天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

朝日新聞論説委員西村氏が指導力発揮せよと批判する加藤コミッショナーは批判を受けるは覚悟の上と心境吐露

2011-03-23 21:21:51 | 日記
今日の日記は、朝日新聞ネットニュースに寄稿している論説委員・西村欣也氏の見解に対する私見です。以下に、その西村欣也氏の記事を引用・掲載します。
『・・コミッショナー 指導力発揮せよ・・蓮舫節電啓発担当大臣の言葉が全てを表していた。「私は新井選手会長が言うことにすべて賛同です。セ、パの開幕日が違うこと、選手会の思いが受け止められていないこと、東京電力管内のナイターを控えてほしいということです」なぜ、こんなことになってしまったのか。加藤コミッショナーが指導力を発揮しなかったからだ。野球協約は「コミッショナーが下す指令、裁定、裁決及び制裁は最終決定であって、この組織に属する全ての団体及び関係する個人は、これに従う」と定めている。コミッショナーがセに再考を求めていれば、こんな事態にはならなかった。コミッショナーは高木義明・文部科学相、蓮舫担当相らにセの開幕延期とナイター自粛を申し入れられても、自らの判断を示そうとしなかった。「私の考えをはっきり示すことが大事。あいまいにしたことは一度もない」と言いながら、彼はこれまでセの言い分にただ従い、分離開催を容認してきただけだ。 セはまずパに足並みをそろえ、4月12日同時開催とし、4月中のナイター開催はしないという指令をコミッショナーは出すべきだろう。蓮舫担当相は東京ドームについてデーゲームでの開催まで中止するよう求めている。被災者感情と電力事情を考えれば、当然の結論だ。』
この西村欣也氏の見解に対して、具体的に私的反論を述べます。
・(1)加藤コミッショナーが指導力を発揮しなかった?--西村氏は「加藤コミッショナーが指導力を発揮していない」と断定していますが、17日の日本野球機構(NPB)で加藤良三コミッショナー自身が、セ・リーグは3月25日予定通り開幕すると会見して発表しています。加藤良三コミッショナーは「批判を受けるのは覚悟の上です。甘んじて受けるのが私の責務。議論を重ねた上で私どもはこう思うということで決定した。」と苦しい心境を吐露されています。そんな加藤コミッショナーを西村氏の思い通りの行動を取らないからだけで「指導力」を発揮していないと断定するのは、加藤コミッショナーにしてみれば、あまりに酷な話です。西村欣也氏はジャーナリストの端くれならば、報道されている事実を正しく把握すべきです。
・(2)セ、パの開幕日が違うことが問題?--西村氏はスポーツ(プロ野球)に関しては、このタレント出身の無能な閣僚・蓮舫女史と同様、まったくシロウト情報しか持っていません。セ、パの開幕日が違うことは、今までも普通にあり、その事実が問題化した事など一度もありません。こんな無能閣僚に同調している論説委員に私は情けなくなりました。
・(3)東京ドームについてデーゲームでの開催まで中止させる事は正しいか?--蓮舫・節電啓発担当大臣の要請が、被災者感情と電力事情を考えれば、当然の結論と言い切れるのか?私には甚だ疑問です。
まず、被災者感情については、加藤コミッショナー自身が「困難な時に気力を振り絞って真剣勝負することがプロ野球に期待される社会的責務。それが被災者、被災地、そして日本のために貢献すること。」と話して、全試合をチャリティー試合にするよう要請して12球団が了承しています。
また、電力事情を考慮してドームでの節電対策しても、蓮舫節電啓発担当大臣は認めません。しかし、節電を求めている東京電力の計画停電自体が、まったく計画的な節電対策でなく、その電力需要と供給のアンバランスを詳細に公表(企業で喩えれば、損益のバランスシートみたいな比較対照表)をせず、強権的に5グループ(東京23区は除外・荒川区と足立区は含む)に分けて、順番(輪番)に供給を能も無くただストップしているだけです。そのグループごとに普段はどれほどの消費電力量があるのか?まったく判りません。また、大口需要客が多数ある東京23区をなぜ除外したのか?納得する説明など何もありません。私には、「目の敵」にされている東京ドームは、輪番停電の被害を受けている住民をなだめる為の”スケープゴート”にされているだけと、私は思っています。
だから、私は、3月29日に延期したセ・リーグ開幕戦は、予定通り実施すべきだと思っています。さらに、各国の在留大使館が大坂に逃げ出している首都・東京が、何も心配のない都市になっていると全世界に発信する為にも、私は是非開幕戦を無事に実行して欲しいです。
コメント
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