かしい

福岡で行われる、愚妻の友達の結婚式へ。
実にめでたい。

と言ってもボクは二次会までガッツリ出席するわけではない。
なので昼から息子（５歳）と２人で過ごすことになった。

さて、どうしよう。
県外で２人だけで夜までしっかり遊ぶ機会なんて滅多にないんだよね。

よし。
たまには本気で遊ばせてやろうかな。

と、向かったのが『かしいかえん』。

福岡に昔っからある遊園地ね。
存在は知っていたけど、行くのは初めてだ。
どんなとこなのか楽しみに行ってみると…

おお。
古き良きって感じの佇まいじゃないですか。

大分県でいえば、ラクテンチ的。
東京でいえば、花やしき的。

最新絶叫マシーンがあるわけじゃなく、キャラクターのパレードがあるわけでもない。

電車の乗り物に乗ると、なんだか分からないウサギやらライオンやらの置物が中途半端に置かれていたりする。
ゴーカートの出入り口はベンチ椅子で仕切られていたりする。
色あせたドラえもんの乗り物（もちろん大山のぶ代の声）があちこちにあったりする。

どの乗り物もあまり新しさを感じさせない。



でもこれがいいのだ。
子供なら、むしろこういうのがいいのだ。

園内に入る時さ。
入場口の近くにあった、微妙な駐車場に停めたのね。

微妙なってのは、これがここの駐車場かどうかってのが定かじゃないからって事。
一応「駐車場代６００円」とは書いているけど、ゲートがあるわけでもなく、係の人がいるわけでもない。
どこで払うんだろ？
と思いつつ入場口に行くと、入場料と共に「駐車場はご利用になってますか？」と聞かれ、そこで徴収された。

でもなぁ。
これって言わなきゃ絶対に分からないんじゃないか？
だって、だーれも見てないんだよ。
それに実際、ボクの前後に並んでいた人は「駐車場使ってません」と答えていたしさ。

この、抜け道たっぷりゆるゆる具合。
ここらしくて実にいいシステムだよ。

園内ではたっぷり遊びましたわ。
予想以上に乗りやがって、フリーパス券にすれば良かったと後悔したけどさ。
ま、今日くらいは良かろう。

かしいかえんから出ると、結婚式のあったホテルに戻る。
新郎新婦が部屋をとってくれたから、今日は一泊するんだよね。

ちょっと休憩したあと、さらにトミカのお店に行ったり、オモチャ屋さんへ行ったり。
息子のほうから「もう帰ろうよ」と言うほどまでに遊ばせてやりましたわ。

帰りに晩ご飯を食べて帰るつもりだったのに、息子は「もう帰りたい」と言うので、仕方なく買って帰る事に。

ホテルの部屋で、ココイチのカレーを食べる親子。
なんだか妙にわびしい。

それに「帰りたい」と言ったのも、疲れたというよりもホテルの部屋で遊びたいってだけだったしさ。
昼間あんなに遊ばせたのに全く疲れる様子もなく、ベッドでぴょんぴょんしてやがりましたわ。
疲れた…。