最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

『ダブル・イニシャル』新津きよみ(著)

2012-05-27 | 小説
自室の大掃除中、10年以上前に書いた未発表の小説がいくつか出てきました。
つらつら読み返してみましたが、結末がどうなるか忘れているものもあって、
そうきたか、と過去の自分につっこみを入れたり……。

そんなときに届いた、新津きよみさんの新刊、『ダブル・イニシャル』(角川文庫)


姓、名のイニシャルが同じで、ひらがな表記もゾロ目になる既婚女性ばかりを狙った連続殺人事件。
名前に絡んだそれぞれの登場人物たちの背景も興味深く、片付けも放り出して夢中で読み終えました。
ダブルイニシャルでひらがな表記もゾロ目の有名人といえば、作家の石田衣良さんもそうですが、
結構、少ないものですね。地元の友達はひとりだけ。
そんな事件が続いているときに、自分が当てはまったらこわいだろうなあ。
面白い小説を読んで、いい刺激を受けたので、私も、長編の改稿と新作を頑張ります。

  

既刊本などは、サイドバーにもまとめています。
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『鈍色の家』(光文社文庫)
『終わらせ人』(角川ホラー文庫)
『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)
『幸せのかたち』(双葉文庫)

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