ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

タイ王国親子旅行・おまけ編

2013年02月14日 | 家族とわたし
今だ、夕飯を食べて数分もすると、いきなり強烈な睡魔に襲われ、テーブルに突っ伏して熟睡してしまう。
かと思うと、必ず夜中の2時過ぎにパチッと目が覚め、それから1時間ごとに起きてしまう。
ここは何処?ならぬ、ここは何時?な毎日が続く……トホホ……。

さて、一日百枚制限のため、写真を取り込めへんかったので、最後のおまけ編が書けんかった。
なので、一週間も経ってしもたけど、とりあえず書きとめとく。

劇的な、突撃スイミングを終え、チャッチャとシャワーを浴びてチェックアウトしようと部屋に戻ったら、カギが開かん?!
え?!
なんぼしても開かん。
ふと足元を見ると、ドアとの隙間に封筒が差し込まれてる。
いや~な予感がして中の手紙を取り出してみると、
「お客さまのチェックアウトの時間がどうたらこうたら……」
案の定の、連絡不行き届きである。

砂と海水まみれの水着姿のまんま、フロントにダッシュした。
なんせ時間は、2時間延長してもろたチェックアウトの30分前、1時半を過ぎてる。
フロントで事情を話し、調べてもらう。
延長を認めてはもろたものの、わたしが再びダッシュして部屋の前に戻った時にはもう、残り15分を切ってた。
部屋に入り、シャワーはあきらめて、とりあえず大急ぎで着替え、ボタボタのまんまの水着をビニール袋に詰め込んでカバンの中に突っ込む。
着替えの際に、母の水着の中から、砂がドサッと出てきた。
大波が来た時に、しりもちをついたからなあ……。
シャワー室の砂を手でかき集め、トイレットペーパーにまとめてゴミ箱に捨てる。
なんと楽しくハチャメチャな旅であることか!

海から上がったまんまの姿で、とりあえず服だけは着た、という我ら三人、フロントに行ってチェックアウトの手続きを始めたら、
「部屋付けのお支払いをお願いします」と言われた。
部屋付けの支払いなど、全くないはずですがと言うと、ホテル内のスナック場で食べた分やと言う。
ふむ……。
バンコックとチェンマイでは、ホテル近くのコンビニや小さなレストラン、あるいは、ガイドが案内してくれた地元のラーメン屋で食べたりしたけど、
このプーケットでは、ホテルの近所にはな~んも無いってことで、それができんかった。
なので仕方なく、ホテル内では一番値段が安いとこを探し出し、そこで2回、ランチを食べた。
食べ終わってチェックを頼んだら、部屋付けのレシートを渡されて、母は自分のクレジットカードで払いたいからと断った。
二回とも、カード支払いをしたつもりでいたけど、ホテルの方には、初回のんが部屋付けになってた。
それがどうにも母には納得がいかん。
わたしはカードで払たのに!と繰り返す。
また、えらい騒ぎになった。
フロントの電話を借り、日本のクレジット会社に電話して事情を説明し、どういう案配になってるか調べて欲しいと頼んだ。
ところが、調べようにも、まだその数字が上がってきてないという。
海外での使用やから仕方がない。
けども母の辞書には、仕方がない、という言葉は存在しない。
そこで、そこをなんとか調べてもらえんかと粘ると、とりあえず、二回目の支払いの数字は見つけたが、一回目のんは見つからんと教えてくれた。
そうか、ならば、とりあえずではあるけれど、一回目の支払いは多分、クレジットカードを使てない可能性が大きいってことですよね、と言うと、
確証はできませんが、と繰り返すクレジット会社の女性。
気持ちはわかる。誰かて確認ができんことに責任は取れん。
ここはもう、わたしが母を説得するしかないと腹を決め、女性にお礼を言うて電話を切った。
もしも、二回ともクレジットカードで引き落とされてることがわかった際には、わたしがホテルに連絡を取り、払い戻しをしてもらうから。
かかった時間は、実に2時間弱。
目の前には、美しい空と噴水と海……嗚呼プーケット……。
まあ、ただぼんやりと3時間待つよりは、時間は早う過ぎたけどね……。

それからは、おっきなソファで母は眠り、わたしはその横でぼーっと時間を過ごす。
終るんやなあ……という気持ちがぶわっとわいてくる。

迎えに来てくれたガイドさん。
約束通り、母の枕と、旅の間にたまった我々の洗濯物を詰め込むための、巨大ビニール袋を買うて持ってきてくれた。
お値段、80バーツ。日本円にして240円ぐらい。

プーケットの空港で待ってる間に小腹が減ってきて、目に入った懐かしのバーガーキングに行く。


背中や肩が痛痒うて仕方がない。
やっとこさプールに入れる!と興奮し過ぎて、日よけのクリームを持ってったのに、塗るのをすっかり忘れてしもた。
たった小一時間のことやったのに、すっかりこの有り様……。
やけどしてるし……。


母なんて、肩こり用のマグネット貼ってたから、まん丸のニコちゃんマークを描いたった♪ほほほ♪



バンコックの空港の天井は鏡仕様。上を眺めてるとおもろい。


中国のお正月間近!


お坊さんも旅行する?!携帯で写真撮ってはるのを撮るわたし。


留守番してくれてる相方にと、お土産のタバコを買う弟についてった。売り場の箱を見て仰天!


