田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 216 カメラを止めるな

2018-08-18 20:43:06 | 映画観賞・感想

 評判どおりに楽しめた映画だった。特に内容のある映画とは思えなかったが、エンターテイメントとしての映画の可能性を広げた映画と言えるのではないだろうか?映画の後半は会場内に笑いが絶えない映画だった。

                

 昨日、特に予定がなかったので「久しぶりに映画でも…」と思い、映画告知欄を見たところ、ディノスシネマ館で上映中の「カメラを止めるな」というタイトル名が気になった。この映画が、ディノスシネマでは一日5回も放映されているのを知った。興味を抱いたので、どのような映画と調べてみると、ゾンビ映画という文字を見て興味が失せた。ゾンビなどという現実離れした話には興味がないのだ。

 

 ところが昨日夜、テレビ朝日系列の「報道ステーション」に「カメラを止めるな」の監督・脚本・編集の上田慎一郎さんが出演されて自らの映画を語った。「報道ステーション」で取り上げられるということは、映画が相当に話題になっているということだ。

 ミーハーの私はすかさず映画観賞を決めた。

           

          ※ 映像作家役の日暮隆之を演ずる濱津隆之。元芸人だそうです。

 本日、第3回目の上映(午後2時05分)に合わせてディノスシネマに赴いた。

 混雑を予想して小一時間前に映画館に着きチケットを求めたのだが、すでに後部の席は埋まっているという。私が入手できた席はスクリーンから5列目という前方の席だった。

 ディノスシネマで映画を観て、これほど客席が埋まったのは初めての経験だった。

          

          ※ ゾンビ映画で主役級の女優松本逢花を演ずる秋山ゆずきです。 

 映画は大きく前半と後半に分かれている。

 前半、某テレビ局からの依頼でゾンビ映画を撮影することになったが、撮影中に本物のゾンビが襲来し、俳優陣は本気で逃げ惑う。リアリティーにこだわる監督はその様子をノーカットで撮り続けるという内容で37分の映画が出来上がる。

 画面にエンドロールが流れ始め「あれっ?これで終わりなの?」と思っていたら、そこから映画のメイキングフィルムが流れ出す。

 

 映画の後半は、ノーカットで撮り続けたためにドタバタする舞台裏も画面に挿入しながら、前半のゾンビ映画が再び進行するという手法である。

 そのドタバタぶり、本物のゾンビの登場の舞台裏などが描かれ、観客を笑わせてくれるという内容である。

          

          ※ 日暮隆之の娘役を演じ、ゾンビ映画の制作現場に務める日暮真央を演ずる真魚(何て読むのでしょう?) 

 映画の公開時のキャッチフレーズが「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」「無名の新人監督と俳優達が創ったウルトラ娯楽作」だそうだ。

 ウルトラ娯楽作…、そのとおりだと思う。伝わるところによると、制作費は300万円程度とか…。アイデア次第では低予算でも十分に客を呼び込める映画ができるという典型的な映画である。楽しかった…。