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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

大谷翔平が日本ハムの一員であることの幸せ

2016-07-06 22:53:15 | スポーツ & スポーツ観戦
 今のプロ野球界で最もホットな話題を提供している選手は、大谷翔平投手(選手)をおいて他にいないだろう。これまでのプロ野球界の常識を覆すような投打でハイレベルの活躍を続ける大谷の存在は誰の目にも驚異に映っている。そんな彼が北海道日本ハムファイターズの一員であることが何より幸せなことである。 

          

 何を隠そう私の日常の関心事の中で、日本ハムファイターズの成績、動向はかなり上位を占めることがらである。
 日本ハム球団が北海道に移転した直後はなかなか馴染めなかったが、球団の地域密着戦略にまんまとハマってしまい、気がついたら日本ハムファンになってしまっていた。
 直接球場まで足を伸ばすことはそれほどないが、チームの戦績にはいつも一喜一憂している自分である。

 その中でも大谷翔平である。3日(日)の対ソフトバンク戦の先発投手 兼 1番打者には驚いた。これまでも投手として登板しながらさまざまな打順で登場していたが、1番打者とはまったく予想もしていなかった。それだけで十分な驚きなのに、試合開始直後の先頭打者として初球をいきなりホームランするなんて、まるで野球マンガの世界の話を現実のものとしたようなものだ。
 投手としても8回まで零封し、完封勝利に貢献した。

                 

 大谷翔平の存在は、今や日本中のプロ野球ファンの大きな注目の的だと思う。ファンばかりじゃなく、他の選手、プロ野球関係者、いや米大リーグのスカウトマンにとっても目を離せない存在だろう。
 そんなスーパーな大谷翔平が北海道日本ハムファイターズの一員なのである。北海道人である私にとってはこの上ない幸せなことである。
 日ハムではダルビッシュが在団していたときも、全国的な話題だった。
 二人とも未完成の高卒選手として入団し、順調に成長し、全国的な存在になった。
 何がそうさせるのだろう?

               

 良く言われることであるが、一つはスカウティングが優れているということが言われている。それは日本ハム球団が即戦力より将来性を見据えた戦力の発掘に力点を置いているということだ。
 さらにもう一つの優れているところが、育成システムの素晴らしさである。大谷だけではなく、日ハムでは高校卒の選手が次々と活躍している。
 昨年の例ではあるが、日ハムでは昨季獲得した新人選手8人のうち、実に7人を一軍公式戦にデビューさせている。こうした例は他の球団では考えられない。若手にチャンスを与えて、彼らの意欲を喚起させているのである。そうした中から、陽岱鋼が、中田が、さらに最近では中島が、西川が、チャンスを掴みレギュラーの座を獲得するまでになった。

               

 こうした球団の姿勢が大谷の投打二刀流の挑戦も可能にさせているように思えてならない。他の球団なら、早い段階でどちらか一方に専念させようとしたのではないだろうか?
 大谷の投打にわたる活躍は、多くの人の目を日ハムへ向けさせ、さらには北海道に目を向けるキッカケになってくれているように思える。
 北海道に住む私にとって、大谷の活躍は身内の活躍のように思える幸せを感じさせてくれるのである。
 スーパーな活躍を見せる大谷翔平が怪我などせずに、これからも活躍し続けることを北海道の一ファンとしてず―――っと願っている。