ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

日本の未来(子供)を救うためにも、今回の選挙はちゃんと勉強してだまされんといて!

2012年11月16日 | 日本とわたし
放射線被曝から子どもを守る会・多賀城というブログに、岩手県の子ども達についての記事が載っていました。
今からもう、8ヵ月以上も前の、今年3月2日のことです。
気になっていましたので、経過も含め、紹介させていただきます。

↓以下、転載はじめ

岩手県の尿検査、子ども9割からセシウム検出
2012-03-02 21:30:28

岩手県が、子どもの内部被ばくについて、尿に含まれる放射性物質を調査した結果、132人のうち119人の尿から放射性セシウムが検出され、
最も値が高かったのは、尿1リットルあたり6ベクレル以上7ベクレル未満だったということです。

しかし、岩手県の専門家は、「健康への影響は極めて小さいと考えられる。調査を継続する必要はないと考えられる」という結論を出しました。





この尿検査の検出限界値は1ベクレルなので、9割の子どもが1ベクレル以上ということでしょう。

予想以上の多さに愕然としました…。

こちらの記事にも書きましたが、尿中セシウム平均約1.23Bq/L以上の慢性被曝で、チェルノブイリ膀胱炎(前ガン病変)が発症しやすい、というデータがあります。
尿にセシウムが検出されるということは、飲食物や呼吸を通し体内にセシウムが入り、内部被曝した、ということです。

内部被曝量を軽減させる対策を取り、継続調査が必要な結果であると思います。

一体、何のための調査なのでしょうか。

将来の不安を減らすために、今できることを、あえて看過してどうするのでしょう!?

健康調査をした岩手県のHPに載っている詳細
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=36279

追加調査をする事になったことを伝える、岩手日日新聞社2012日10月22日の記事
http://www.iwanichi.co.jp/ken/item_31707.html

*******       *******       *******       *******

そしてこれが、上記に載せられていた中日新聞(事故から半年後の2011年9月20日)の記事を書き起こしたものです。

チェルノブイリで多発 セシウムで膀胱炎 がん発症率20年で倍

医学博士・福島氏に聞く


「チェルノブイリ膀胱炎」について話す福島昭治氏=神奈川県秦野市で

福島第1原発事故から半年。
子どもの尿から放射性セシウムが検出されるなど、福島県内では、内部被ばくの危険にさらされている。
チェルノブイリ原発事故で、がん発症の因果関係が認められたのは、小児甲状腺がんのみだった。
だが、土壌汚染地域からは、セシウムの長期内部被ばくによる、「チェルノブイリ膀胱(ぼうこう)炎」という症例の報告もある。
医学博士の福島昭治・日本バイオアッセイ研究センター所長(71)に話を聞いた。(小倉貞俊)


体外排出に40~90日

「セシウム137は膀胱にたまり、尿として排せつされる。絶えず膀胱に尿がたまっている前立腺肥大症の患者なら『影響が出やすいのでは』と思ったんです」

化学物質の健康被害を研究する同センター(神奈川県秦野市)で、福島氏は、研究に取り組むきっかけを振り返った。

1986年4月、旧ソ連(現ウクライナ)でチェルノブイリ原発事故が発生。
10年後の96年、大阪市立大医学部第一病理学教室教授だった福島氏は、ウィーンで開かれた世界保健機関(WHO)の会議に出席した。
その際、事故の健康被害を研究していたウクライナの教授らと意気投合し、共同研究を始めた。

同国では、10万人当たりの膀胱がんの発症率が、86年に26.2人だったのが、96年には36.1人と、約1.3倍に増加していた。



原発事故で、大量に放出されたセシウム137は、土壌に付着し、放射能は、30年で半減する。
汚染されたほこりや食品などを、口から体内に取り込むと、腎臓を通って尿から排せつされるのは、40日から90日もかかる。

「セシウムによる長期被ばくが、原因ではないか」。
そう考えていた福島氏らは、94年から2006年に、前立腺肥大症の手術で切除された、膀胱の組織131例を分析し、その多くに異常な変化を見つけた。

