店員失格

ガソリンスタンドにてガソリンを入れる。
最近はセルフで入れる事が多いのだが、今日は普通のスタンドに行って
みた。
店員の兄ちゃんに「レギュラー満タン、現金で！」と告げ、満タンにな
るのを待つ。
元気よく笑顔でガソリンを入れ、フロントガラスを拭いていく兄ちゃん。
やっぱガラスを拭いてもらえるってのはありがたいね。たまには普通の
スタンドも悪くないなぁ。
なんて事を考えながら、運転席横のドアのとこにヒジを置いてボンヤリ
待っているボク。
そして運転席側に来た兄ちゃん。
いきなり
ドグンッ！！！
と、ボクのヒジを突き飛ばすではないか！！！
当然ボクはガクッと頭が揺れる。
何すんだ！？
と思って兄ちゃんのほうを見ると
「すいませ～ん」と笑顔で後部座席の窓のほうへ向かって行った。
おいおい！！
窓が閉まってると勘違いして拭こうとしたんだろうなぁ。
ありえないわ！
スタンドの店員とは思えない行動だね。
素人でもそんなの分かるってのに…
スタンドの入社試験に「この窓は開いてるか閉まってるか答えよ！」っ
てのを入れて、間違った人は落とすべきだわ！
ったく…。

グリグリ

Ｒ氏から電話があった。
ビービーガーガーとノイズが入る。
さらにＲ氏の声もあまり聞こえない。
Ｒ氏が必死で「もしも～し！」と呼び掛けてきて、ボクもそれに答えて
いるのだがどうも会話が成立しない。
電波が悪いんだろうなぁ。と思っていたが、どうも違うみたいだ。
ボクの携帯がおかしいようだ！！
マイクのあたりをグリグリしたら、ノイズの音が変わる。
つまり、ボクの携帯のマイク部分の接触か何かが故障してるのだろう。
あ～あ。
まだ買って半年も経ってないのになぁ。
しばらくグリグリしたら普通に会話出来るようになるんだけど、その後
他の人から電話がかかってくるたびにビービーガーガーとノイズが聞こ
え、相手は「もしも～し！！！」と連呼している。
早いとこ修理に行かなくちゃなぁ。
こんな場合ってすぐに治るもんなのかねぇ？
というわけでボクの知人のみなさん。
しばらくボクに電話をしても最初のうちはビービーうるさいですが、気
長に待ってて下さい。
その間、ボクは必死でマイク部分をグリグリして通話出来るように調整
しますんで…。

６００

大分市議会選挙が行なわれていたので、投票に行ってきた。
候補者にたいする予備知識は全くない。
友達各位から「●●に投票を！」と言われていたのに、その候補者達の
名前も覚えてない。
ま、そもそもあちこちから頼まれてるから、その中の１人に投票するの
は他の友達にたいする裏切り行為になりそうだからね。
とりあえず投票会場に着く。
投票用紙を渡されて、いざ投票箱の前へ。
さてさて、誰に投票しましょっかねぇ。
ゆっくり考える暇はない。
横では監視員が目を光らせているのだ。
「選挙違反は許すまじ！」と目をギラギラさせている。
せっかくの日曜日にわざわざこんなとこで監視員をさせられてるせいか
殺気立っているのが分かる。
ボクがちょっとでもモタモタしたら即刻駆け寄ってくるだろう。
そしてボクは連行されていってしまうのだ。
焦る。
ちょっとでも投票箱の前でもたついてたら、ギラギラ監視員がかかって
くる！
とりあえず誰か書かねば！
もう誰でもいい！
目についた名前を書いてやれ！！
ボクは『いかにもこの人に市政を託したく、この人に投票する為にここ
に来たんですよ』という余裕の表情をしながら、適当に選んだ顔も知ら
ない人の名前を記入して、冷や汗を拭いながら投票会場を後にした。
いや～、投票って疲れるものだね。
で、夜。
選挙速報をやってたんだけど…。
大分って３０００票集まれば当選すんのね。
なんかずいぶん少ない気がするけど、こんなもんなのかねぇ～。
ちょっと頑張ればボクでも当選しそうな気になってくる。
あ、そういやボクが選んだ人は通ったかな？
と、名簿を見ていくと………
最下位！！
なんと最下位！！！
しかも６００票しか入ってない！！！
６００票って…
ありえない数字だわ。
生徒会長決める選挙じゃないんだから…
何だかなぁ～。

ニュー靴下

靴下に穴が開いてる。
最近よく穴が開く。
足がでかくなったのか、爪が伸びてるのか…。
靴下というのは穴が開いてしまったらもう履けない。
１００円以下で靴下を買える時代だから、昔みたいに縫ってまで履く人
も少なくなっただろう。
しかしこのまま捨てるのは勿体ない。
ちょっと切ってみたらどうだろうか。
斬新なデザインになるかもしれない。
とりあえず指の付近を全部切ってみた。
おお！
結構快適だ。しかもかっこいい！
指先が開いた手袋があるが、それの靴下版だ。
さらに、かかと部分もバックリ切ってみた。
これまた快適！しかもかっこいい！
通気性もいいし、滑り止めも効く。
さらにさらに、スネ付近も丸く切る。
ワンポイントで開けてみたのだ。
う～ん、いいねぇ～。
こりゃ流行るんじゃねぇの？？
最近は、ちっちゃい足袋のような靴下が流行してるみたいだし、これが
流行らない理由はない。
さっそく愚妻に自慢してみる。
と…
「そういうのもう売ってる」との事。
ちくしょ～、一歩遅かったか…。
もうちょっと早く発明してりゃ、特許成金だったのに…。

白髪

髪を切りにいった。
知り合いのＩ氏が働く美容室だ。
イスに座るなり、Ｉ氏が「うわっ！！」と声をあげた。
なになに？？どした？？
「白髪が～！！」とＩ氏。
白髪が極度に増えているようだ。
ここ数カ月は撮影の為にちょくちょく髪を切っている。
月に１回は必ずＩ氏に切ってもらってる。
そのＩ氏が「増えた」と驚くくらいなのだから、かなり増えちゃってる
んだろう。
自分じゃ気付かなかったのだが、確かに横後頭部あたりに白髪が密集し
ていた。
この１年くらい、自分の白髪が増えてるのは知ってたけど、こんなに一
気に増えるとは…。
父・康彦も真っ白だから遺伝なんだろうなぁ～。
あ～、やだやだ。
最近かなり忙しいから、そのせいで増えたのかなぁ。
ちょっとやそっと抜いたくらいじゃ追い付かない量なんだよねぇ。
もう正式に、次回染める事をＩ氏に依頼しましたよ。
３２才にして白髪染めか…。
情けない…。