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「影裏(えいり)」、綾野剛と松田龍平の共演で映画化したヒューマンミステリー。

2020-10-13 16:53:25 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

文学作品好き ☆☆☆★

原作は、第157回芥川賞を受賞した沼田真佑の小説「影裏」。

監督は、「るろうに剣心」「3月のライオン」の大友啓史。

芥川賞作品らしく、間接表現で淡々と描かれているので、ある意味退屈する。

ただ、綾野剛、松田龍平という役者の存在が、その裏を匂わせる。

転勤で岩手に移り住んだ今野、同僚の日浅に心を許し打ち解けていく。

ゲイでもある今野(綾野)は、日浅(松田)にキスを仕掛けるがかわされる。

前半の綾野は、パンツ一丁だったりして、男くささを匂わせる。

後半、日浅が失踪、現れたかと思えば互助会の勧誘。

そして、関東大震災。

行方不明になり、父や兄に様子を聞きに行くと、捜索する気もないという。

題名の「影裏」だ。

川釣りのシーンが多く、重要な役割を担う。

大友監督のスタイリッシュな演出は、あくまで間接表現に徹し、難解さを引き起こしている。

まあ、綾野と松田の演技を見るだけでもいいとするか。

岩手のご当地映画でもある。

コメント
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