MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

半額

2018-05-30 | Weblog
出かけていた帰り、スーパーに寄った。
初めて行くお店だ。

今夜はお惣菜でも買って帰りましょうかね。

と物色していると、店員さんが出てきて半額のシールを貼り始めたではないか。

しめた!

とは思ったものの、端から貼っているので、ボクが買おうとしているお惣菜にはまだまだ時間がかかりそうだ。

さあ、どうしよう。

店員さんの行動を目ざとく察知した奥様方が続々と集まってくる。
これだとすぐに取られてしまうぞ。
ボクもその人たちと一緒に、自分の希望するお惣菜に貼られるのを待つべきだろう。

でも恥ずかしい!

半額になるのを待っているんだ!と思われたくない!

もちろん周りはそんな人ばっかりなんだけどね。
でも自分だけは違うと思われたい。

お惣菜を手に取ったら、たまたま半額だったって事にしたいのだ。

誰もボクのことなんて見てないし、家から遠い場所だから知り合いに会うこともないのは分かっている。
自意識過剰だろう。

でも嫌なのだ。
プライドなのだ。

見知らぬ人がボクの姿を見た時「あの人、お惣菜取ったらたまたま半額だったのね」と思われたい。
「他の、欲の皮の突っ張った連中とは違うのね。ケチじゃないのね」と思われたい。
「立派な人なんだわ」と思われたい。

なので一旦その場を離れた。
そして何度もその付近を往復。

冷静を装いつつ、ボクが買おうとしているものにシールを貼られていないか横目でチェックする。
まだまだか。
そうこうしているうちに、奥様方はどんどん増えていく。

そうこうしていたら、遠くにいた愚妻が近づいてきて、適当な半額のを買って終わりましたわ。

もうシールとかいちいち貼らなくてさぁ。
これをレジに持って行ったら自動的に半額になるって設定にしてもらえないものか。
今どきチョチョっと調整したら簡単に設定出来そうなのに。

もっと度胸付けて、自ら店員さんに「シール貼って」と言えるくらいになりたいものだな。

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