MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

墨汁

2008-01-05 | Weblog
親戚の家に新年のご挨拶へ。

テレビでは『仮装大賞』が流れていた。
ボクも一緒になってそれを見ていると…

「今年は出ないの?」と親戚の1人がポツリとささやく。

かなり前の話になるが、ボクは友達数人と出場したことがあるのだ。
それを知っての発言だろう。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の、デロリアン号がパッと消えて火花がボッと出るシーン。
あれを再現したんだよね。

毎晩深夜まで友達数人がウチに集まって作業し、本番前日になってようやくデロリアン号が完成。
ではリハーサルしましょうかと、デロリアン号を近くの広場に運んでいる最中に、まさかの崩壊。
呆然とする一同。

しかたなく急遽、
「日焼けマシーン』(裸のボクに、後ろから数人が口に含んだ墨汁をぶっかけるというもの)で出場。
会場では結構笑いを誘ったものの

「おまえら汚い」

と審査委員長に一喝され、あえなく予選敗退。
無念の帰路についたものだ。

残ったものは墨汁まみれの海パンと、真っ黒になった耳の穴だけ。

あの時の無念を晴らさでおくべきか!

当時のメンバーと、いつかリベンジしよう!と言い続けてかなり経つ。
そろそろ機は熟した頃だろう。

本気で参加してみてもいいかもね。

賞金200万円をいただきにあがろう。

さて、その『仮装大賞』。
予選を勝ち残るための法則がある。

1、子供が出る。
2、一人で出る。
3、大人数で出る。

この3つだ。

どれかの条件を満たせば、かなりの確率で出場出来ると思う。

ではどうするか。

一人で出るってのはあまりにも寂し過ぎる。

だとしたら大人数だな。
この親戚の家だけでも7人いる。
さらに実家の家族や兄弟なんかを誘えば、軽く40人は集まるだろう。

友達も、声をかけたら50人くらいは軽く集まるだろう。

あ、ついでに子供もいっぱい入れちゃえ。
小学生から赤ちゃんまで、子供だけでも軽く10人は集まる。

そして以前出場した時のメンバーも再集結させる。
スタッフ入れて10人ほどいた。

騒ぎを聞きつけて、「オレも出場したい!」と名乗り出てくる人も30人ほどいると思う。

とすると…

総勢140人か。

これだけ大人数、しかも赤ちゃんから年寄りまでいる。
仮装大賞の傾向からして、予選突破しないわけがない。
なんだったら、誰か飼ってる犬や猫も出しちゃえ!
ペット出場は斬新と思うぞ。

人数さえ揃えば後は簡単だ。

海パン一丁のボクに、残り139人が口に含んだ墨汁をぶっかければいいのだ。

かなり壮絶な光景になるだろう。

会場は大爆笑、審査員は大絶賛、問答無用で予選突破→欽ちゃん慎吾ちゃんバニーちゃんの元へ。

と、順調に事が運ぶに違いない。

しかし…

そんな思いまでして優勝しても、賞金は一人あたり15000円程度。
予選会場である福岡までの交通費と墨汁代を差し引いて、手取り1万円程度。

う~ん…

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