ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「セインツ 約束の果て」、強盗と妊娠した女性の望まれる逢瀬

2014-09-22 19:13:00 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

クライムサスペンス好き、西部映画好き ☆☆☆

1970年代のテキサス。

広大な原野、粗末な民家、逆光でとらえた風景が実に美しい。

愛を交わす二人、そして女は妊娠。

最期と決めた強盗で、警官を撃ってしまい、夫は刑務所へ。

女は、子供を抱え、ずっと夫の帰りを待つ。

純愛物語は、西部の背景と音楽が似合う。

セリフも状況説明も少ない。

行間から読み解く、二人の愛の深さ。

4年後、夫は脱獄を重ね、ついに女性の元へ帰ってくるのか。

その演出と演技の確かさゆえに、海外や批評家には受けのよい作品だ。

だが、強盗という罪と、殺人(傷害)という罪を背負った二人。

実際は、警官を撃ったのは女性だった。男はその罪をかぶって刑務所に。

そんな二人の関係が、切ないが、やはり、強盗の動機がはっきりせず、

罪の償いでもない行為に、やはり、引いてrしまう。

ラストの悲劇も、それが報いとしかいいようのない展開。

男と女がいいだけに余計感じてしまう。
コメント
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