トワエモアが歌う札幌冬季オリンピックテーマ曲「虹と雪のバラード」が会場に流れたとき、自分の若き頃を思い出すとともに、国体のスキー競技会の開始式が大いに盛り上がったと思った。
今日(2月17日)まで札幌市内各地で熱戦が演じられ、幕を閉じた「イアンカラプテくしろさっぽろ国体 スキー競技会」の開始式が2月14日(木)午後、札幌文化芸術劇場hitaruで開催され入場券を入手できたので参加してきた。
参加しようとした動機は、歓迎アトラクションとして札幌交響楽団とトワエモアのミニライブがあるということ、そして国体の開会式(開始式)に参加する機会などそうはないだろう、と思ったのがその動機だった。
※ 開式前の1階選手席の様子です。まだ選手は着席していません。私は2階の最前列でした。
「開会式」ではなく「開始式」と銘打ったのは何故だろうか?おそらくは冬季大会が釧路(スケート競技)との分散開催となったことからそう名付けられたのではと推察する。
アトラクションは期待どおりだった。札幌交響楽団は金管楽器とパーカッションによる格調の高い曲を2曲披露してくれた(題名不明)。
続いてトワエモアの二人が登場し、まずは「イランカラプテ」という歌を披露した。この曲はアイヌ民族文化の継承、創造発展の拠点施設として「民族共生象徴空間」が来年オープンするのと軌を一にするように新井満さんらが創ったものだが、その曲をトワエモアの二人がカバーしている曲だ。とても歌いやすい曲で、今後道民の中に静かに浸透していくだろうと思えた。そして名曲「虹と雪のバラード」である。二人の歌声は色あせることなく、私を50年前(正確には47年前)に誘ってくれた。初めて日本で冬季オリンピックが開催されるという高揚感、そして日本自体が右肩上がりの希望にあふれた時代だったことを懐かしく思い出された。
※ 日本スポーツ協会長をはじめ関係者が揃い、開式前のステージ上です。
そうした感動の余韻に浸りながら開始式が始まった。
選手たちはあらかじめhitaluの一階観客席に陣取り、各県の選手団の旗手のみが札幌市消防音楽隊の演奏にのって県旗とともに入場するという形式だった。詳しくはチェックしなかったが、沖縄県をはじめ全都府県が参加していたようだ。
※ 各都府県の機種はステージ右から左に向かいステージ上を行進しました。
選手宣誓は、北海道の女子選手(大学生?)が非常に落ち着いて宣誓した。
※ 北海道選手団の女子選手の旗手を従え、やはり女子選手が宣誓しました。
開始式は他に数人の関係者の方々の挨拶があり、型通り終了した。
意外にあっさりした開始式だなと思ったが、選手団にはどのように映っただろうか?
※ 各都府県の旗が勢ぞろいしたステージ上です。
私たち観客は開始式を盛り上げるために集客された面は否めないが、それでも二つのアトラクションを楽しめ、「(株)きのとや」と「石屋製菓(株)」の菓子、さらにはミネラルウォーターもプレゼントされ、お得で心楽しい開始式の参加となった。