６００

大分市議会選挙が行なわれていたので、投票に行ってきた。
候補者にたいする予備知識は全くない。
友達各位から「●●に投票を！」と言われていたのに、その候補者達の
名前も覚えてない。
ま、そもそもあちこちから頼まれてるから、その中の１人に投票するの
は他の友達にたいする裏切り行為になりそうだからね。
とりあえず投票会場に着く。
投票用紙を渡されて、いざ投票箱の前へ。
さてさて、誰に投票しましょっかねぇ。
ゆっくり考える暇はない。
横では監視員が目を光らせているのだ。
「選挙違反は許すまじ！」と目をギラギラさせている。
せっかくの日曜日にわざわざこんなとこで監視員をさせられてるせいか
殺気立っているのが分かる。
ボクがちょっとでもモタモタしたら即刻駆け寄ってくるだろう。
そしてボクは連行されていってしまうのだ。
焦る。
ちょっとでも投票箱の前でもたついてたら、ギラギラ監視員がかかって
くる！
とりあえず誰か書かねば！
もう誰でもいい！
目についた名前を書いてやれ！！
ボクは『いかにもこの人に市政を託したく、この人に投票する為にここ
に来たんですよ』という余裕の表情をしながら、適当に選んだ顔も知ら
ない人の名前を記入して、冷や汗を拭いながら投票会場を後にした。
いや～、投票って疲れるものだね。
で、夜。
選挙速報をやってたんだけど…。
大分って３０００票集まれば当選すんのね。
なんかずいぶん少ない気がするけど、こんなもんなのかねぇ～。
ちょっと頑張ればボクでも当選しそうな気になってくる。
あ、そういやボクが選んだ人は通ったかな？
と、名簿を見ていくと………
最下位！！
なんと最下位！！！
しかも６００票しか入ってない！！！
６００票って…
ありえない数字だわ。
生徒会長決める選挙じゃないんだから…
何だかなぁ～。