「顕微鏡で組織を見て、すぐに、『これは今までに経験のない病変だ』と驚いた」と福島氏。

通常は、同じ大きさに整然と並んでいるはずの上皮の細胞が、ふぞろいな形に変化しており、上皮の下にある粘膜の層には、液がしみ出して、線維と血管が増えていた。

福島氏らは、居住地別に、患者を、
「高い放射線量地域」(1平方キロ当たり30~5キュリー=放射能の強さを表す単位)、
「中間的な線量地域」(同5~0.5キュリー)、
「非汚染地域」の3グループに区分。
高線量と中間的線量の地域の約6割で、膀胱がんの前段階である、「上皮内がん」を発見した。
一方、非汚染地域での発症はなかった。

病変は、DNAでがんの発生を抑える「P53遺伝子」などが、セシウムのガンマ線などで変異して、損傷したのが原因とみられた。
福島氏らは、「膀胱がん化する恐れが高い、慢性の増殖性膀胱炎」と結論付け、研究途上の04年に「チェルノブイリ膀胱炎」と命名した。

その後、同国の膀胱がんの発症率は、05年には50.3人と、20年前の2倍近くにまで増加した。
「長期にわたる、疫学的な調査を実施していれば、膀胱がんとの因果関係も分かったはず」と福島氏は力を込める。

日本でも、チェルノブイリのように、膀胱炎の患者が出るのだろうか。

先の、3グループの患者の尿中のセシウム濃度は、1リットル当たり平均で、
高線量地域は約6.47ベクレル、
中間的線量地域が約1.23ベクレル、
非汚染地域で約0.29ベクレルだった。


福島でも尿から検出 高精度検査、除染が急務


福島県の子どもの尿検査の結果を発表する「福島老朽原発を考える会」のメンバーら=7日、東京都千代田区で

福島原発事故を受け、厚生労働省が、5月から6月に行った母乳の放射性物質調査では、
福島、二本松、相馬、いわき各市の女性7人から、1リットル当たり1.9~13ベクレルのセシウムを検出。
同省は、「乳児が飲み続けても健康に影響はない」との見解を出したものの、ウクライナの尿中セシウムと近いレベルとあって、危惧する研究者も少なくない。

市民団体「福島老朽原発を考える会」も、セシウムによる膀胱炎の研究報告に着目する。
5月下旬、福島市の6~16歳の子ども男女10人の尿に含まれる、放射性物質を採取し、フランスの放射線測定機関に検査を依頼。
さらに、7月下旬には、追跡調査のため、この10人を再検査した。

このうち9人は、再検査の時点で県外に避難しており、5月の検査に比べて、尿中のセシウム濃度は20~70%減少した。
逆に、福島市に残っていた1人は、セシウム137が11%増の、1リットル当たり0.87ベクレルを検出した。

新たに、県内の10代男女5人を検査すると、1人はセシウム134が同1.82ベクレルと、これまでで最高の値を記録した。

同会は7日、東京都内で、検査結果を発表した。
阪上武代表(46)は、
福島では、日常的な呼吸や食事により、内部被ばくが続いている可能性が高い。
汚染地域に住み続けることで、チェルノブイリで発生した膀胱炎のような症例が起きかねない
」と懸念。

福島県民健康管理調査での尿検査は、セシウムを検出できる下限値(検出限界値)が、13ベクレルと高すぎることを挙げ、「より精度の高い検査の導入を」と改善を求めた
さらに、「除染完了まで、子どもを避難させることも考えるべきだ」とも。

土壌汚染の程度については、ウクライナと福島県を比較すると、ウクライナの高線量地域はキュリーからベクレル換算で、1キログラム当たり約13万8000~2万3000ベクレル、中間的線量地域は2万3000~2000ベクレル。
福島市などは、この中間的線量地域に近い数値
だ。

