ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「何かもう福島はもう終ったかのように思ったり宣伝したりしてる…正気の沙汰とは思えない」小出裕章氏

2013年09月23日 | 日本とわたし
文字起こししました。



アンダーコントロール?
汚染水にゆれる福島


安倍総理:
ブエノスアイレスでお約束をした福島汚染水対策はですね、約束はしっかり、責任を持って、国として(?)参ります。

状況はコントロールされている

福島第一原子力発電所の汚染水漏れについて、オリンピック招致のプレゼンテーションで明言した安倍総理。
しかし、東京電力の幹部は、コントロールできていないと発言するなど、総理の、事実上の国際公約を巡り、混乱が広がりました

疑問の声は海外からも。

ウィーンで今月16日に開かれた、IAEA(国際原子力機関)の年次総会では、
もっと早く対策が執れなかったのか、などと、日本政府の対策の遅れに、批判が相次ぎました。

先月20日 東京電力本店:
大変ご心配をおかけしていることを、お詫び申し上げたいと思います。

福島第一原発の地上タンクから、高濃度の放射性汚染水が、およそ300トン漏れていたことが発覚したのは、先月(8月)のこと。
増え続ける汚染水を溜める、最後の砦とされるタンクも、その信用性が揺らぎ、汚染水処理は崖っぷちに立たされています

安倍総理(9月3日 原子力災害対策本部):
東電任せにせず、政府が前面に立ち、解決に当たることと致します。

こうした中、政府は、国費470億を投入し、
地下水が原子炉建屋に流入するのを防ぐ『凍土遮水壁』の建設や、『汚染水処理装置』を増設改良する計画などを柱とした、基本方針を打ち出しました。

そして今週、安倍総理は自ら、福島第一原発を視察。
東京電力は、2014年度中に、浄化を完了するという方針を伝えました。
しかし、技術面の問題、費用や作業員の確保など、大きな課題が残っています
果たして、原発事故の収束は、今後どのような推移を見せていくのでしょうか。

元村有希子キャスター:
特集です。
今週は、福島第一原発の汚染水漏れを中心にお伝えします。
スタジオには、こちらにあります本、今月出版されたんですけれども、
『原発依存国家』「週刊 SPA!』原発取材班という本を、共著で出されました、ジャーナリストの志葉玲さん(イラクがガザなど、戦場や紛争地を取材/環境・平和・人権がテーマ)におこしいただきました。
志葉さんは、通常の取材に加えて、この番組のために、多角的に、いろいろと取材をされたということで、その取材報告も兼ねて、今日はよろしくお願いいたします。
志葉さんはもう、2011年の事故が発生してからも、何度もくり返し、現地に足を運ばれてますよね。
 
志葉玲氏:
はい、事故直後から何度も足をはこんで、警戒区域なども入って取材していました。

ーー中略

元村キャスター:
これは、先週の(2013年9月)漁師さんの取材に出かけてくださって。

志葉氏:
はい、相馬市の方に行きまして。

元村キャスター:
ちょうど今、試験操業が自粛、というところが現状のわけですか。

志葉氏:
はい。

漁師の方:
息子の代が来るまではな………本人もやるって言ってるし、しっかりしてもらわないと困るっていう……。
国は、基準値は今100(一般食品の基準値は1kg当たり100ベクレル)、福島の場合は100でなくて、まだ下げて50までは出荷できるんだけど、
名古屋から南、関西方面は、「寄越してもらっては困る」と取り扱ってくれない状況だよな。

元村キャスター:
安倍首相のコントロール下にあるという発言とは裏腹に、全然コントロールされていない現状が、まだ現地にはありますね。
作業員の方にもお話を聞かれたとか。

志葉氏:
福島第一原発で、現在、中で収束作業を行ってる、ハッピーさんという方、ハンドルネームなんですけれども、ツイッターやってらっしゃいまして、

*ハッピーさん(@Happy11311)のツイッターより
『続4:重機やトラックがアクセス出来ないみたいなんだ。
だから、関係ないタンクをまずは解体してるんだけど、この中にも同じように、汚染水は入ってたから、線量高いんだ。
つまり、漏れたタンクを一個解体するのに、結局二個解体するから、作業員の手間も被ばくも、単純に云うと倍になるんだ』
『続5:この作業だけみても、タンク計画がいかに考えられてなかったかがわかるよね。
造ったタンクは将来いずれ解体されるし、長期的に考えれば、メンテナンスやリプレースも必要なのに、そんな事は全然考えてなかったんだ。
でもこれは、タンクだけじゃなくて、他の工事全般的に言える事なんだ』


