ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国『A Vehicle Inspection & Happy Valentine's Day』事情

2015年02月15日 | 米国○○事情
いやもう、寒いったらありません!
今はマイナス9℃、そこに北風がビュウビュウと吹き荒れています。
今夜はマイナス19℃まで下がり、来週いっぱいは、こんな感じのパターンが毎日続くような予報が出ています。
こんな日はやはり、この文字の真ん前に立ち、気合を入れていこうと思います。


すばらしい書家である、幼馴染の親友佐和子のお父さんから、渡米に際し、お祝いにいただいた書です。

その真下で、タラ~っとくつろぐ我が家の息仔たち。


さて、こんなに厳しい寒さの中でもやはり、やることはやっていかなければなりません。
2月に入ったある日、運転中に、ふと左下の隅っこに貼られたシールが目に入りました。
運転しながらだったので凝視できなかったのですが、なんとなくイヤ~な予感がしました。
信号で止まった時に改めてしっかり見てみると、15という数字と1という数字がデカデカと印字されています。
15っちゅうたら15年、んでもって1っちゅうたら1月…15年の1月…?!
ぎゃ~!!
車検の期限が思いっきり切れてしまっているではありませんか!!

ということで、最寄りの公的車検場に慌てて行ってまいりました。
あんまり慌てていたのと、雪で辺りの景色がすっかり変わっていたのとで、気がつくと免許の路上試験コースに入り込んでしまっていました。


ひょえ~!どないしょ~!と思いつつも、引き返すこともできず、コースで試験を受けている人たちをあちこちでびっくりさせながら、わたしもコースを終了。
ゴールのところで待ち受けていた教官に叱られるかと、首をすくめながら窓を開けると、
「試験受けたくなったの?」とにっこり声をかけてもらい、ホッと一安心。

わたしがたどり着きたかったのはここです。


アメリカでは車検をしなくても良い州がたくさんありますが、ここニュージャージーは、古い車は一年に一度、必ず受けなければなりません。
といっても、予約も無しにただ行って順番を待っていれば、だいたい15分ぐらいの時間ですべて終わり、という検査です。
別に問題が何も無かったら、運転者席側のフロントガラスに、検査済のシールーをペタンと貼ってハイ終わり!です。
問題が見つかった場合は、車検を受けたという証明シールを貼ってもらい、修理をしてから再検査をしてもらいます。
車検費用はすべて無料です。
ただ、待つものイヤだという人は、『車検できます』というシールが貼られている最寄りの修理工場やガソリンスタンドに予約して行って、
15ドルから30ドルぐらいのお金を払ってやってもらうこともできます。



さてさて、昨日はヴァレンタインズ・デーでした。
次男くんは、ある計画のため、脚付きの大きなお盆を買いました。
まなっちゃんが好きなパンケーキを焼いて、それをそのお盆に乗っけ、ハッピー・ヴァレンタインズ・ブレイクファーストをプレゼントしょうと、大張り切り。
そしてその朝、夫が買ってきてくれた花束を飾り、一番ハマっているアーモンドチョコとアーモンドクッキーをもらってホコホコしていると、


足音も重く3階から降りてきた次男くん…。
「あれ?パンケーキはどないしたん?」
「朝から仕事に出てった…」
およよ…。

アメリカ、というか多分日本以外では、この日は男性陣がいろんなアイディアで、女性たちを楽しませようと頑張ります。
花束だの贈り物の包みだのを抱えて歩く男たちの姿を、今では当たり前のように見ているわたしですが、当初はやはりびっくりしました。
いずれにせよ、このお祭りもまた、物を売りたい側の、大変に成功した策略のひとつなのでしょうけれども…。

近くの、気になりつつ一度も行ったことがないレストランで遅いランチを食べ、すぐそばにあるお気に入りのフレンチカフェでデザートをいただきました。


写真の左隅のジャスミン&グリーンティマカロンは、夫のお気に入り。ここだと、グルテンフリーの彼もデザートを楽しめます。

どこもかしこもこんな感じ。すべてがカチンコチンに凍っていて、危ない危ない。




雪が降り、風で吹き流されてはまた降り…そんな毎日が続いています。


空くん、レスキューの人に助けてもらってよかったね。




こんな厳しい寒さの中、外で生きていくことを余儀なくされている動物たちの、無事と幸運を祈りつつ。

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