MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

言わない

2017-09-22 | Weblog
雨がギリギリ止んでくれたので、テニスに行った。

数人でポコポコと打ち合っていく。
すると。

ピーポーピーポー

ちょっと離れたところから救急車のサイレンが聞こえてきた。
別に珍しい事でもないので、特に気に留めずに打ち続けていると、そのサイレンはすぐ近くで止まった。

あら?
この近所で?
姿は見えないけどどこ辺りだろうな。

ボクの実家はあるし、知っているご近所さんもいっぱいいる場所だ。
たいした事じゃなけりゃいいけど。
と、少し気になりつつもテニスを続けた。

今日は来れない人が多いから参加者少ないかと思ってたけど、どうにか5人集まった。
5人いりゃ普通に試合も出来る。
そろそろ涼しいかなと思ってたのにまだやっぱり動くと暑い。
汗だくになりながら、次々と試合をする。

するとしばらくして、タツヤ登場。
仕事の都合でいつも遅れてくるんだよな。
でも今日はそれより更に遅いからもう来ないと思ってたよ。

タツヤを加えて6人で、さらに試合を繰り返す。

そんな時、ふと思い出した。

タツヤの家も近所だから、彼はいつも歩いてくるので
「さっきその辺りに救急車来てたけど、どっかに停まってなかった?」
と聞いてみた。

すると

「ああ、あれ俺が呼んだんで」

と言う。

は?
なにその面白くない答え。
冗談ならもうちょっとマシな事言いなさいよ。

「いや、ホントに。そこのバス停のとこで人が倒れてたから慌てて電話した」

と言う。

どうやらマジっぽいぞ!
ホントにそうなのか!

だったら何故先にそれを言わない!

いや、普通すぐに言いません?
だって、人が倒れてて救急車呼んで、そのすぐ直後にテニスで知り合い数人に会ってんだよ?

普通なら真っ先に報告するでしょうが!
というか、言わずに我慢できるもんじゃないし!

言わずにいられないってのが普通の人だろうよ。

しかもたまたまボクがタツヤに聞いたから答えたけど、何も聞かなかったら言わないままだったと思う。

信じられんわ、この人。
別に隠しているとかじゃなく、ただ何も言わないんだろうな。

知り合って35年以上になるけど、まだタツヤについて知らない事がたくさんあるのかもな。
だってボクはたいして聞かないから。

宇宙人にさらわれた事があったり、外国のスパイだったり、魔法使いだったりするって事もあるのかもしれない。
今度、色んな可能性を考えて質問攻めにしてみよっと。