肺ガンで夫(父親)を亡くし、悲嘆に暮れる母と子の図&他にもおっそろしい写真満載……それでも吸いたい人は吸いたいんやなあ。

台湾の空港ではマッサージコーナーが必ずある。行きしなは寄れんかったけど、今回は4時間もの待ち時間があるのでちょいと体験。


こりゃ気持ちええわぁ~。


天井ものんびり。


ここでも牛さんの巨大置きもんがある。


ほんでもって、いよいよゲートに行くと、またまたこんな椅子が。座ってみよう~寝てみよう~。





やっとこさ名古屋空港に着き、近くのコンビニで懐かしのカップうどんをいただく。
名古屋で売られてるどん兵衛は多分、滋賀工場経由のものやろうからと自分に言い聞かせながら。



名古屋空港でまず、高速バスで家に帰る母を見送り、近鉄で帰る弟を見送った。
すると、今までになく寂しい気持ちになり、これまでで初めて、またアメリカに戻ってこれまで通りにやっていけるんかなあ……などと思たりした。
とりあえず搭乗の手続きをして、荷物を預け、ゲート内の店をぶらぶらしながら時間をつぶす。


富士山がどうしても見とうなった。
富士山を見てからでないと、日本を離れられへん、みたいな気分。
富士山が見える側の、それも窓際の席をお願いする。
たった1時間強やもん、トイレに行かんかっても膀胱炎にはならんやろ。
それより富士山!なにがなんでも富士山!
搭乗員に、いつ頃富士山の近くを飛ぶのか聞いたら、多分20分ぐらい経った時と思いますと教えてくれた。
カメラを構えていそいそ待ってたら「ただいま、左手側に、富士山が見えてまいりました」と、わざわざ機内放送で教えてくれた。
あいにく曇ってて、かなり霞んでて、ほんでもってかなり遠かったけど、見えた!富士山!


もうすぐ上を飛ばんようになったんかなあ……。

ばいばい日本。


そして成田からシカゴに到着。
雪降ってるし……。


予定してた飛行機が飛べんからと、ゲートがあっちこっち変わる。
そのたんびに、大勢の乗客仲間と一緒に、ため息つきながら歩く。


雪はどんどん降り積もり、あっという間に山ができた。




いや……どっちかっていうと飛んで欲しなかったりしたりして……。


というわけで、めっちゃ遅れてニューヨークに到着。
遅れたおかげで、ほんまやったら迎えに来てもらえへんはずやった旦那が迎えに来てくれた。
ただいまアメリカ。

最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サワディ~カ~ (takoome)
2013-02-15 12:30:15
思い出、多き旅、スムーズな旅よかずっとええ、
また、違う国で3人の珍道中やってください。
今度はゆっくり来てくださいね、
返信する
takoomeさんへ (まうみ)
2013-02-15 14:06:07
確かに……おっしゃる通りかも……。
今だにちょっと疲れております。
やはり五十路にどっぷり浸かってるもんなあ……。

3人の珍道中ね……さて……けども、今回の経験を無駄にしないよう、行き先にはくれぐれも気をつけようと思う次第。

今度タイに行くときゃ、絶対に旦那と行かせてもらいま~す!
ほんでもって、タイをタイらしく楽しませてもらおうと、今から鼻息も荒く妄想しております!
返信する
Unknown (ろば)
2013-02-16 14:52:10
ほんと、終わり良ければすべてよし~
無事に帰れて本当に良かったよ。
先日のグアムの事件なんか本当に最悪。結婚式に参加するためについたその日にやられたんでしょ。28歳のお母さん、82歳のおばあちゃんかわいそう・・・

家の実家の母も、ちょっとしたところに連れてっても、たいした食事でなくても、良かった、楽しかった、嬉しい~っと連呼。もういつ死んでもいい・・・・と言いつつまだまだ、健在ですよ。

まうみさんのお母さんは本当に元気だね。海外で水着で大はしゃぎ~~かわいいお母さん~~

でも、今度は温泉旅行くらいが無難かな?なんて、おかあちゃんまた、きっと次の旅行の案練ってるで


富士山綺麗!!
私も先日新幹線から、海側の座席からほんの一瞬、30秒くらいの富士山が見られて感激したんですよ。
見られる確率は180分の1だって。
返信する
それから (roba)
2013-02-16 15:05:33
どん兵衛は残念ながら名古屋は関東風みたいですよ。
側面に関東(E)関西(W)って書いてあるらしい
三重も関東なんですよ。
大阪に行ったときに関西版買ってきます。

味?どっちも美味しいけどなあ・・・

写真二つもちょっと違うなあ・・・

所で弟さん、ちょっとどこかのやんちゃなオヤジに似てるなあ~大阪人やからかな??
返信する
ろば&robaちゃんへ (まうみ)
2013-02-17 14:44:16
いやもう、終わりよければすべてよし~と、わたしも思うことにしました。
ほんまやねえ……無事に帰れてほんまによかった。
大大感謝!!

実は、母が、また今度はグァムとかがええかも……なんてことを言い出してたもんで、
この事件を知って仰天してしまいました。
82才の女性と、78才の母がかぶってしもて、辛うて辛うて……。
なんでそんなとこで殺されなあかんのかと。
恐ろしい思いして、痛かったやろうにと。
いたたまれません……。

富士山、やっぱええ山です。愛してます。心から。

どん兵衛、そうなん?関東風なん?
そういや、おあげが全然甘うなかってん。
三重も関東??なんでやねん!!

で、そやろそやろ、わたしな、仁ちゃんの絵見た時から、弟みたいやって思ててん。
それですっかり馴れ馴れしい気分になって、最初の頃は気色悪がられててん♪
似てるで~、顔も気性も。うひひ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。