同様の線量の南相馬市で、除染活動に携わる東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授(58)は、
すでに、膀胱がんなどのリスクが増加する可能性のある段階、とみるべきだ」と警鐘を鳴らす。

原発被災地の住民の間では、尿中の放射線量に対する関心も高まっている。
同市は15日から、これまで対象外だった7歳未満の未就学児の尿検査を、無料で始める。

同市が、内部被ばくを検査するホールボディーカウンターは、測定に3分ほどの静止が求められ、体格も合わない未就学児を除外。
市民から、尿検査の要望が寄せられて実現するものの、ここでも、検出限界値が20ベクレルと、高いのが難点という。

チェルノブイリ周辺では、免疫力が低下し、各種の感染症が多発した。
では、膀胱への内部被ばくを抑えるには、どんな対策を取ればいいのか。

前出の福島氏は、
尿をためないように、なるべくトイレに行くこと。
マスクで防御し、安全な食材を選ぶこと。

当時のウクライナは食材を含め、日常生活の管理や指導がしっかりされず、被害を広げた面もある」。

最後に、福島氏は強調した。
「『福島膀胱炎』が起きないようにすることは、十分できるはずだ。
適切な情報を得ることが安全を守ることにつながる。
風化させないよう一人一人が意識を高めてほしい」

↑以上、転載おわり


福島だけやない、岩手の、そして他の地域の子ども達の多くが、飲食物や呼吸を通して、体内にセシウムが入り、内部被ばくした。
けれども、専門家は、「健康への影響は極めて小さいと考えられるので、調査を継続する必要はない」と言うた。
自分の子どもの身体の中に、有害物質が入り込んでしもてて、それがどんな悪さをするのかも不明やっちゅうのに、「ああそうですか、ほなよかった」って思う親がいるやろか?
なんとかして、詳しい状況が知りたい。
早めに手を打てるもんなら打ちたい。
そう思うのが親ちゃうやろか?
ほんで、その子ども達本人も、ちゃんと調べてぇなって思てるんちゃうやろか?

想像もせん、警戒もせん、ただ数字が欲しいだけの検査なんか受ける必要ないよ。
そんなん、調査してる連中の遊びやから。
数字集めて、それを集計して、うわ~、へ~とか言うて喜ぶだけやから。

岩手は10月の末に、追加調査することになったらしいけど、いったいなんのためにするのか、結果によっては治療を即刻始めるつもりがあるのか、それを聞いてから受けてほしい。

そして何よりも、一日も早く、集団疎開を実現させたい!
総選挙が行われるのなら、集団疎開、避難しておられる方々(その場所がどこであっても)への補償、原発即廃炉作業の開始、稼働原発の即停止、がれきの焼却停止、
その他、TPPや消費税の撤廃、基地の廃止などなど、はっきりと実現すると明言してる人に投票してほしい。

どんなことがあっても、なにがなんでも、この原発地獄をコソコソと、薄汚いあの手この手を駆使して作った自民党と、それを助けてきた連中にだけは入れんといてや!
絶対の絶対やで!

参考のために↓

【原発推進および脱原発を装っている政党】
自民党、民主党、公明党、日本維新の会、みんなの党、国民新党、太陽の党、新党改革

【脱原発を目指す政党】
国民の生活が第一、新党大地・真民主、みどりの風、社民党、共産党、減税日本

「東京を変えるキックオフ集会・後半」

2012年11月16日 | 日本とわたし
14日の記事“『東京を変えるキックオフ集会』宇都宮けんじさんとともに」by きーこさんの文字起こし”の後半です。
前半⇒http://www.ustream.tv/recorded/26988828  
後半⇒
http://www.ustream.tv/recorded/26990973

↓以下、転載はじめ

「東京を変えるキックオフ集会・後半」11/14宇都宮けんじ鎌田慧・落合恵子・佐高信・海渡雄一・山本太郎(内容書き出し)

