平成22年度にスタートし、8年の実績を重ねている退職校長会厚別支部の方々の学習支援の様子をうかがうべく厚別区の青葉児童会館を訪れた。さすがに実践を積み重ねているだけに学ぶことがたくさんあった。
8月2日付の拙ブログで、私の今夏の学習支援が終了したが、より良い支援の在り方を探るべく7日に厚別支部の様子を見学に行く予定と記していた。
7日(火)、予定どおり朝9時から始まる厚別区の「青葉児童会館」に向かった。8時に家を出たのだが、通勤時間と重なったこともあり約1時間もかけて住宅街にある青葉児童会館についた。
児童会館に着くと、すでに学習支援に見えた退職校長さんたちが挨拶を行っていた。その内容は私たちのそれとは若干趣が違い、ある程度教育的要素が含まれたものだった。私たちのそれは、まだまだ遠慮がちなところが多いのだが…。
さらには、この日が学習支援活動の終盤だったこともあって、子どもたちにアンケート用紙を配布していたことが新鮮に映った。聞いたところ、そのアンケートの回答を一覧にしてお便りとして配布し、子どもたちだけではなく家庭とも共有しているということだった。
※ こうしたフローリングの床に座り机での学習は子どもにもかなり大変なのではと思うが、熱心に取り組んでいた。
そして、子どもたちの自主学習が始まった。
退職校長さんたちの役割は私たちの場合と大差はない。躓いている子ども、あるいは学習がはかどっていない子どもへの声掛けに徹していた。
※ 写真のように学習支援はフェースツーフェースで行われることがほとんどである。
違って見えたこところは、子どもたちの学習態度である。ほとんどの子は見たかぎり真剣に学習に取り組んでいる様子が印象的だった。
その一つは、ふだんからの退職校長さんたちの子どもたちへの接し方にあるのだろう、と想像された。また、児童会館職員も陰からサポートしている様子が見て取れた。
※ これは便利!左側の先生が使用している小型のホワイトボードは学習支援の必携アイテムかもしれない。
そしてもう一つは、支援学習活動が開始される最初に日にもアンケート調査を実施し、自らの目標や心構えなどを記入させ、それをお便りの形で家庭も含めて全体で共有しているとのことだった。
※ この日配布されたアンケート用紙です。低学年も多いことから、適度な質問内容です。
まだまだ工夫されている点があるのかもしれない。
ともかく、私たちも何らかの工夫や手立てが必要なことを今回学ぶことができた。
次期の学習支援活動(冬季休業)に向けて、皆で一度話し合ってみることを提案したいと思う。