おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
実験的映画 ☆☆☆★
プロデューサー、脚本家、小説家として数々の作品を手がけてきた川村元気が2019年に発表した同名小説を、自ら長編初メガホンをとって映画化した。
映像的にはきれいだが、消化不良な映画。
原作や、ネタバレをみて、何とか理解できたが、映画は、説明を放棄しているので、訳の分からない映画に。
認知症を扱っているので、その辺は、菅田と原田の演技力で何とか見れるのだが。
問題は、母親が、息子を置いて駆け落ちしたことにあるのだが、その辺をはっきり描いていないのがポイント。
認知症の描写も、間接的に描かれることが多く、心象風景で描くため、分かり難い。
最後の半分の花火も、聞き逃さないように注意しないと置いて行かれる。
頭でっかちの映画。
それを良しとするか?
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