三池崇史監督の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」予告編に続いて本作が始まった。ああ、これも同じ無国籍映画かという第一印象。でも一応日本ではあるらしいので「無国籍風」と言うべきか。
空港建設にゆれるの大人同士の確執と、一方で、転校生を巡る子供たちの世界がファンタジーとして描かれる。そのための誇張し、デフォルメされた演技が一見、ユーゴスラビアの映画作家エミール・クストリッツァ作品的な雰囲気である。
リアルな映画と一線を画するこの雰囲気に入り込めるか、最初に感じた違和感を最後まで引きずるかで評価の別れる作品だろう。
オリジナル脚本で「芸術的」であろうとした意欲は分かるが、それが芸術作品になりえたかどうかはまた別の問題である。ただ行定監督の最近作「世界の中心で・・・」「春の雪」などに比べるとはるかに面白かった。
冒頭で青年(柏原崇)が語る回想が描かれるわけだが、その相手が「2001年宇宙の旅」のPanAmスチュワーデスのような時代錯誤的デザインのコスチュームに身を包んでいたり、回想でそこから10数年さかのぼる主人公・神木隆之介少年は現代語をしゃべっていたりと、国籍だけでなく時代も特定しない作りになっている。
空港建設にゆれるの大人同士の確執と、一方で、転校生を巡る子供たちの世界がファンタジーとして描かれる。そのための誇張し、デフォルメされた演技が一見、ユーゴスラビアの映画作家エミール・クストリッツァ作品的な雰囲気である。
リアルな映画と一線を画するこの雰囲気に入り込めるか、最初に感じた違和感を最後まで引きずるかで評価の別れる作品だろう。
オリジナル脚本で「芸術的」であろうとした意欲は分かるが、それが芸術作品になりえたかどうかはまた別の問題である。ただ行定監督の最近作「世界の中心で・・・」「春の雪」などに比べるとはるかに面白かった。
冒頭で青年(柏原崇)が語る回想が描かれるわけだが、その相手が「2001年宇宙の旅」のPanAmスチュワーデスのような時代錯誤的デザインのコスチュームに身を包んでいたり、回想でそこから10数年さかのぼる主人公・神木隆之介少年は現代語をしゃべっていたりと、国籍だけでなく時代も特定しない作りになっている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます