MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

少年の本

2017-09-13 | Weblog
とあるホールに行った。

ロビーを歩いていると、イスに座って熱心に本を読んでいる子供がいる。

小学校5年生くらいかな。
勉強してんのかな。
えらいな。
何気なく、その本を見ながら歩いていると…

本のタイトルを見て、思わず足が止まってしまった!

「チーズ図鑑」

なにそれ!
しかも結構分厚い本!

小学5年生の彼が読むような本じゃないでしょ!
しかもホールのロビーで。

でも彼はこちらを気にする事もなく、熱心に読んでいる。

図書館が併設しているホールだから、そこで借りてきたのかもしれない。

それにしても気になる。
本の中身にも興味あるし、なによりこの少年にも興味がある。

どういう人だ?
かなりのチーズ好きなのか?
将来、自分でチーズ作りをしようと思っているくらいのチーズマニアなのだろうか。

もしくは学校の宿題でチーズについて研究しなくちゃいけないのかもしれない。
考えにくいが、ありえない話ではない。

聞いてみたいなぁ。

「ほほぉ。チーズ図鑑ですか」

とでも言って話しかけてみるか?

いや。
まて。
ロビーでチーズ図鑑を読んでいるような彼だぞ。

ボクも同じ趣味だと思われ、チーズ談義になってしまったら何にも言い返せない。
チーズの種類なんて、6Pチーズくらいしか知らないもんね。
6Pチーズの赤いテープを引っぱって銀紙を剥がす時って、この歳になってもちょっとワクワクするんですよ。
なんて会話をして終わりだ。

マニアックなチーズ談義やチーズの歴史については全くついていけない。
今までチーズについて考えた事すらなかったよ。

結局少年に話しかける事はなく、そのまま通り過ぎましたよ。

いつかまた彼に会った時のために、チーズについて勉強しておくことにしよう。