顔とか声とかは一切出さないでくれという条件の元に、取材させていただきました。
彼が訴えていたことは、とにかく現場の状況を全然わかってないと。
東電社員含めて、現場の人間は、危険の中で一生懸命やってるんですよね。
ところが、例えば2011年の6月の時点で、実は、原発建屋の中に地下水が溜まっている、というような状況がわかってたわけなんですよ。
ところが、そういったことなんかも、対策は先延ばしにされてしまいまして、これがその時点で対策を打っていれば、ここまで酷い状況にはならなかったんじゃないか
と。
あとは、ネズミが入りこんで、配電盤をかじって停電というような話もありましたけれども、あれももう最初から危ないと、配電盤が剥き出しになっていて、カバーをかけないといけないというような話はあったんですね。
でもそれも放置されたと。
さらに深刻な問題としては、今、原発再稼働で、各地で準備が進んでいるじゃないですか。
その工事に、原発作業員がとられていて、福島第一原発の収束現場で、深刻な人手不足になっていると。

元村キャスター:
人手不足ということもありますし、もし2011年の6月の時点で、地下水対策をちゃんと着手していれば、
今この、レベル3と判定されたような深刻な事態にはなっていなかった
ということですかね?

志葉氏:
そうだと思います。

元村キャスター:
いずれにしても、後手後手の対応が本当に目立つ、それで、現場の作業員の方がいたずらに苦労するという構造があるわけですかね?

志葉氏:
彼(ハッピー氏)がツイッターをやっているのも、とにかく現場を見てほしい、声を聞いてほしいという思いで、
まあもちろん、仕事先にバレたら大変なことになるわけなんですけども、そういったリスクを覚悟しながらも、つぶやき続けてると。

元村キャスター:
そのつぶやきをまとめて、本に出されるそうですね。

志葉氏:
はい、来月10月に『福島第一原発作業日記3.11から700日間』という本を、河出書房新社から出されるそうで、著者ハッピーさんです。

元村キャスター:
貴重な現場からの提言ということになりますね。

いわば、後手後手に回っているっていうことは最初からわかってるんですよね。
わかってんのに、なぜ手を打てないのか、というところに問題の本質があると思うんですけど。

志葉氏:
そうですね、ですからハッピーさんとも話をしたんですけれども、内部告発というような形ではなくて、
例えばアンケートだとか、そういうふうな形で、現場でこういう問題がある、こういう対応をするべきだというようなことを、収束作業の中で反映していくと。
それを、政府や東電のトップレベルの人間が、ちゃんと把握するということが必要なんじゃないかと思います。

元村キャスター:
まあその、業を煮やしたというか、政府が乗り込むということにだんだんなってきましたけども、志葉さんは、政治家の中にも今回お話を聞かれてますよね。

志葉氏:
はい。
超党派で作る『原発ゼロの会』というのがあるんですけども、そこの中心人物のひとりである、服部良一前衆議院議員に取材させていただきました。


映像提供『原発ゼロの会』より
免震重要棟を出て、福島第一原子力発電所現場視察

今月5日、国会議員ら12人が、福島第一原発を訪れました。
『原発ゼロの会』のメンバーです。
『原発ゼロの会』は、去年3月、脱原発を目指す、超党派の国会議員によって作られました。
与野党を問わず、およそ60名が参加しています。

視察に参加したメンバーのひとり、服部良一前衆議院議員に、原発事故の現場を見た印象を聞きました。

服部氏:
事故後、2年以上経ってるわけですけどね、漏れ続けてたんじゃないのかと。
それからフランジ型のタンクというのは、直接東電に質問したんですけども、報道等でも、5年間の寿命だということが言われている。
じゃあ、最初から5年しかもたないということをわかってて造ったのか、その考え方っていうのはいったいなんなんだということを質問したわけですけど、
まあ、もうひとつ明確な回答はありませんでした。
結局フランジ型っていうのは、フランジとフランジの間にゴムのパッキングを入れて、それをボルトで締めつけてるわけですけれども、
そういったところから、ゴムの腐食もあるでしょうし、ボルトの緩みもあるでしょうし、で、それが300基もあるんですよね。
それをどうするんだと。
タンクから汚染水を抜いて、別のタンクに移し替えると言うけれども、そんな簡単な作業ではないです。

ナレーション:
事故発生から2年半、野田政権の収束宣言、そして、コントロールされているという、安倍総理の発言とは裏腹に、収束への道筋は見えてきません。
服部氏は、今こそ、東京電力を破綻処理するなどの、政治決断が必要だと主張します。
 
服部氏:
やはり東京電力が、経営問題として、もしこの汚染水対策を先延ばしにした、遮水壁の建設を先延ばしにしたとすれば、
これはほんとに、まあ言葉は行き過ぎかもしれませんけれども、これはもう犯罪的行為
だと。
確かに、事故を起こしたのは東電で、東電に第一義的な責任がある。
しかし、そのことによって、電気料金に対する上乗せとか、国民に対するしわ寄せとかいうことが出てくるとすれば、
それはやっぱり、国の政策として、東電に対する破綻処理、すなわち、東電を支えてきた株主であるとか、銀行であるとか、生命保険会社であるとか、
そういったとこの責任も問う
形で、きちっとした道筋をあらためてつけていかないと

