待ち受け

マサキとゲームのサッカー対決をした。
負けたほうが罰ゲームで、タツヤの写真を携帯の待ち受けにするのだ。
試合開始。マサキは日本、ボクはオランダを選択。はっきしいって戦力的に
負けるわけがない。日本なんて格下の相手だ。どう考えても勝つ。
が、先制ゴールはマサキ。前半３０分の出来事だ。さらに続けざまにゴール
を決めるマサキ。後半開始の時にはすでに３－０となってしまっていた。
こうなってしまったらボクのとる手段はただ一つ。相手をケガさせるしかな
い！
後半戦が始まる。ボクは手当りしだいにスライディングをしていく。主力級
の選手にケガして退場して欲しい。
さながら『野球マンガの１回戦でだいたい出て来る暴力高校』のようだ。
どんどんカードをもらう。黄色や赤色のカードがドンドン溜まって来る。
このカードが『遊戯王カード』だったらボクは小学生のヒーローだなってな
事を考えていると、いつの間にかボクのチームは９人になっていた。
相手を減らすつもりが自分のチームが減っていた。
そこからは防戦一方。ディフェンスするのが精一杯だったね。
というわけで今、ボクの携帯の待ち受けはタツヤです。