ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「『一本化』?『ノーサイド』?我々に必要なのは、徹底的な対話と意見の摺り合わせ」想田和弘氏

2014年02月19日 | 日本とわたし
まだそんなことをうだうだと考えてんのか?
などと言わんといてください。

ずっと考えてるんです。
なんでかっていうと、あの数週間、ほんまのほんまに悩ましかったからです。
なんであんなことになったんか、なんであんなことにしかならんかったんか……。
けども、もう終ってしもたんやから、もう気持ちを入れ替えて前に進まなあかんねんな。

いったい、こういうパターンを、これまでの3年近く、何回繰り返してきたのやら……。
これって、どないしたら、もうちょっとマシな結果を出せるようになるんやろ。
それを悶々と考えてるうちにまた……バタバタと慌てて必死でなんとかしようとしても間に合わず……気を取り直して……の堂々巡り。

あかんでこれでは。
どないもこないも、前に進んでる実感がわいてけえへんのです。

『一本化』の次は『ノーサイド』……。

どっちの言葉にも、めっちゃ違和感ありまくりで、全然腑に落ちんかったんです。

けど今夜、監督の見解とアイディアを読んで納得しました。
『徹底的な対話と意見の擦り合わせ』
そうや!これや!と思いました。

またまた私事で申し訳ないんですけども、米国人の旦那と暮らし始めて、一番はじめに言われたことが、
「あんたは、適当にしゃべってる時はええけれども、シリアスなことで話し合うのは下手やね」でした。

話してる件を、その時その場で、とにかくまとめようとする。
まとまらんかったら、どんどん気分を害する。
気分が悪なったら、捨て鉢な台詞を吐いて(例えば「もうええわ!」みたいな)その場から去ろうとする。
人の意見を聞いてるようなふりしてるけど、聞いてる間にやってることは、自分は次に何を言うて相手を負かそうか考えてる。

まったくその通り!やったので、反論できませんでした。

相手の考えを聞き、それを自分の中で十分に咀嚼し、どう思うかを自身に問う。
その場その時に、結論が出なくても、話せてよかったと思える。
また後で、何度も何度も、互いに擦り合せられるまで、同じ件について話す。

そういう練習を、無意識のうちに、旦那はわたしにさせてくれてると思います。
まだまだ上手になった、とは到底言えないけれども、20年前よりはマシになったんとちゃうかな、と思てます。

前置きが長なってしまいました。

映画作家・想田和弘の『観察する日々』より、想田監督の、今回の都知事選についての見解を紹介します。
転載にあたり、文字の強調はわたし個人の意思で行いました。

↓以下、転載はじめ

第13回 都知事選を終えて:脱原発派・リベラル派の共闘のために

相田和弘

都知事選が終わった。

宇都宮健児氏に加えて、細川護煕氏が立候補したことにより、脱原発派の一本化論の是非が、激しく論じられた選挙だった。
それを巡る議論や諍いは、選挙が終わった後でも、依然として続いている。
そこで交わされている刺々しい言葉を眺めるかぎり、その有様は、「ノーサイド」という状況にはほど遠く、
宇都宮氏を支援した人々と、細川氏を支援した人々の亀裂は、修復していないようにみえる。

僕は当初から、本連載(第12回)やポリタスなどで、今回の一本化の動きに対する違和感を表明してきた。
だから、僕が一本化というアイデアそのものに否定的なのではないか、と誤解されることも多い。

しかし、はっきりと申し上げておく。
選挙で勝つためには、主張の似ている候補者の一本化は、絶対に必要なのだ、と。
だが、今回はどう考えても、時間的にも技術的にも土台無理だったのだ、と。

よく考えてみて欲しい。

宇都宮氏も、細川氏も、それぞれユニークな人生を生きてきた、強烈な個性を持つ大人だ。
それぞれ、人生史も、考え方も、人脈も異なる
彼らが一本化という、いわば「結婚」をするためには、
まずは当然、お二人が顔を合わせ、それぞれの考えや目指すところを知り、話し合い、意見を摺り合わせるという作業が必要になる。
よく考えれば当然ではないか?

