SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」

2011年06月15日 | 映画(ア行)

 3作で完結したX-MENシリーズのビギニングを描く。2年前に公開された、ウルヴァリンの誕生を描いた「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」も合わせて全5作となる。

 原題は「X-MEN: FIRST CLASS」で超能力学校1年生のイメージだ。

 キューバ危機という歴史上の事件の裏にミュータントの存在があったという作りだ。ケネディの演説も当時のニュースがそのまま使われる。

 アメリカ、ソ連がそれぞれミュータントに操られてキューバで一触即発の危機を迎える。それが回避されると、今度は人類共通の危機意識がミュータントに対して向けられる。

 シリーズの基本となる概念はこうして生まれたのだ、という前章なのだが、楽しめる。プロフェッサーとマグニートーの友愛と敵対が複雑に混じり合った感情や、味方が敵になっていく過程、満載のSFXと、ビジュアルのみではなく濃厚な人間のドラマも魅力になっている。

 彼らの後の姿を先に見せられた形になっているので、それを知っている観客にはさらに味わい深い登場人物や台詞が散りばめられている。未見の人はこれから旧作を見ても、タイムラインに沿ってストーリーの展開を楽しめるだろう。


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