ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ピアノの調律が終わった。 PCR検査を受けてきた。 夏野菜を料理した。

2020年10月06日 | 日本とわたし
COVID-19のPCR検査(大手薬局の駐車場裏で行われているドライブスルー方式)を受けに行ってきた。


前日にインターネットで予約して、その時間に現場に行くと、最初のテント前でまずは予約表と免許証で本人確認、そして次のテント前に移動する。
窓越しに係の人からマジックハンドを使って渡された検査キットの細長い綿棒で、鼻の奥を左右どちらも約10秒ほどグリグリし、その先端が試験管内の赤い液体の中に浸かるように戻し、それをまた係の人に戻す。
はい、終わりです、良い1日を!

え?こんなに簡単だったのか…。
まあグリグリしている間はかなり不快でチリチリと痛んだけれど、想像していたよりはずっとマシだった。
明日は試験だというのに、怖がりで痛がりのわたしを心配して、助手席に乗ってついてきてくれた夫も、わたしが意外と平気そうだったので、これだと1週間に一回の割合で検査できるかも、と言っていた。
わたしたちの仕事柄、そうやって定期的に検査して、感染の有無をはっきりしておいた方がいいかもしれない。
まあこんなことを考えられるのも、検査が無料で予約も簡単だからなんだけど。


今日はボストンちゃんが調律を受けた。
スタインウェイ社から送られてきた調律師さんの調律は、これまで聞いたことが無い方法だった。
よく3度(音程の度数)や4度、または5度から始めるんだけど、そうじゃなくてジャズコードを入り混ぜた和音を弾いては音程を合わせていく。
チューニングハンマーをピンに入れるスピードが半端では無い。すごく速い。
合わせてはそこでまた面白いコードを弾く。
ああ、彼は多分ジャズピアノを弾くんだな、と思った。
案の定、調律が終わって世間話をしていると、彼の自宅にはヤマハのC7のグランドピアノとアップライトピアノがあって、ジャズ曲を好んで弾いていると言っていた。
ジャズにはヤマハのピアノが良く合うので気に入っているらしい。
「あなたはどうしてこのピアノを選んだの?」と聞かれたので、
「ギャラリーでボストン社のピアノを合計7台試奏させてもらったんだけど、いくら弾き比べてもやっぱりこのピアノに戻ってしまう。
別の日にまた行って、また弾いたのだけど、やっぱりこのピアノは最初の音から最後の音まで気持ちがいいなと思って」
そう言うと、「そこまで相性が合うのはなかなか珍しいから、すごく運が良かったのかも」と言われた。
「スタインウェイの設計の元に、日本の河合楽器がとても丁寧に作っているピアノだから、安心して末長く付き合えると思うよ」

今日の調律は442ヘルツ。
「え?それはちょっと困る。もう一台の方は440ヘルツだから」
「いや、大丈夫。
今はまだ新しくて弦が張り切っていて、特にこのピアノの場合は中音部分がパチンパチンなので、これからの空気の変化で間も無く440ヘルツに落ち着くようにしたから大丈夫。
ただ、どんどん乾燥していくだろうから、湿度計を買って、湿度が35%から45%に保てるように加湿器で調整して欲しい」

よぉ~し、ちゃんと世話するからね〜♬よろしくね〜♬


多分これが最後のミョウガさんたちになると思うので、冷凍保存ではなく酢漬けにした。


フライパンのフタを取った夫がギョッとして、うなぎかと思ったと言ったこの料理。


確かにおどろおどろしい😅
でもこれ、畑で健気に育ってくれていた、これも多分最後のナスビさんの煮びたし。
見た目はちょっと…だけどすんご〜っく美味しかった。

さて、明日はとうとう夫の国家試験本番だ。
ガンバ!(日本風)ファイティン!(韓国風)Break a leg!(米国風)