MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

親バカ

2006-10-16 | Weblog

先日、A氏が飼っていたインコが他界してしまった。
生後まもないインコをA氏が偶然拾い丁寧に育てていたのだが、1ヶ月も持たなかった。
生まれつき体が弱かったみたいで、残念ではあるが仕方ない。
その間のA氏の溺愛っぷりは、凄まじいものがあった。

「あ~ちゃん!あ~ちゃん!(インコの名前ね)」と、猫なで声でインコと遊び、
「お腹ちゅいたんでちゅか?眠いんでちゅか~?」と、赤ちゃん語で語りかける。

見た目はマッチョ系のA氏だけに、そのギャップが気持ち悪い。

ボクのとこにも、何度も何度もインコの写メールが送られてきていた。
正直、まだ毛も生えていないインコの姿ってのは全く可愛くない。
顔なんてお爺ちゃんみたいだし…。

そうA氏に伝えても
「なんで??こんなに可愛いのに…。ねぇ~あ~ちゃん」
と、ボクの意見に聞く耳を持たず、それどころかこのインコの可愛さを切々と語ってくる。
親バカだなぁ。
こりゃどうしようもないわ。

と、そのインコが他界。
この2、3日悲しみにくれていたA氏だったが、今日の夜ウチにやってきた。
手には小さい箱を持っている。
中ではカサコソ小さい音がする。

ん?
これはもしや…

そう。
箱から出てきたのは、“2代目”あ~ちゃん。
インコがいないのが悲し過ぎて耐えきれず、さっき飼いに行ったらしい。
で、その帰りにウチに寄ったようだ。

先代よりも毛が生え揃ってしっかりしているが、先代が健在ならばこんな感じだったんだろうね。
「あ~ちゃん~!あなた、あ~ちゃんでちゅよ~!お腹ちゅきまちたか~?」
と、早くも親バカっぷりを披露するA氏。

ボクがボ~と見てると
「はい!いま写真撮らなきゃ!可愛い顔してんのに!」と、注意してくる始末。
言われるがまま写真を撮るボク。

ま、これくらい成長してたらちょっと可愛いからいいんだけど…
でも、ここで写真撮んなくても、これから先イヤってほどA氏から写メールが送られてくるだろうに…。
そしてまた『あ~ちゃん話』を聞かされ続けるだろうに…。

まだ独身のA氏だが、いつか結婚して子供が出来た時どうなるんだろう。
インコでこれなんだから、自分の子供となったら…
う~ん。
考えただけで怖いわ。