役に立つ？

Ｉ氏が勤める美容室に行ってきた。
２ヵ月ぶりなのだが、かなり伸びていた。
前髪がうっと～しくて、テニスの時は目にチクチク刺さってプレイに集
中出来なかった。
ようやくこれでスッキリ出来る。
Ｉ氏にチョッキンチョッキン切ってもらっていると、話した事もないス
タッフの１人が近付いてきた。そして
「こんばんわ。和田さんですね？いつもお噂を聞いてますよ」と言うで
はないか。
はぁ？何で？
Ｉ氏はこの人にボクに何を話してるんだ？
どうせＩ氏の事だから、陰でボクの事を褒めるような発言をしてないだ
ろう。
となると…
ボクの色白っぷりをバカにして話してるんだろうか？
ボクの貧弱っぷりをバカにして話してるんだろうか？
ボクの鼻デカっぷりをバカにして話してるんだろうか？
聞けば、ボクの住むビルが趣味悪い紫色に塗られたって話しをしてたら
しい。
どうやら、このスタッフの住むとこも趣味悪い真っ青に塗られてしまい
落ち込んでいたらしい。が、それからしばらくして、ボクのとこが趣味
悪い紫色に塗られていくのを見たようだ。「ここよりはマシだな」と思
い立ち直った…
という経緯があったようなのだ。
その話しを聞いたＩ氏が、そのビルに住んでいるボクの話題を出したら
しい。
ふ～ん。
そんな事があったのね。
この紫色もちょっとは人様の役に立ったって事か。そりゃ良かった。
あんまり嬉しくないけど…。