この原子力事故の損害賠償、これは各個々の被害に遭われた方々に対する損害賠償ももちろんありますし、
それから何兆円かかるかわからないと言われる除染の対策、そして今回の汚染水の対策、こういったものができないと思うんですね。
ですから、そういう意味での政治的な決断というものが、今この汚染水問題について、あらためてクローズアップされてきたんではないのかというふうに、私自身は思っております。

元村キャスター:
確かに、16日のIAEAの総会でも、誰が責任を取るんだということが、日本に対してすごく投げかけられたということで、
ただ、服部さんがおっしゃる破綻処理というのは、どこらへんに狙いがあるんですかね?

志葉氏:
東電は営利企業ですので、結局は、収束作業よりも会社としての利益を優先しまうと。
さきほどのハッピーさんのお話なんかでも、結局のところ、安全対策がとられなかったのは、東電が、安全よりもコストカットを優先していたと。
例えば、タンクの見回りなんかも、十分な人手が無いんですよね。
ですからまあ、人を雇えばいいんですけども、そこで予算を使わないと、いう問題があります。

元村キャスター
つまり、営利企業の限界というところを、どうやって政府とかが、公共のことでやるかっていうことですね。

続いては、原発事故以前から、原発政策について批判的な立場から発言を続けてこられた、京都大学原子炉実験所の小出裕章さんにインタビューをしました。

↑以上、まうみ文字起こしおわり

↓ここからは、きーこさんが文字起こししてくださったものを転載させていただきます。

「…正気の沙汰とは思えない」小出裕章氏9/22ウイークリーニュースONZE(内容書き出し)

2013年9月22日 BS11 ウイークリーニュースONZE
コントロールできる? 原発汚染水の現実



キャスター:元村有希子・毎日新聞科学環境部編集委員

元村キャスター:
原発事故以前から原発について批判的な意見を続けてこられた、京都大学原子炉実験所の小出裕章さんにインタビューしました。

金属で冷やす

小出氏:
汚染を拡散させないためには、地下水と汚染を遮断しなければいけないから、
地下に遮水壁を張り巡らせるべきだ、という提案をしました

東京電力もそれを受けて、遮水壁を造るためにいくらかかるか?という計算をしたところ、
「1000億円かかってしまう」と。
「そんな多額のお金を払うというと、株主総会が乗り越えられなくなる」ということで、その計画をとらなかった
今、この事態に立ち至ったのだから、私は、水以外の物質ということを考えた方がいい、と思うようになりました。

金属で冷やすという方法は考えてみるべきだと、今は真剣にそう思っています。

ただし、…「金属でやれば確実に上手くいく」と言えるかというと、申し訳ありませんが、確信もありません
それを炉心に届かせるため、溶け落ちてしまって、今どこにあるか分からない炉心に届かせるためには、
どのようにしてそれを送り込めばいいかという、そういう流体工学という専門家も必要だと思いますし、
様々な専門家のアイデアを集めて、事故に向き合うべきだと思います。

少なくとも「水はやめる」ということを早めに決断しないと汚染水問題がどうにもならなくなって、
海へ流すしかないということになってしまうと思います。


アルプスとトリチウム

小出氏は、汚染水処理に投入される浄化装置アルプスについても、疑問を持っています。
アルプスは、特殊な吸着剤で、ストロンチウムやセシウムなど、63種類の放射性物質を取り込み、「汚染水を浄化する」というのですが……。

小出氏:
東京電力も、アルプスという名前の、ストロンチウム除去装置をつくってはいるのですが、
まだ、本格的に稼働もしていません
もし本格的に稼働して、ストロンチウムを上手く取れたとしても、でもまだ取れない放射性物質というのもあって、
一番難しいのは、トリチウムという放射性物質ですが、どんな除去装置をつけても、トリチウムは除くことができません



トリチウムというのは、別の名前で言うと三重水素という名前なのですが、名前通り水素なのです。
水素ですので、環境に出てきてしまうと、水になります。
トリチウム自身は、水なんです。

ですから、そこに含まれている汚染物質をどんなに取ったとしても、トリチウムは水そのものですから、取れない
トリチウムが出す放射線は、大変エネルギーの低いベータ線ですので、放射線の毒性自身は、そんなに高くはないのですが、
それでも、水で支えられている生き物という世界の中では、トリチウムというのは、大変な脅威になるだろうと思います。


