シングル

スーパーを歩いていると、偶然マサキに遭遇した。
何にも考えてない素の状態の時に、こういう人に会うと困るね。
普通の人なら挨拶して済むけど、マサキとかだと真剣に笑わせなくては
ならない。
でもボケーっと買物してただけだから、急に遭遇すると非常に困る。
咄嗟に言葉も出てこず、「あわわわわっ」となってしまうだけだ。
偶然遭遇する時は事前に連絡くれなきゃ困るよ！まったく…。
夜はいつものようにテニス。
いつものようにクジでチーム分けをして試合をしていく。
ダブルスだ。
今日は人数が奇数だったので、やむを得ず１人だけシングルとなる。
その結果、Ａ氏がシングルとなった。
クジによって決まった順番により、試合開始。
が…
Ｒ氏のパートナーであるＩ氏が動かない。
ダブルスのハズが、Ｒ氏がほとんど１人で動いている。
たまにボールが飛んできても避けているＩ氏。
ドッヂボールじゃないんだから…。
やる気ないなぁ。
相手がＡ氏だったので、もはやダブルスではなくシングルスになって
しまっている。
Ｒ氏がバテバテになりながらもどうにか全チームとの対戦が終わった。
まだ時間があるので、再びさっきのクジによりチーム変えをした。
と…
今度シングルになったのはなんとＩ氏！！
あ～あ！
サボってた罰があたったな！
不満たらたらながらも、渋々試合に望むＩ氏。
１人だったら動かないわけにはいかないもんね。
試合中もずっと文句言ってたけど、意外と上手く打ち返せてたよ。
やっぱ上達の為にはこうして強制的に動かさないとダメだね。
だって、やれば出来るんだもん。
次からＩ氏は問答無用でシングルにしたほうがいいな。

きさく

Ｉ氏と愚妻と食事に行った。
中華屋というか、定食屋というか、そういう店に行った。
始めて行く店だが、なかなか盛況だ。
量も味も申し分なく、いい店でしたよ。
おばちゃん３人くらいで切り盛りしていたが、バタバタと忙しそうだ。
ボクらが食べていると、徐々にお客さんが減っていく。
店内ではＴＶのクイズ番組が流れてたんだけど、ボクらはそれを見なが
ら食事をしていた。
難しいクイズで、ボクらは画面に釘付けになって真剣に見ていた。
う～ん…。
唸って考えるボクら。
ふと横を見ると、唯一残っていたお客（推定４０才・男性）も真剣に画
面を見ている。
絵の変化を探すという、集中して画面を見るクイズなのでみんな必死だ。
と、後ろを見ればレジのとこで店員のおばちゃんも真剣になってみてい
る感じだ。
いや、お客はともかく店員のおばちゃんがそんなに真剣にテレビに夢中
になるハズないな。
他の店員のおばちゃんは忙しそうに働いてるし、たまたまテレビのほう
を見てただけに違いない。
そう思いながら食事をし、再びテレビに目線をやると…
出てきてる～！！
さっきのおばちゃんがテレビの前まで出てきてる～！！
テレビにかぶりつきになって真剣にクイズを見ている店員のおばちゃん。
ちょっとは仕事してるフリとかしろよな～。
まあ、なかなか気さくな雰囲気で良かったけどね。

