天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

某スポーツ紙は容疑者が「ストリップ人生を歩むと明言」と過去報道しながら今回自称ストリッパーと唖然報道

2011-03-01 21:25:47 | 日記
今日の日記は、ある大手スポーツ紙の覚せい剤取締法違反事件を起した容疑者の職業に関する報道です。以下に、その大手スポーツ紙のネット報道を一部伏字にして引用・掲載します。
『・・○○容疑者に販売容疑でイラン人再逮捕へ・・ 自称ストリッパー、○○▽▽子容疑者(25)による覚せい剤取締法違反事件で、警視庁は近く、イラン人の密売人の男を再逮捕する方針を固めた。2月28日、フジテレビが報じた。○○容疑者は2010年5月、品川区内のホテルで、密売グループから覚せい剤0・9グラムを購入した疑いで、先週逮捕された。警視庁は、密売グループのリーダーでイラン国籍のテルギーニ・ハミド被告(45)を、○○容疑者に覚せい剤を販売した疑いで、近く再逮捕する方針を固めた。○○容疑者は、テルギーニ被告について、「ホテルで会ったことはあるが、人生の悩みを相談していただけ」と供述している。(2011年3月1日配信)』
このネットニュースを読んで、この大手スポーツ紙の報道姿勢に、私はまったく唖然としました。この○○容疑者の職業を「自称ストリッパー」と報道していたからです。
「自称」とは「自分から名のること。真偽はともかく、名前・職業・肩書などを自分で称すること。(大辞泉より)」の意味です。逮捕された警察署での取調べでは、彼女は自分の職業を「ストリッパー」と供述しているそうです。だから、その意味では「自称」はまったく間違いの言葉ではないです。
また、最初のこの大手スポーツ紙の報道では、彼女の職業を「タレント」と紹介していました。でも、この「自称」の言葉を使う時は、真偽がはっきりしないが、本人が言っているから、それを知らない者にとりあえず公表する場合が多いです。
しかし、この大手スポーツ紙は、過去に彼女が劇場にストリッパーとして出演した報道を自らしています。その報道の一部抜粋した記事を以下に掲載します。
『・・○○▽▽子、号泣ストリップ千秋楽・・元グラビアアイドル、○○▽▽子(24)が29日、東京・浅草のストリップ劇場、浅草◎◎◎座で出演していた同劇場25周年記念特別興行の千秋楽を迎え、終演後に舞台上で記者会見した。前事務所とのトラブルなど不安を抱えながらも25日間の舞台を務め上げ、号泣。「自分に自信がついた。体でいろいろ表現できるので、また機会があったらやってみたい」とストリップ人生を歩むことを明言した。(以下省略)2009年6月30日配信 』
この大手スポーツ紙は、彼女の新しい仕事である「ストリッパー」の劇場デビューを自らネットで大きく報道しています。
だから、過去の事実と明らかに矛盾する報道をした大手スポーツ紙が用いた「自称」の表現は、まったく間違ったものだと、私は断言できます。さらに、この大手スポーツ紙は、何か彼女を小馬鹿にするような報道姿勢(職業不適格な人生落伍者)にさえ、私には強く見えます。
また、このネットニュースを読んだ何もしらないネット閲覧者は、彼女だけが「ストリッパー」と思い込んでいるだけで、この業界は彼女を「ストリッパー」と認めていないと勘違いする恐れもあります。
この大手スポーツ紙は、ストリップの踊り子嬢の紹介記事を自紙によく掲載しています。しかし、過去に某劇場が警察により「手入れ」を受け踊り子嬢が逮捕された時の報道は、まったくその紹介記事とは違った悪意を抱くものとなっています。
ただ、新聞が売れればいいと考えているようなこの大手スポーツ新聞社の報道姿勢に、私は強い憤りを持っています。
コメント
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