宇都宮健児さん・応援団からのエール


48:21~鎌田慧さん


こんばんは、鎌田です。
長い間、東京都民でいることを、恥ずかしく思ってきました。
東京都は国際都市、というのは名前ばかりで、こんな非国際都市は無かったと思います。
というのは、都知事が極めて差別的な人間で、どれだけ差別的な発言をしてきたか、という事ですね。

まず身体障害者に対しての差別
それから女性に対する差別
それから年寄りに対する差別
それから中国に対する差別
それから韓国に対する差別
それから第3国という言い方の差別

これだけの差別を、私たちは打破できなかった。
これは、ジャーナリズムの責任でもあったかと思います

差別は犯罪です。
そういう差別者をこれまで許してきた、本当に痛恨の思いです。
今度こそ、差別のない明るい社会で行く。
そういうチャンスがきました。

それも、彼(石原)は自分から投げ出したわけです。
これは、本当にチャンスです。

彼(石原)は、東京都に、東京湾に原発を持ってくるほど原発は安全だ、という馬鹿な事を言っていました。
持ってくりゃいいじゃないですか。
持ってこれない。
こういう馬鹿なことを平然と言っていても、投票する人たちがいた訳です。
これは、私たちの責任だった訳です。

今は本当にホッとして「やるぞ」「今度こそ本当に明るい東京にしよう」という希望が見えてきました。

デタラメで、勝手放題で、暴君だった石原がいなくなるんです。
しかし、彼は何を考えたのか、後継者を指名しています。
なんですか!
民主主義じゃないじゃないですか。
だれが暴君の子分として、次の後継者になろうとしているのか、「恥ずかしく思え」という事です。
ま、後継者よりも、私たちが推す候補の方が、はるかに人格者です。

後継者については、これから発言する佐高さんが、初めから徹底的な非難者でして、これからたっぷり、後継者について非難されるのではないかと思います。

私たちはまず、
脱石原都政。
脱石原後継者。
脱原発。

これで、東京から変えていく、そして日本を変える、こういう、未曽有のチャンスになっています。
本当に頑張れば道が開ける、それが見えています。はっきり見えています。
頑張りましょう。


52:51~落合恵子さん


今晩は、落合です。
どうでもいい事ですが、私は宇都宮出身です。
ついこの間、11日の午後、栃木県というのは、大変保守的な土地なのですが、
栃木県初のさまざまなネットワークがひとつになって、脱原発の集会を栃木県でやってきました。
3000人近くの方が、集まって下さいました。
で、その集会を終えて、そのまま東京へ戻って、この中でも大勢おられると思います。
あの国会包囲に出て、大きな声で、こう、マイクを片手に持つと私は、つま先と膝がもうリズムを取っちゃうんです。
「再稼働反対」ってもう、全部が、あのリズムを取ってしまうのですが、本当に再稼働反対です。

原発は、原発という単体であるが故に反対であると同時に、単体のみならず、原発的体質そのものに、私たちは反対しなければならない。

東京も、石原単体のみならず、石原体質そのものに、私たちは反対しなければならないのです。

あれだけの人権侵害を、私もメディアの片隅の人間ですが、他の政治家がしたら、とっくに飛んでいますが、
メディアは今まで何をしてきたのか?と、私たち自身も自ら問いかけなければいけない
でしょう。
そして、彼が言った言葉の中で、全部許せませんよ。
「生殖能力を失った女は」なんて言ったんですか!?
私ももう人間扱いされていないって、お前に扱われたくないよっていうのはあるんだけど、本当に腹がたつ発言。
障害のある方々に対して、在日の方々に対して、同じアジアの方々に対して、どれだけ言ってきたか!

