ひろの映画見たまま

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「希望のかなた」、アキ・カウリスマキ監督の難民コメディ!

2018-01-29 17:05:09 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

社会問題映画好き ☆☆☆☆

フィンランド映画

あまり知らない国、フィンランド。

そこに逃れてきたシリア難民のカーリド。

難民申請すれど、軽くあしらわれ、ネオナチに襲われる。

一方、初老のアパレルのセールスマン・ヴィクストロム、シャツの在庫を処分した金で賭けをして一発逆転大儲け。

レストラン経営を目指す。当初すし屋を開くアイデアマン。

カーリドは、レストランの裏で勝手に寝泊まりしていたところを見つかり、そこで働くことに。

カーリドの願いは妹を探し出し、救い出すこと。

無表情で、無口な人々、でも実は人情味あふれる人々は、カウリスマキの独壇場。

で、そこここに巡らされるコミカルな演出の数々。

それは、母国の難民に対する態度への怒りだ。(日本はどう考えるべきなのか)

不寛容の時代を、寛容にするすべは。

カウリスマキは問うている。

ラストの結末が暗示。

所々で挟まる音楽が救い。決して暗い映画ではない。それは、温かみがあるからだ。

 

 

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