まりっぺのお気楽読書

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オランダ王ウィレム3世妃 エンマ

2009-10-14 01:04:19 | オランダ王妃
老道楽者の驚きの再婚
ウィレム3世妃 エンマ・ファン・ヴァルデック=ピルモント


1858~1934/在位 1879~1890

エンマの実家はドイツの小さな公国ですが、様々な名家と縁組みをしています。
エンマの姉妹ヘレナはヴィクトリア女王の王子オールバニー公レオポルトへ、
マリーはヴュルテンブルク王ヴィルヘルム2世へ嫁いでいます。

     

そしてエンマも王妃ソフィアを亡くしたオランダ王ウィレム3世の後妻になりました。

しかしですねぇ、ふたりの年の差41歳!
その上ウィレム3世は “ 当代随一の道楽者 ” と言われた浮気な王です。
エンマの前にも姉のパウリーネやデンマーク王女ティーラに求婚してました。
60歳すぎて… お元気ですね。

再婚の翌年、ふたりには王女ヴィルヘルミナが生まれます。
ウィレム3世にはソフィアとの間に3人の子がいましたが
1890年にウィレム3世が亡くなった時、生存していた子供はヴィルヘルミナだけでした。

10歳のヴィルヘルミナが女王として即位したためエンマは摂政に就きます。
女王が18歳になるとその座を退き、王太后として晩年を送りました。
1934年、気管支炎の合併症で亡くなりました。

その後オランダはドイツの侵攻など存亡の危機に立たされます。
危機に立ち向かう娘の側にいて助けたかったでしょうね。
それともそんな悪夢を見ずにすんで良かったのかしら?

お写真から想像するに心が広そうで、包容力がありそうで、頼りになりそう。
政治的なことでなく、恋愛のことや今夜のおかずの相談にのってほしい感じですよね。

             
           若い頃も、なんて言うか…庶民的なお顔ですね

(参考文献 Wikipedia英語版)

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