あの単体とです。

単体的体質をそのまま受け継いだ人々が、あちら側は次々に立つんです。
次々に立てよ、いっぱい立てよ、
こっちは一本化だっていうのが、ものすごく私の中に今、強くあります。

先程、私は、人権の、中学生の書いた作文コンテストというのを、何人かの方々と選考してきました。
見事に、素敵に、必死に、まっすぐな作文でしたが、
その時ご一緒に選考委員をさせていただいている、映画監督の山田洋二さんからメッセージをもらってきました。
「言って、言って」って言って。
とっても短いメッセージで、ごめんなさい、時間が無かったから、
宇都宮さんなら大丈夫。心から期待をしています。山田洋二」とおっしゃっています。

人が生きていく痛みが分からない人が、「政治」なんかやっちゃいけないんです。
差別の忌まわしさが分からない人が、「人権」なんていう言葉を使ってもらっては困ります
原発に対して、本音の部分では、社会に対する流れが変わるのを待って、いつか推進に変わろうとしている人たちが、
選挙のためだけに、「脱原発」なんていう言葉を使ってはいけない
のです。

あらゆるタブーの中で、私たちに許されなかったのは、怒りを表明することです。
明日、心から笑ってい抱き合うためにです。
今日は、そして選挙の日まで……これはいいんだよね?さっきいろいろとタブーの言葉を……(笑)、

選挙の日まで、私たちは怒り続け、この怒りを「やさしさ」に手渡すために、しっかりと見つめていきましょう
よろしくお願いします。


57:08~佐高信さん(評論家)


こんばんは。
今まで東京都は、都民の事を頭におかない知事に、残念ながら、知事としてやってくるのを許してしまいました。
あの石原チンタロウの頭の中には、「都民」という言葉は無かった。
彼が何時も使うのは、「国民」です。
都民を飛ばした国民、というのが彼の頭の中にあったと。

ようやくその霧を払いのける日がやってきます。

さっき鎌田さんが、猪瀬なにがしかの事は云々、という話がありましたけれども、
私は相手にしたくはないんです。
しかし、猪瀬という人は、かつては、小泉純一郎の子分でした。
今度は、石原の子分になってる。
「子分を親分にしてはならない」というふうに思います。

宇都宮さんと、特に意気投合したのは、宇都宮さんが藤沢周平のファンであると。いうことです。
あの…宇都宮さんっていうのはね、すごいエリートのように見える。
ま、実際エリートだった訳ですけれども、知られているように、いわゆる弁護士事務所を、居候弁護士時代に、二度クビになっている。
ね、これは、あんまりあることではないらしいです。
頂上とどん底を、両方経験している人なんです。
そういう人が、藤沢周平という人を好きになる。

石原チンタロウに藤沢周平は解らない。
つまり、その石原の後継と言われる猪瀬対、藤沢周平のファンである宇都宮の戦いなんだ。

宇都宮さんはまた、宮部みゆきさんの、「火車」という小説の中に出てくる弁護士のモデルなんですね。
だから、本当にサラ金問題云々という、宇都宮さんが書かれた自伝みたいなのを読みだすと、すごいんですよね。
暴力団に追い込みをかけられたような、私なんかもやっぱりね、結構そういう目に遭っているんですけれども、
暴力団の方じゃない方ですね、その、あ、似たようなもんか、
全然、泰然としているでしょ、ここがまたね、しぶといというかしたたかというか、褒め言葉ですよ、ね。

是非、宇都宮都知事を実現させる……これは大丈夫?
ということです。
どうも!


1:00:58~海渡雄一さん


海渡です。
私は、宇都宮先生の人柄についてお話をしたいと思います。
私は30年間、原発訴訟をやってきていて、ひょんなきっかけから、宇都宮先生に事務総長という事で任命されまして、
2年間、事務総長として、本当にお近くで、毎日毎日ご一緒に仕事をしたんですけれども、
日弁連のトップとしての宇都宮先生の采配を、本当に間近に見ることができました。

私の、原発反対をやってきた弁護士の信念、そして、日弁連事務総長としてご一緒した経験から、
宇都宮先生以上にですね、都知事にふさわしい方はいないという事を、まずそういう確信を申し上げたいと思います。

