14時50分、層雲峡青少年旅行村の入り口のところでスノーシューを脱ぎました。ここから車を駐車された白川までバスで戻ります。
あとはホテルに帰ってから振り返ってみます。
写真は石狩川でちょっと構図がいいかな?と思った一枚です。
雪がしんしんと降り始めました。風がつかないことを祈っています。
対岸には層雲峡名物(?)の柱状節理の崖が姿を現しました。
今日も現在10キロを超えました。ただ現在地がはっきりも掴めないのが不満です。目印になるものが何もありません。
写真は対岸の柱状節理です。(写真の真ん中あたり)
スタートして3時間半が経とうとしています。雪原の様子に変わりはあまりありませんが、エゾシカの足跡が目立つようになりました。腹まで雪に浸かりながら少ないエサを求めて彷徨っているようです。私は少しでも雪に埋まるのを防ごうとエゾシカが歩いた跡を辿っています。
私は昨日からずーっと石狩川の右岸を歩いていますが、対岸の左岸は崖が川面まで迫っていて、とても歩けるような状況ではありません。右岸もやがてそのような状況になるかもしれません。そのときにどう判断するか、その場の状況で対処しようと思っています。
写真は川面まで崖が迫った左岸の様子です。
行動開始1時間が経過しました。
太陽は顔を隠してしまいましたが、無風で降雪もなく良いコンデションです。
相変わらずの深雪ラッセルでのろまなカメさん状態は変わりませんが、それなりに進んでいます。
周りは白い雪と木肌の灰色、時おり顔を出す石狩川の黒い流れと、完全なモノトーンの世界です。聞こえるのはスノーシューが雪を踏みしめる音だけ。歩みを止めると石狩川の流れがかすかに聞こえてきます。誰もいない、何も聞こえない、雪原の中、孤独を楽しんでいます。
そうそう先ほどからなぜか河岸にエゾマツの人工林が広がっています。写真はその様子です。
朝、ちょっとしたアクシデントがあり、昨日よりやや遅れてのスタートとなりました。
天候は晴れ、風もなく好コンデションです。身体の方はやや疲れが残っていますが、せめて昨日くらい距離を稼ぎたいと思います。
それではスタートします。
無事に上川町のホテルに荷を解きました。ホッとひと安心です。
しかし、私が立てた計画がいかに甘かったを思い知らされました。私が頑張らなかったわけではない。
スマホの歩数計は24,850歩、距離17.6キロを示している。バス停までスノーシューを脱いで歩いた距離も含まれているので、スノーシューは20,000歩、14.5キロくらいと思われる。
あの深雪では精いっぱいの歩数であり、距離である。誰も歩かないところを歩くのだから新雪であることは分かっていた。しかしあそこまで深いとは…。これまでも同じように
深い雪はあったが、それが一日中続くのは初めてだった。
ホテルに着いて道路地図で確認すると、層雲峡温泉まで1/3にも満たないことが判明した。これでは層雲峡温泉まで少なくともあと2日を要しそうだ。それも厳しいくらいだ。うーん。なんとか明日頑張ってみようと思う。
それにしても、私が一日かかって歩いたところを、バスだと僅か7〜8分で戻ってくるのだから、なんと贅沢な遊びをしているんだろう、我ながらあきれています。
今日は早朝から動いたので、早く寝て明日に備えます。
写真は大変な一日の中でも、時には遊び心も大切です。こんなトンネルをくぐって進むこともありました。
13時50分、今日の第一の目標地点だった「白雲橋」に到達しました。
ここで今日はスノーシューを脱ぐことにしました。本来の目標地点はもっともっと先です。しかし、今日はこれが精いっぱいです。明日のための気力だけは残しておかなくてはいけないからです。
写真は今日のゴールの「白雲橋」です。
ホテルへ帰ってから今日の反省と計画の練り直しを考えます。
行動開始から5時間経ちました。
深雪の中をゆっくりゆっくり、そして休み休み、のろまなカメさん状態です。
今日は目標地点までは無理なようです。無理しません。
写真は行けども行けども変わらぬ河岸の様子です。
低温でバッテリーの消耗が早いようです。ライフレポはあと一回くらいしかできません。
行動開始から3時間が経とうとしています。
相変わらずの深雪ラッセルに苦労しています。距離は遅々として進んでいません。
石狩川はかなり川幅が狭くなりました。向こう岸が手に取れるくらいの近さになってきました。川幅は目測で20メートル前後といったところです。
写真は川の中心部分を覗かせてくれている石狩川です。向こう岸が見えています。