田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

痛快コンサ!鮮やか逆転勝利!

2018-08-19 19:35:34 | スポーツ & スポーツ観戦

 コンサドーレ札幌のサポーターにとってこれほど痛快な勝利はなかなかないであろう。まさに絵に描いたような鮮やかな逆転勝利に沸きに沸いた札幌ドームだった。反対に遠路駆け付けた東京FCのサポーターにとっては悪夢のような一戦だったに違いない!

           

          ※ いつも選手入場時に趣向を凝らすコンササポは、今日はユニフォーム型の大型フラッグを提示しました。

 前回観戦の5日の対柏レイソル戦から2週間経ち、足の具合もだいぶん良くなってきたので、今日(8月19日)の対東京FC戦の観戦を決めた。

 前回の観戦はキックオフ直前の入場だったために、座席を見つけることができず立ち見観戦になってしまったことを受けて、今回は1時間前に入場するように努めたところ、いつもの席を確保することができた。(いつもの席とは、熱烈サポーター席とは対極に近い、ゴールポスト横のホームスタンド側である。分かるかなぁ~?)

 結果として、本日の試合の場合は良い席とは言えなかったが…。

          

          ※ いつも熱烈応援でコンサイレブンを奮い立たせる赤黒のサポーター席は今日も満員でした。

           

          ※ 対する東京サポーターも大挙押しかけ2対0となったときには勝利を確信したと思いますが…。

 試合は、前半はまったくの東京ペースに終始した。東京は何度もゴール前に迫るのに、札幌はボールを持っても後ろで回すだけでほとんどゴール前に迫れずにいた。

 すると前半33分、脚の速さだけが自慢(?)の相手FW永井が札幌DFを置き去りにしてゴール前で空いているところにパスを出すと、東京FWディエゴに難なく決められてしまった。

 押せ押せの東京はさらに前半終了間際に得たCKからチャンが頭で決めて2点目を奪い、0対2で前半を折り返した。一方、札幌は前半シュートらしいシュートも打てず(記録上は2本のシュートがあったとなっているが…)完全に押されっぱなしの試合展開だった。

           

          ※ 両チームのスターティングイレブンです。時計は試合開始8分07秒を示してますね。

 ハーフタイムの私はすっかり落ち込んだ気分だった。まったく光が見えない戦い方に、WC休戦前のコンサと、再開された後のコンサとは違うチームになったみたいだなぁ…と。

 道東にいてテレビ観戦をしているT氏に「今日は勝ち点1もかなり難しくなった感じだね。コンサイレブンの後半の奮起を期待することにします」とメールは打ったものの、気持ちとしてはあきらめの気持ちだった。それくらいコンサと東京の差があったように思えた。

 

 後半に入り、札幌はメンバーを入れ替えたこと、一部ポジションをチェンジしたことなどが功を奏し、前半とは動きがちがうようになってきた。

 そして後半開始8分、福森のクロスに飛び込んだ都倉が見事にダイビングヘッドを決めた。ところがこのシーンは私の席から遠く、プレーも速かったために一瞬間をおいての歓声となった。さらには、1点入れたところでまだアヘッドの状況は変わらない、ということもありサポーター席は立ち上がっての歓声ではなかった。私も試合が振出しに戻ったわけではないため喜び半分といった気持だった。

 ただ、ドーム内の雰囲気は明らかに変わってきた。それまで静かだった場内が、札幌がボールを取ると、あちこちから歓声が上がるようになった。

 

 札幌の明らかな攻勢が続く中、後半23分、途中出場の白井がペナルティアーク付近に持ち込んだボールに対して右足を一閃するとボールは見事にゴールに突き刺さった。

 今度は場内総立ちで歓声が上がった。0対2の絶対的劣勢から追いつき、試合を振り出しに戻したのだから、サポーターの喜びはひとしおだった。

           

          ※ このシーンはチャナテップが決勝ゴールを決めた直後のシーンだと思われますが…。

 喜びはこれで終わりではなかった。後半27分、白井の時と同じような状況から、今度はチャナティップが左足を振り切ると、これまたビューティフルゴールとなって、なんとなんと試合をひっくり返してしまったのだから驚きである。

 これが今年のコンサの強さなのか!?

           

          ※ 試合結果を表示するスコアボードです。

 見事な、見事な逆転勝利である!

 それにしても、本日の5つのゴールは、全て私の席から最も遠い、反対側のゴールに吸い込まれるゴールばかりだったのは皮肉である。

 しかし、そんなことよりなにより、コンサが息を吹き返した(!?)試合を目撃したことが何よりも嬉しいことだ。

           

          ※ ヒーローインタビューで笑顔がこぼれるチャナティプ選手です。

 このブログを作成していて、二つのサッカー用語を初めて知った。

 その一つは【ペナルティアーク】である。ペナルティアークとは、ペナルティエリアの外側に描かれた半円のことだそうだ。初めて知った。(サッカー初心者ということがバレましたね)

 続いて【ゴラッソ】である。こちらはどうもマスコミ用語のようだ。「サッカーで華麗なゴールが決まった」ことを意味する言葉だそうだが、スペイン語やポルトガル語のスラングだということだ。白井やチャナテップのゴールは「圧巻ゴラツソ」だった、というように使うようである。

 お勉強になりました。ハイ。

          

          ※ 本日の入場者全員に配られたポーチとうちわです。