激写失敗

テニスに行った。
ボクは右脇腹痛が治りかけているとはいえ、まだテニスはやらないほう
がいい。
と思いながらもテニスに出掛けてしまった。
で、打っちゃいけないと思いながらも打っちゃった。
最初は大人しく見てたんだけど、見てるとウズウズして《左手なら大丈
夫かな？》と思ってコートに立つ。で、左手でやっていたんだけど、ま
どろっこしくなってきちゃって結局右手でゴンゴン打ってしまった。
普通に試合もしちゃった。
普段はこんなにテニス熱心じゃないクセに、出来ないと分かるとやりた
くなるんだよね。
さすがに途中でやめたけど、あれを最後までやってたらまた悪化してた
だろうなぁ～。
そういや今朝。
コンビニに行ってパンとかを買ったんだけど、ボクがお金を渡したら店
員の兄ちゃんがそのお金をバラバラッとこぼしてしまったのね。
慌ててそのお金を拾う兄ちゃん。
カウンターの上に落ちたお金を拾ったのだが、ボクが渡したのは７００
円。
あと５００円足りない。
店員の兄ちゃんもボクが渡した金額は見ていたから、「あれ？」という
様子で５００円玉を探していく。
そしたらさぁ。
あったの！
意外なとこに５００円玉はあったの！！
ボクの想像を超えた場所にあったの！！
なんと！
店員の兄ちゃんの服の上（ヘソの辺り）に乗ってるの！！！
立ってる状態なのに、５００円玉がヘソ部分で止まってるの！！
すんげぇ～～！！
奇跡だよ！奇跡！！
もう面白くってさぁ～。
店員の兄ちゃんに言おうかどうか迷ったね。
こんな奇跡は滅多にないから、言う前に写真撮ろうと思い慌てて後ろに
売ってあるカメラを取りに行こうとしたら…
チャリン！
と、５００円玉は落ちてしまったよ。
残念。
あの写真あったら家宝に出来たのになぁ…。

記憶力

東京に住むＩ氏から電話があった。
「あ、どうも…」
とボソボソと話しはじめるＩ氏。
声が 暗い。
どした！？何か不幸事でもあったのか？？
と思って聞いてみたらどうも違うようだ。
「今日、メイド喫茶に行ったけど、思ったより楽しくなかった」
との事。
それでガッカリして声が暗かったのね。
つまんない事で落ち込んでるなぁ。
以前も行った事があるというＩ氏だが、以前行ったとこは「お帰りなさ
い御主人様」とか言ってくれて良かったのだが、今回のはそんなサービ
スが全くなかったらしい。
ふ～ん。
メイド喫茶にもいろいろあんのね。
しかし、ボクも行ってみたいなぁ。
店内で「萌え～」とか「キターーー！！」とか叫んだりするんでしょ？
いいなぁ。
楽しそうだなぁ。
大分のパークプレイスとかに出店してきてくれたら、毎日通うのに…。
と、話し変わって夜。
そのパークプレイスに愚妻と共に行ってきた。
２人でボンヤリ歩いていると、とある店先に立っている人と目があった。
ん？？
なんだかこっちを見ているなぁ。
どこかで会った事あるような気がするけど…。
と、愚妻にペコッと頭を下げてきた。
愚妻もそれに答えて頭を下げる。
愚妻の知り合いか？
と思うと、ボクにもペコッと頭を下げてくる。
ん？？
確かにどこかで見た事ある人だ。でも誰だったか…。
横にいる愚妻を見ると、ボクと同じような顔をしている。
こいつも分かってないな！
こうなったら自力で思い出すしかない！
思い出せ！自分よ！相手の人に失礼にならないように早く思い出せ！
記憶の全てをさらけ出せ！！
が、どうにも思い出せない。
そんな様子に気付いたようで、相手の人が
「Ｔ吹奏楽団の…」
と言ってくれて正体が分かった。
ああ！ボクがよく出入りしているＴ吹奏楽団の団員の方ね！
言われたらボクも愚妻もすぐに分かったけど、ちょっと反省したね。
記憶力の向上をはからねば…。

ふるーちぇ

紅茶でも飲もうと、お湯を沸かして台所の引き出しを開けた。
ボクは滅多に開けない引き出しなのだが、開けてみてビックリ！
フルーチェだらけ！！！！
なんでこんなにも大量のフルーチェがあんのよ！
しかもイチゴ味ばっかり…。
どうやら愚妻がフルーチェ好きで、安売りの時になるとついつい買って
しまうらしいのだ。
しかし今のとこに住んで約１年。
ここでフルーチェなんか食べた事ないんですけど…。
どうやら愚妻は買うだけで満足してるようなのね。
引き出しの中にフルーチェが貯まっていくのが嬉しいらしい。
フルーチェコレクターだ。
世の中にはいろんな物をコレクションする人がいるが、フルーチェをコ
レクションしているのは愚妻ぐらいじゃなかろうか。
へんなの！
ま、金のかからない趣味なんでそれはいいけど、いくつも賞味期限切れ
てるのがあるんですけど…。
勿体ないなぁ。
せめて期限切れ前に食していけよな。