おすすめ度 ☆☆☆★
アクション映画好き ☆☆☆☆
フィンランド映画 R15+
“世界一幸せな国フィンランドから届いた血煙り爆アガりのマッド・エンターテインメント!"
ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに祖国を焼かれたフィンランド。<ツルハシ1本>と<折れない心>で敵を討つ“絶対に死なない”伝説の老兵の壮絶バトルがはじまる!
タイトルの「SISU(シス)」とはフィンランドの言葉で、日本語への正確な翻訳は難しいが、すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神のような意味合いを持つ。
金を奪ったナチスを追跡し、たった一人、しかも金を掘るつるはし一本で戦車を含めた集団を皆殺しにするのだ。地雷原に追いやられ機関銃で狙われるは、川の中に逃げるも追跡されるは、そして縛り首で吊るされるなど、ありとあらゆる危機を乗り越えていく。この危機と反抗のデパートみたいな展開で1本の映画を作る割り切りさに恐れ入った。加えて、その間の人体がぶっちぎれ飛び交う「ゴア」描写も相当なもの。
戦車に立ち向かい、極寒の湖底で敵を待ち伏せし、最後は「ミッション:インポッシブル」顔負けの空中戦にも挑む。「ツルハシ1本」は盛り過ぎだが、身近な物を武器に戦い抜く姿に思わず拍手を送りたくなる。
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