田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

渋いなぁ…、辻村達生 フォークライブ

2016-07-27 16:32:56 | ステージ & エンターテイメント
 辻村達生…、当年とって66歳である。プロフィールを見ると、あの伝説の(?)ライブハウス「パフ」の歌い手兼スタッフだったという。すると私は若い時の彼に出合っているはずだ!しかし、容貌が変わった(失礼!)彼を思い出せなかった。でも唄の方は渋く聴き応えがあった。 

 かでる2・7では一階の展示ホールで定期的にコンサートを開催している。そのコンサートの一環として昨日(7月26日)、フォークシンガーの辻村達生のミニライブが行われ聴くことができた。

          
          ※ 辻村達生登場前のステージです。

 渡されたプログラムの中に辻村氏のプロフィールが載っていた。それによると辻村氏は音楽店「パフ」の歌い手兼スタッフとして在職していたという。さらに、旭川市に音楽店「BOOFOOWOO」を設立し、そこでも歌い手の一人としてステージに立っている。
 私は在職時代はずっと地方勤務だったが、出札の度に「パフ」に立ち寄ることが楽しみだった。そして旭川市にあった「BOOFOOWOO」にもスタッフの紹介で訪れたことがあった。

          
          ※ 若いときの面影はどこにもうかがえない辻村達生オンステージです。

 意外な繋がりに期待しながらライブのスタートを待った。
 現れた辻村氏は見事な禿頭の上、小太りのおじさんだった。若い頃の面影は消え失せていたからだろうか、私には辻村氏を思い出すことはできなかった。
 しかし、辻村氏の唄声には人生を積み重ねた深みを感じさせてくれた。
 わずか5曲だけ歌うというミニライブだったが、辻村氏の渋い魅力がたっぷり詰まった素晴らしいライブだった。

               
               ※ 辻村達生氏のHPから拝借したポートレートです。

 1)おじいさんの古時計
 2)傘がない
 3)吾亦紅
 4)親父(オリジナル)
 5)生きてりゃいいさ

 「吾亦紅」は彼の唄声に嵌った渋さが出た良い曲だった。さらにオリジナルの「親父」もじっくりと聴かせてくれる名曲だった。
 そして私の目を釘付けにさせたのが、伴奏を務めた深川忠義さんのギターテクニックだ。辻村氏の唄声とほどよくマッチして効果を高めていた。

          
          ※ ステージ左側がギター伴奏の深川忠義さんです。

 わずか30分間のミニライブだったが、私にとって満ち足りた30分間だった。