ひろの映画見たまま

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「母と暮らせば」、吉永小百合、二宮和也主演の母もの映画

2015-12-25 17:24:20 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

山田洋次映画好き、吉永小百合、二宮和也好き ☆☆☆☆

母もの映画だが、息子が幽霊というのがみそ。そのためファンタジー色が濃い。

終戦70年記念ということで、2015年を締めくくる映画となった。

舞台が長崎なのは、二つの意味がある、原爆が投下されたことと、キリスト教が盛んなこと。

この二つをテーマとして、母子を描いている。

この映画のいろどりは、息子の婚約者だ。黒木華が演じ、山田組の貫録を見せる。


冒頭、長崎での原爆投下が映像として描かれ、戦争、アメリカを象徴している。

息子が生きていた戦争時代の物語を混ぜながら、母の愛と、息子の嫁の愛を描いて見せる。

長崎大学医学生という、まだ二十歳そこそこで亡くなった息子。

その若き命が一瞬にして持ち去られた悲劇。それは、今のテロの悲劇とは比べ物にならないものだ。

ただ、この映画は、淡々と母子を描くことで、力んではいない。


長崎は、キリスト教の街。

日本全体から見ればちょっと異質だ。

それがこの映画をどのように解釈するかの原点かもしれない。

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1 コメント

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母と暮らせば (大正の黄門)
2015-12-25 19:12:43
「黄色いハンカチ」以来山田監督会心の作品だと思いますが、特に冒頭でインク瓶が溶けて行くシーンが圧巻でした。老けて行く母親吉永小百合はやはり美人だ、上海帰りの叔父さんが想い寄せるのも分かる様な気がします。
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