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パレスチナ・ガザ地区での情勢悪化、ハマスとの交渉に応じないイスラエル

2009-01-07 | ラジオ
イスラエルのリビニ外相はパレスチナのガザ地区への軍事行動に関し、同地
区を占拠するハマスとの交渉に応じない意向を示した。
ガザでの情勢悪化を受けロシアは、外務次官を大統領特使として現地に派
遣し調停に当たっている。
イスラエルのリビニ外相との会談もこの過程で行われた。
この会談で我々はハマス攻撃への真剣な意思を持っており、彼らに合法性
を与えるつもりはないとして、交渉に応じる可能性を否定した。

イスラエルがガザ地区への攻撃を停止する意思の無いことは、同国のペレス
大統領も述べている。
大統領は攻撃の目的をガザ占領でもハマスの殲滅でもなく、テロリズムの根
絶であるとし、3日に行われた地上作戦もパレスチナからのロケット弾攻撃を
阻止するためとの名目で行われた。
侵攻ではガザ地区が三つのブロックに一括され、武器や弾薬の移転を防止す
る措置が取られている。
衝突により人道状況は悪化し犠牲者が出続けている。
速報によれば昨年12月27日の空爆開始以降、ガザ地区での犠牲者は500人
を超え(?)の犠牲者も87人に上っている。
一方のイスラエル側は軍人1名が死亡、負傷者は30名以上となっている。

ロシアのラブロフ外相は現在の状況に付いて、双方が過激なアプローチをとって
きただけだと語っている。
「今起きた爆発は最低でも4年にわたり蓄積されてきた、非常に深刻な紛争のポ
テンシャルが招いたものだ。なにより過激な立場というものが招いたものなのだ」
ラブロフ外相はこの様にコメントしている。

中東情勢の悪化を受けて国際社会は、重大な懸念を表している。
メドヴェージェフ大統領は4日、イスラエルのオルメルト首相と電話会談を行い、攻
撃の即時停止を求めた。
このなかで大統領はロシアが、地域情勢正常化に対する国際社会の取組みを支
持し続けると発言している。

その一環となるのが今年、モスクワで予定されている中東和平国際会議という訳
だ。

(?)は聴き取れず

アラブとイスラエル―パレスチナ問題の構図
(講談社現代新書)


高橋 和夫
講談社


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1月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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