それなのに、今回は、周りの親戚やら同僚やらが勝手に、二人へお見合い写真を押し付けて、
「脱原発のためには、この人と明日結婚してくれ、結婚しないと勝てない」と迫ったようなものだ。
特に宇都宮氏からしたら、「お前が細川家の籍へ入れ」と、一方的に告げられたようなもので、
とても「はい、そうですか」と納得できるようなものではなかった。

アメリカの大統領選挙では、民主党と共和党は、それぞれの党内で、予備選挙というのを行う。
党としての候補者を「一本化」するために、まずは党内で選挙をするのだ。

その予備選挙にかける手間と、時間とお金のかけ方が半端ではない。
少なくとも、日本の政党の総裁や代表の、選挙の比ではない。

4年に1回の大統領選がある年に入ると、1月くらいから6月くらいまで、実に半年という時間をかけて、各州で、順次、予備選挙や党員集会を行っていく。
そのたびに候補者は、現地入りして選挙運動をし、テレビ討論会で、侃々諤々の議論をする。
メディアもその様子を盛んに報じる。


各州での投票結果が出るたびに、脱落していく候補者が出るから、州を移動し、選挙戦が深まるにつれて、だんだんと候補者は絞られていく。
最終的には、20回以上討論会を重ねて、その死闘をようやく勝ち抜いた者が、晴れて本選の候補者となる
「一本化」には、凄まじい政治的エネルギーと、時間とコストがかかっているのである。
まあ、都知事選と大統領選を比べるのは無理があるかもしれないが、日本人も少しは見習った方がよいのではないか。

ところが、一本化論者の中心的存在だった鎌田慧氏は、選挙が終わった後、朝日新聞への寄稿でこう綴った。

「せっかく、二人の元首相が、「原発を認めたのは無知だった。間違いだった」と、公衆の面前で重大な告白をしても、
宇都宮氏を推す共産、社民の陣営は、かつての小泉政治を批判して聞く耳をもたず、共倒れとなった。
日本の政治の未成熟さだった」
(2月11日、朝日新聞デジタル)


しかし、「日本の政治の未成熟さ」を示していたのは、本当に宇都宮陣営の態度だったのだろうか? 
民主的手続きや、対話のプロセスを素っ飛ばしても、「一本化」が簡単にできるはずだと思い込んでいたことこそが、未成熟さを示しているのではないか?

僕はこう書きながら、劇作家の平田オリザ氏が常々、
「日本には、会話はあるけど対話がない」と言っているのを思い出した。
平田氏の定義では、
対話は、自分とは異なる価値観を持つ「他者」との話し合いを指し、
会話は、内輪で行うおしゃべりを指す。

平田氏いわく、
日本人の多くは お互いを「分かり合える存在」だと考え、
「人間はそれぞれ、違う考え方を持っている」という前提に立たない
ので、
良くも悪くも、「対話」を通じて他者と向き合おうという、姿勢や習慣が弱いというのである。

今回の一本化論議では、日本人の癖が、悪い方に出たように思う。

つまり、「同じ脱原発派同士なんだから、分かり合えるでしょ?」という前提のもと、
分かり合おうとする努力や、手続きや対話を怠ったのではないか。
いや、そもそも、分かり合うための作業をする時間など、物理的になかったのにもかかわらず、
「今は非常時だから」という、火事場泥棒のような論理を持ち出して、無理矢理「分かってくれよ」と、結婚を強要しようとしたのではないか。


とはいえ、本稿の目的は、一本化論者を責めることではない

僕は、将来の選挙に向けて、みなさんに提案をしたいのだ。

脱原発派・リベラル派が勝つために、今度こそ、候補者の一本化を目指そう、と。
そしてそのために、脱原発派・リベラル派といえども、最初からは分かり合えないのだということを前提に、
時間をかけて対話し、手続きを踏み、みんなが納得できるような候補者を立てよう
、と。 

具体的にはそれをどう実現するのか?

一番望ましいのは、小さな党の合併を進めて、大きな脱原発・リベラル政党を作り上げ、その中で予備選挙をすることであろう。
しかし、党の「結婚」を進めていくには、それこそ気の遠くなるような対話と、摺り合わせのプロセスが必要だし、時間がかかることも承知している。
本来ならば、喫緊の課題だが、残念ながら、すぐに実現するとは考えにくい。

では、政党間ではどうか?