その確信の根拠を5点説明します。

第一点は、
宇都宮先生には弱いもの貧しいものに対する限りない共感、そういう優しい心があるということです。

二番目、
これは、宇都宮先生の、本当に素晴らしい人格。
日弁連も実は、選挙の結果ですね、主流派と反主流派に分かれて、我々の反主流じゃなくて非主流ですかね、非主流として当選したわけですけれども、
しかし、考え方の違う、その…なんていうんでしょう、副会長の先生方と議論していてもですね
次第に次第に、宇都宮先生の魅力に引き込まれて、そういう方々もみんな、同じ意見になっていった。
そういう人の気持ちを抱擁して、人格的に抱擁して変えていく素晴らしい能力を持っているということ。
これが、二番目に言えることだと思います。

三番目にですね、
これは非常に重要な点だと思いますが、宇都宮先生は大変な勉強家です。
もう、一緒にいてわかるんですけれども、たとえば普通、会長ともなるとですね、日弁連のシンポジウムなんかがあると、
最初の5分間ぐらい出て、パッといなくなるのが普通の行動パターンなんですが、宇都宮先生は、次に予定が無ければですね、最後まで聞いておられるんです。
それも、ぼーっと聞いているのではなくて、ずーっと、メモを取りながら聞いている

本を読んでいく時にもですね、もう隅から隅まで真っ赤っかになるぐらいに線を引きながら本を読まれて、
そして読んだらですね、僕に「こんな本だった」というのをですね、ガンガン、ガンガン話してこられると。
「お前も読め」ってこういう事なんですけれども、そういう本当に向学心に燃えていて
都知事として、新しい政策に果敢に挑戦してですね、必ず解決して行けるというように思います。

そして、第四番目は、
行動力がある。体力もある。ということ。
たとえば、被災地に飛んでですね、もう真っ先に、ローンの救済をしなければいけなとか、原発の被災者の救援をしなければいけないとか、
そういう政策を打ち出している、そういう決断力もあった。

決断力が5番目です。
そしてその、決断したことの政策を実現していく。
政策実現力、突破力を兼ね備えている。

それによって今日の、たとえばローンの問題や借金の問題についての法改正なども、成し遂げられてきたのだと思います。

これからの選挙を戦うわけですけれども、
みなさん一人一人が、選挙の運動員になれます。
今日の資料の中にですね、どういう選挙運動ができるかが書いてあります。
私も一生懸命頑張りたいと思います。
宇都宮先生と共に東京を変える、この戦いを共に戦いましょう、よろしくお願いします。



今日のサプライズ01:05:02~

こんばんはー!山本太郎です。
すみませんどうも、はじめまして。

山本太郎さん


サプライズもなにも、僕はいち聴衆として入ろうとしたんです、会場に。
「どんな方なんだろう?」という事をもっと深く知るために。
「だったら舞台袖へ、舞台袖へ」って呼ばれて、今ここなんですね。
すみません、なんかしゃべるという事を全然……じゃなかったので。
すごいですね、すごい熱気ですね。

というわけで、本当に、いよいよ本当に、東京が市民の手に取り戻せる時が来たんじゃないかと、思うんですよね。
で、宇都宮さんの事を、宇都宮さんを知っているっていう方に、いろいろと聞いたんです。
そうしたら、悪い事を言う人が一人もいないんですよね。
そんな人いますか?普通。
一人ぐらいね、なんか悪態ついたりするもんですよ。
一人もいない、そんな人がいたんですね。
で、ごめんなさい、昔から脱原発にいろいろと取り組まれている方にですね、いくつか質問をしたいんですが、いいですか?



山本:
今、東京は1ワットも原発に頼っていないですよね?
原発、東京都はもう一切必要ないんだと、即時に撤退して結構ですと、宣言できますか?

宇都宮:
宣言します

山本:
すばらしい!すばらしいっ!!
いますか?即時撤退なんていう事を口にした日に、すぐ潰されるんですよ。
ちょっとビックリしました、今。
でも、言われるのかと思いました。ハッキリ言いましたね、今。
他にも問題点が沢山あるんですね、
震災家財の広域処理という事で、東京都は本当に、沢山のゴミを引き受けたと。
それによって本当に、放射性物質という部分だけに関わらず、その他沢山、アスベストだったり、ヒ素だったり、六価クロムだったりという毒物が、沢山混ざっていますよね。
それを焼却するという事を、東京都としてはこの先、認めていってもいいんですかね?

