ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「クロノスコントロール」、生き残った若い男女が、オーロラを目指して!

2018-10-21 17:33:47 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆★

カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018」で上映

アメリカ・スイス合作

2020年、世界最大のロボット製造会社の社長エライアスが、戦争撲滅を目的とするロボット「クロノス」を発表。しかしそれは、人類を排除するための破壊兵器だった。97年後、残り少なくなった人間たちは、ロボット軍から逃げ回りながらひっそり暮らしていた。

10代のアンドリューとカリアは、ロボットの恐怖にさらされずに暮らせるという「オーロラ」を目指す。

二人の冒険譚のように見えるが、実は、アンドリューはエライアスがオーロラの場所を突き止めるために送り込んだヒューマノイドだった。

全体に盛り上がりに欠け、ご都合主義の展開においてきぼりを食う。

エライアスをジョン・キューザックが演じ、もったいぶるが、不発。

まあ、二人の恋話に徹すればよかったか。

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「早春」、不倫がテーマの小津作品!

2018-10-21 15:30:48 | NHKプレミアムシネマ

おすすめ度 ☆☆☆★

1956年作品。 144分の長尺

美男美女の池部良、淡島千景共演というちょっと珍しい小津作品。

さらに亭主の浮気という、うっとうしい話。

だが、小津は淡々と当時のサラリーマンの悲哀を描いて、様々な社会問題や、人生問題を描いていく。

丸の内という一等地のサラリーマン。

今と違って、若者たちも、麻雀やパチンコ。そしてグループでの飲み会。日曜日はピクニック。

当時にとっては、ちょっととびぬけたおてんば娘「金魚」。

夫は、成り行きで、関係を持ってしまう。

妻は敏感。

それから二人の確執。

山田洋次の作品がコメディに対して、シニカル。だがどことなくそこはかとない雰囲気。

達者な役者の存在で、戦争をも皮肉る。

やはりそのセリフの重み。

ラストは、前途を暗示して幕。

 

 

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