これまでにも、政党間での「選挙協力」はなされてきたが、それをもっとオープンに進めるのはどうか。
例えば、選挙で共闘できそうな政党が、それぞれの候補者を立て、その候補者間でディベートをし、議論を深め、超党派的な予備選挙をする。
その予備選挙の結果には、参加した政党はしたがい、本選挙では、みんなで一人の候補者を支援する。

どうだろう。
難しいだろうか?

「脱原発のため」というわけではないが、大阪では、なかなか興味深い試みが立ち上がっている

ジャーナリストの今井一さん、市民グループ「見張り番」代表の松浦米子さん、弁護士の辻公雄さんら市民有志が、
「真っ当な大阪市長候補を立てる会」を立ち上げたのである。
ただし、今度の「出直し選」に、慌てて候補を立てるのではなく、2015年秋の選挙に向けて、「真っ当な候補者」を準備していこう、という趣旨だ。
会では、次のような手続きで、候補者の選定を進めていくという。

1)さまざまな個人、グループに参加を呼びかけた上で、各人が「この人を立てたい」というプレゼンを行う。

2)3/2(日)13時~大阪市中央会館にてプレゼン。

3)今回の市長選挙投票日(3月23日か30日)に、プレゼンで支持された人に、みんなで直接会ってやりとりする場を設ける。

4)できれば4月中に、担ぐべき人物を決める。

5)顔と名前を売り込むための活動を、早々に展開。


こうした市民の試みが、今後成果を出せるのかどうかは、もちろん未知数だ。
だが、選挙の直前になって、「これじゃ分裂する!一本化しろ!」と慌てることを避けるためには、
これまでとは違うやり方を、腰を据えて試してみなければなるまい

いずれにせよ、脱原発派・リベラル派が、分裂せずに共闘するためには、
「一本化せよ」「ノーサイドだ」と叫ぶだけでは、全く不十分
である。
私たちには、徹底的な対話と、意見の摺り合わせが必要なのだ。
そういうプロセスを経て初めて、私たちはようやく「小異を捨てて大同につく」ことができるし、
本当の意味での「ノーサイド」を宣言できる
のである。

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10 コメント

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まさに! (ひろみ)
2014-02-20 17:56:24
会話と対話は違う、ってそう思います。
ほんと、日本人は、価値観の違う人との対話をするのが下手ですよね。。。
外国にいると、民族や言葉が違う人と、いやでも対話をしなくてはいけなくなります。
自分と違うものと出会ったとき、逃げるか、向かい合うか・・・。
一部は一緒だけど別の部分が違う、じゃぁ、それで、もう終わりにするのか、とことん話し合って、互いの違いを互いに認識した上で協力関係を築く、どちらの道も選べるんです。