石棺

今も、1日に400トンもの水が、壊れた原子炉建屋に流れ込んでいるという福島第一原発。
この先どうすれば廃炉にできるのか?
小出氏は、チェルノブイリ原発事故でとれた石棺しか、その方法は無いと言います。

小出氏:
国や東京電力は、「溶け落ちてしまった燃料を外につまみ出す」ということを、計画に書いてありますけれども、
私は多分、それはもうできないと思います
そんなことをしようと思うと、大変な被曝になってしまいますし、
やっても「完璧に取り除くということは結局はできない」と思いますので、
むしろそれは諦めて、
「全体を、チェルノブイリ原子力発電所でやったように、石棺というような構造物で埋め込むしかないだろう」と思います。

でも、その石棺を造るまでにも、また何年かかるのか、何十年かかるのか、それすらが分かりません。
できた石棺も、完璧に上手くできたとしても、今、チェルノブイリでなっているように、30年も経てば、石棺自身がボロボロになってきますので、
またその石棺の上に、第二石棺という、大きな石棺を造らなければならなくなるという、
そういう延々とした作業が、今後、何十年、あるいは何百年という時間をかけて、やり続けなければいけない

それも全てが被曝作業だということですね。

私からみると、もうどうすれば、こんなことが成し遂げることができるのか、
一体そのために、どれだけの悲惨なことが起きるのか、もう想像もできないほどのものなのであって、
何か皆さん、福島はもう終わったかのように思っている、
マスコミもなにかそのような宣伝をしているということが……正気の沙汰とは思えない。



スタジオ

元村キャスター:
原発の専門家である小出さんの言葉に、私は茫然とする感じなんですが、
金属で冷やす手法というのは、具体的にはどういうアイディアなんですか?


志葉氏:
まずですね、原発事故が起きて、中の核燃料が溶けて、そのまんまになっている訳なんですけれども、
まだ熱を持っているんですよ。
原発を停止しても、燃料が熱を持っているので、これを冷やさないと、溶けてですね、放射性物質がさらに拡散してしまうという状況になります。


元村キャスター:
それが、水で冷やす理由ですね。

志葉氏:
そういうことですね。
だけど、水で冷やすと、汚染水がいっぱい出てきちゃうじゃないですか。
ですから、低い温度で溶ける金属、たとえば鉛などとか、そういったものをですね、中に投入していって、で、核燃料の熱で溶ける。
チョコレートで、たとえばピーナッツなんかをくるんだりするように、どんどんどんどん金属を投入していくことで、核燃料をくるんで行く。

元村キャスター:
結果的にコーティングすると。

志葉氏:
コーティングするわけですね。

元村キャスター:
ああ、なるほど。そうすると遮蔽できる、というアイディアですね。

志葉氏:
それに、金属の表面から熱が逃げるというような、冷却効果も期待できるというふうに、小出先生はおっしゃっていました。

元村キャスター:
実際に、どこかで実証したりしているんでしょうかね?

志葉氏:
海外の専門家から話を聞いたというのと、また国内からもそういった事に関して、小出先生に提言している人がいるというようなことで、
私もこれから、もうちょっと調べてみたいと思っています。

元村キャスター:
私がちょっと思いますのは、
小出さんのようにね、原発政策に批判的な人たちの意見っていうのは、なかなか中央に届かない

志葉氏:
はい。

元村キャスター:
審議会の委員にも任命されない

志葉氏:
はい。

元村キャスター:
そういった事で、そういう人たちの意見がまず反映されるのか?って言うところから、疑問なんですけど。

志葉氏:
そうですね、ですから、小出先生ともお話ししたんですけれども、
やはりですね、国際的な監視団というか、もう日本だけの問題じゃないんですよ。

元村キャスター:
そうですね。

志葉氏:
技術も含めて、世界の知恵と監視を日本に集めて、この福島第一原発を何とか収束させないといけないと。

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第2部「水冷やめて空冷に」9/11そもそも総研(内容書き出し)
立命館大学の山田廣成特任教授
鉛での冷やし方の方法を玉川さんに説明していらっしゃいます。

9月20日の午前中、岩上さんが山田教授にインタビューをしていました。
そこで詳しい説明をしていらっしゃいました。
その時に岩上さんが「小出先生も最近金属で冷やす方法について話していますが」
と言った時、山田教授が「私の方から小出先生に電話をさせていただきました」と答えていらっしゃいました。
用事があったので全部見る事が出来なかったので、
その時のインタビューがIWJのアーカイブで残っていないのがとても残念です。



志葉玲さんが話していらっしゃる、
「国内からもそういった事に関して、小出先生に提言している人がいる」
というのは、きっと山田教授の事だと私は思います。

「水で冷やすというやり方はそろそろ諦めるしかない」と私は思うようになりました。
小出裕章氏8/23報道するラジオ「福島第一原発事故 汚染水の問題は」(文字起こし)