宇都宮:
これはやっぱり、住民の意見を聞いてですね、ちゃんと方針を立てなければいけないです。
がれき処理とか焼却の、地域の住民と、やはり対話しなければダメでしょうね。

山本:
住民というのは、被災地という事ですか?

宇都宮:
被災地もそうですし、がれき処理を今、箱に入れてるところがあるでしょ、
そういうところの、あの……ま、基本的には、自分の政策は、今までは私は、トップダウンでやってきましたけれど、
私自身はやっぱり、住民と対話しながら、住民の意見を聞きながら、政策を決めていきたいというふうに考えています。

山本:
これに、マスコミに対して、環境省は40億ものお金をつかって、除染、それから広域処理に関して、大キャンペーンを打ちましたね。
これを、広域処理を手伝わなかったら、それは日本人じゃないというような方向性で、ずっと報じられてきましたよね、
でも事実はそうじゃなく、もっと違う代替案があると。
「森の長城プロジェクト」もう皆さんご存知ですね。
被災地の沿岸部に、ずーっと森をつくっていこうじゃないかと、
ポッコリとしたマウンドをつくるために、そこにがれきを入れていこうじゃないかという事で、
それはたとえば、人々を津波の引き波から守るような、フェンスになるような代替案というのがあるんですね。
だから是非、焼却は絶対にさせないと。
しかも、被災地でもさせない
というのは、日本には の3分の2の焼却炉があると、
焼却文化というのはやっぱりまずいですよね、これだけの毒物があるものを。
それを東京都で受け入れるというのは、住民の安全が守られないことだと思うんです。
是非そこを、力を入れて頑張っていただきたいです。

宇都宮:
十分検討したいと思います。

山本:
ありがとうございます。
最後に一つ。
あの、本当に、東京に住まわれている方々にとって、耳の痛い話かもしれないんですけれども、
あの、東京電力の原発事故によって、東京都も残念ながら、汚染地になっていると思うんですね。
杉並に住んでいる僕の友達の家の庭は、1万7000ベクレルです。
で、近くの公園は9万ベクレル越えですって。
東京都は汚染されている地域もある、という認識で、どのような被ばく対策とか、そのような、住民を守るために被ばく対策とかをされていくんですか?

宇都宮:
基本的には、健康調査をずっとやっていくという事は、非常に重要じゃないかということですね。
その辺の対策が、まだまだ、福島でもそうですし、東京でも十分じゃないんではないかと思うんですね。

山本:
東京都内の土壌調査、細かい土壌調査というのを、是非やって頂きたいんです。
で、ホットスポットはどこなのか?と、
そこに、子どもたちが近寄ったらまずいというのを、ハッキリさせていただきたいんです。
ひょっとしたら東京都の中にも、住み続けたら危険な場所があるかもしれない
是非、ご検討していただきたいんです。

宇都宮:
環境調査、放射線量の調査、それから健康調査、その辺はきちっとやっていきたいと思っています。

山本:
ありがとうございます。
放射線量の調査、そして甲状腺調査をやって頂けると、まずは東京都民の健康を守るという事が、これが絶対ですもんね。
ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました。



ウツケンがんばれー!
ウツケンしかいないぜぃ!!





ーーー
山本太郎さんが、宇都宮さんにズバッ!と東京のがれき問題、放射能汚染問題、土壌調査などに関して質問して下さいました。
被ばくの問題は、都民にとって今、とても重たく、そして一番大切なことだと思っています。
食物の安全性、学校給食の問題なども、せめて内部被ばくを減らすために重要ですし、
東京都のある程度の汚染の場所ならば、除染することも可能かとも思えます。
都民の子どもたちの健康を守るために、是非力を尽くしていただけたならと思います。
ーーー

↑以上、転載おわり