これは、個人的な人間関係でも同じですし、地域的な人間関係、職場での人間関係、政治、外交、規模が違いますが、全て同じだと思います。
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Unknown (Unknown)
2014-02-20 19:44:49
原発の問題では待ったなし、時間などかけてる場合でない…との理屈(と言うより感情)もわからないでもありませんが。
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Unknown (dorosy)
2014-02-20 23:15:38
こんにちは^^
またまた失礼します(これも長文になりそうです^^;)
私も今回の都知事選では皆さんと同じく非常に悩みましたが時間をかけても今回は一本化は無理だったと思います。
細川氏が出馬表明した時は”何故?””わざわざ脱原発票を分裂するために出てきたのか!”と反感を持ってしまったくらいです。
前回、衆院・都知事W選挙の時も私は宇都宮氏に入れましたから、もちろん今回もそのつもりだったわけですが(原発推進側の回し者では?(すいません疑い深いです)と疑い半分で)細川氏の政策もチェックするため聞いてみると、氏は震災直後から被災地に入り、どんぐりの木(9千万本も)をあの東北の海岸沿い一体のがれきに植えて防潮堤にするプロジェクトを進めているという事を知り、”ああ、この人は本気だ”と判り、また、当初オリンピックには反対だった(被災地を思うとそんな事をやっている時ではないと)が、”オリンピックを逆に自然エネルギー開発への梃子にする!”という発想に共感を持ち始めていきました。しかし、そんな頃もっとよく政策を知りたいとホームページを覗いてみると、あのミニTPPともいわれる国家戦略特区を利用する政策だとわかり、私は勿論TPP大反対ですのでこれはいただけないと、またもや国家戦略特区に反対を表明している宇都宮氏で決まりかとも考えましたが、細川氏の”五輪を自然エネルギー開発と採用の梃子に”という構想も捨てがたく、また細川氏は国家戦略特区の危険を認識していないとしか思えない面もあり、どうすべきか悩みに悩み抜きました。しかし、まうみさんも上で触れているように人に欠点のない100%の人間がいないのと同じで政策にも完全に100%と言えるものはないのだと私も思うのです。宇都宮市の政策にも気に染まない点は必ず出てくるのです。結果、私は細川氏を支持し、国家戦略特区のに関しては、細川氏に直接危険を訴えよう!と結論したのです。しかし、私が細川氏には国家戦略特区は慎重に!と皆でお願いしよう!と呼びかけても、何か細川氏の欠点をつついているかのように取られ、白い目で見るような雰囲気があり、私は少々失望してしまいました。いわば、細川氏を選んだ以上は全ての政策に同意するのが当たり前かのような考え方は間違っていると思います。それではいつまでたっても100%の候補を見つけられず投票所にはいけません。支持した候補者に対しては政策を丸呑みするのではなく、支持もするけど文句もいうのが正しいのでは?と思った次第です。
いつも長文すみませんm(_)m
それから、ちょくちょくツイッターで記事を広めさせていただいてます。。が?もし、ご迷惑でしたら控えます
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ひろみさんへ (まうみ)
2014-02-21 01:14:56
常々、◯◯人は、という括った言い方や、そういう考え方を避けようと思っているのですが、
この件に関しては、自分自身の体験も含め、やはり、日本特有の慣習や文化、それから長年かけて行われてきた擦り込みなどが、大きく影響していると思われるので、日本人の多くは、という言い方ができるのではないかと考えています。

対話を、幼児の頃から、日常で体験して育ってきた相方には、いい年をした大人のわたしが、まともに対話できないのを知って、本当に驚いたようです。

とにかく、いい悪いではなく、決めつけるのでもなく、結論に至らない話し合いを、何度も何度も経験していくこと。
これが一番良い練習(訓練とも言えますが)になると思います。
そうやって心を鍛えていくことで、日本人生来の良さが、また別の形で現れてくると思っています。
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Unknownさんへ (まうみ)
2014-02-21 01:18:52
仰る通りです。
わたしもその、待った無しだ!と叫んでおられた方々の思いを、そのままで受け取ることができたら、どんなにいいかと思ったこともあります。

急がなければならないという現実と、成熟を目指すには焦りは禁物という現実。
このふたつの現実に、なんとか折り合いをつけて、とにかく諦めずに前に進んでいくしかないと思っています。
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dorosyさんへ (まうみ)
2014-02-21 01:47:14
なんという……まったく同じ作業をしていたので、dorosyさんの心の揺れが、まるで我が事のように感じられました。
ただし、わたしには都知事選においての参政権がありませんので、現実味についてははるかに劣っていますが……。

この、dorosyさんの、激しく揺れ動いた思いと、それを経て出された結論について、話してくださり、本当にありがとうございました。
『支持した候補者に対しては、政策を丸呑みするのではなく、支持はするけれども文句も言う、という態度が必要』という意見には、心から賛成です。

