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ボヘミア王ジンドリフ妃 アンナ

2018-04-15 19:06:26 | ボヘミア王妃
                Jarmily Haldovéさん作

思い通りにならない妹にイラつく
ジンドリフ妃 アンナ・プシェミスロヴナ


1290〜1313/在位 1307〜1310

ヴァーツラフ3世は若くして亡くなり、王妃ヴィオラとの間に嫡子はいませんでした。

そこでボヘミア王には、ヴァーツラフ2世王女アンナの夫ジンドリフが
選挙で選ばれました。
ジンドリフは、ケンテルン公でオーストリア名はハインリヒです。
1306年にアンナと結婚していました。

もちろん、父王や祖父同様ポーランドの王座もほしいところですよね?
しかし、ポーランドはピアスト家のヴワディスワフ1世が王座を奪い返しました。

そればかりか、ボヘミアの実質的な権力も、ヴァーツラフ2世王妃エリシュカ・レシュカ
再婚した、ハプスブルク家のルドルフにもっていかれてしまいます。
        
この、ハプスブルク家が囲い込んじゃってる感、すごいよね!!

アンナとジンドリフは、ひとまずケンテルンに逃れてチャンスをうかがいます。
ルドルフはボヘミア王になるんですが、1年足らずで亡くなり
ジンドリフは再びボヘミア王になりました。

でも安泰じゃないですよね、なんとかせねば!
そこで二人が目をつけたのは、未婚の妹エリシュカです。
彼女の婚姻で味方を作ろう、というわけでいくつか縁談をもちかけました。

ところが、エリシュカったら言うことを聞きやしない!!
それどころか、名家ルクセンブルク家のヤン(ヨハン)と結婚しました。
ヤンは1310年にボヘミアを占拠し、ボヘミア王になりました。
ジンドリフとアンナはまたまたケンテルンに逃げ帰り、姉妹は訣別しました。
アンナはもともと美しいエリシュカに嫉妬していたみたです。

妹の仕打ちにうちひしがれたのか、アンナは23歳の若さで亡くなりました。
ジンドリフはその後、ブラウンシュヴァイク=リューネブルク家のアデレードと再婚、
サヴォイ家のヴェトリーチェと再々婚しました。

ちなみに短命だったルドルフ1世ですが、エリシュカ・レシュカと結婚する前に
フランス王フィリプ3世王女ブランカと結婚していました。

(参考文献 Wikipedia英語版)

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