劇団水中花のプロデュース公演「漣」を撮りに行った。
小屋入りを含めて4日間の撮影。
思えば2年くらい前。
「宇宙をテーマにした演劇を作る!」
とプロデューサーに言われ、なんだそれ?と思っていたのが懐かしい。
そこからプレ公演やミュージックビデオや予告編や他にも色々と、これに関する映像を作っていたので、それなりに長い期間関わり続けてきた。
出演者の皆さんは初めましての人が多かったけど、そういう映像作りでもう何度も見ている人たちだ。
撮影時に少し会うだけだから向こうはボクのことなんてほとんど知らないだろうけど
こっちは編集もしてずっと姿を見ているから思い入れもある。
そんな人たちの舞台。
良かった。
いい舞台でした。
宇宙の演劇と聞くとどうしてもスターウォーズっぽいのを想像してしまい、いつも家族をテーマに感動的な話をしている劇団がこれからどうなっちゃうんだ?
と心配していたけど全くそんな事はなく、ダースベイダーも出ることはなく、この劇団のいつもの雰囲気を保ったお話で安心しましたよ。
公演後、団長はもっと出来たはずと悔しがっていたけどね。
ちょっとしたミスとかが気になったらしい。
3回公演だったけど、こちらから見ている分にはどの回も良かったと思うけどな。
まあ、演出家としてはこれが10回公演でも満足できないものなんだろう。
演劇関係者がいっぱい来ていて、ボクもそれなりに長いこと演劇を撮っているので、知っている人がちょこちょこ来る。
この数年間あまり会う機会がなかった人たちも多いので、お元気そうに観劇に来ている姿を見るだけで嬉しかったな。
中には10年ぶりくらいに会うような人もいて感慨深かった。
最近次々に色んなことをしていて、これからどうなっていくのか分からない劇団だけど、次の作品も楽しみにしておこう。