とにかく、もっともっと言葉を交わしていかなければなりません。
そうすることでしか成長できない。そう思っています。

長文であるかないか、そんなことは気にしないでください。
幸いにも、ここのコメント欄に、文字数制限が設けられていないのですから。

ツィッターでの記事の紹介、ありがとうございます!
わたしなど、一度RTしていただいたツィートを、本人自らが再度RTしているという、厚かましさ!
どんどん広めてください。よろしくお願いします。
返信する
Unknown (かまどがま)
2014-02-21 11:10:58
dorosyさんのご意見が今回の大勢の方の思案だったと推測します。
そもそも準備期間が10日も無かった、既存の左派政党の問題点が解消されない実情がベースにあったのでどうにもならなかった、この事(日本の反権力勢力)と真剣に向かい合うのを避けていたツケが今回の結果になったと考えます。
私も都民では無いので、前日までの予想情報と当日の天候から、投票に行った人が、とにかく、懸命な判断で少しでも勝てる方へ入れ、舛添(安倍)に勝てなくても暴走のストップになるくらいの数を示せればと祈るように見ていました。
失礼を承知で云えば、細かい公約に拘れるうちはまだまだ危機感が無い、と私は考えます。
沖縄では仲井眞知事の後の辺野古移設を押し戻すのに、今まで革新勢力の最大の敵であっり、集団的自衛権の必要性も公言している、でも、アメリカの沖縄支配には絶対反対のゴリゴリの地域ナショナリズムの翁長那覇市長を知事候補に推し、一丸となって辺野古建設を阻止することになります。
この人は最悪の場合、米軍を排除し自衛隊を誘致することに動く可能性も懸念しなければなりませんが、全国でも圧倒的少数の沖縄県民が政府にNOを突き付けるのはこれしかない。
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Unknown (yomogi)
2014-02-21 14:47:33
想田和弘氏の言わんとすることに同意します。
確かに一本化した方が大きな力になるのは
誰の目から見ても明らかでしたが、あの時点での
一本化は到底無理だったと思うのです。
まして無理やり宇都宮氏をおろすと言う考え方
勝てないからと言う 上から目線の失礼な態度には
ほんとに私個人は納得できないと思いました。

しかしこの状況でさえ余裕をもっているのかと言う
コメントにしばし自分自身がいけない選択をしているのかと言うジレンマに陥りました。
話し合いもなく勝手に回りで決めていくのではなく
ほんとにそれこそ徹底的な対話をしっかりやっていく。
必要ですよね。
返信する
Unknown (かまどがま)
2014-02-23 11:33:43
yomogiさんの迷いも当然だと思います。
私たちのリーダーは糸数慶子であり、伊波洋一であり、山城博治なのですが、彼らでは選挙では勝てず辺野古を阻止できない。経済界を含め、沖縄がひとつにまとまれる候補でないと、辺野古に基地ができてしまい、これはあと100年続く可能性があるのです。
翁長那覇市長でまとまれるかもしくは同等の候補が出せるかが秋までの勝負ですが、福祉・経済すべての要素を後回しにしても、今どうしても譲れない一歩があるのです。
安倍政権は尖閣をめぐる衝突を想定してあらゆる面で軍備の増強を急ぎますが、同時に沖縄がまたもや矢面に立ち最前線となって犠牲を強いられることになるのです。それを回避するために全力で当たるしかないのです。
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かまどがまさん、yomogiさんへ (まうみ)
2014-02-25 01:43:06
返事が遅れてすみませんでした。

つい先日、こちらで平和運動の活動をしている友人から聞いた話です。
これは昨日の記事にも書いたのですが、
アメリカ海軍はすでに、沖縄のみならず、日本全体、フィリピン、そして韓国から軍を撤退させ、
サイパンに予定されている超巨大基地に、すべてを集約させることを決定しているようです。

今、沖縄で争われている基地問題はだから、安倍政権が躍起になって作ろうとしている国防軍のための準備だということになります。

これはTPPとも密接につながっていて、ありとあらゆる問題がすべて、闇の中で処理され、闇の人間の思うがままに物事が進められるよう、着々と準備を整えているのです。

近い将来、中国との諍いが紛争や戦争に発展してしまった時は、安倍政権作の日本軍、そして韓国軍、フィリピン軍などが、米軍と一緒に戦わらずを得なくなるのですが、
前線に身を置くのはもちろん、まずは隣国の日本、韓国、フィリピンということになると思います。

こちらではとにかく、それだけはどうしても止めたいと、市民がせっせと町や州の議会に足を運んでいます。
危機は本当に、すぐそこにあるということを、なにがなんでも知らせなければなりません。
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