきた。大きな声と早口でしゃべっている甲高い声を聴いていたらベトナム語かカンボジア語系で東南アジアの国の人かと思った。座席を回転させ向い合せに座り相変わらず甲高い声でしゃべっている。夫婦みたいな、ずいぶん旅慣れた男女だと思った。乗務員が直ぐ飛んできた。特急券と指定券が必要だと二人に説明している。特急券と指定券が必要な電車だと言っただろうと二人で喧嘩になった。聞こえた云い合いは早口な関西弁だった。ヘキヘキした乗務員が何所まで行くか尋ねた。1駅先の三ノ宮までみたいで、1駅だから乗ったままで良いと行ってしまった。乗務員が離れると、この2人、この電車は1・2号車の自由席より指定席の座席が良いと話をしていた。
 
どこまで乗って行くか相談し始めた。無券の常習者みたいで、2人の鮮やかな手並みに感心する。そのうち男性がタバコを吸いたいと言い出した。座席の吸い殻入れが無いと探し始めた。座席にある布で出来たコップ入れを、吸い殻入れだと男性が言い出した。

さすがに女性がこれはコップ入れだとまた云い合いになった。男性は車両の入口に禁煙のマークは無かったと言い張っている。どうなる事かと見守っていたら、三ノ宮駅でタバコを吸う時間があるか乗務員に聞いている。乗務員の「降りたら直ぐ出発します」との答えには笑ってしまった。よほどタバコが吸いたかったのか、2人は三ノ宮駅で降りた。今度は若年の男性が座席を指差して数えながら通って行った。戻りもまだ数えている。座席が倍にならないか他人事ながら心配になったが本人が楽しそうだから、良かった。

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